Saturday, February 13, 2010

鍵を忘れて家をでちゃった友達の話

半年程前の話。

仕事中に友達から「緊急のお願い」というタイトルでメールが入って来た。プライベート用メールアドレスだけではなく、仕事用メールアドレスにもメールを送ってくるという切羽詰まりようである。

なんでも家に鍵を忘れてドアを閉めてしまったらしい。(日本ではあまりない話だと思うが、アメリカでもドイツでも、ドアは鍵無しで閉まる)
しかもその日は旦那さんは出張中だった。
しかもその日は携帯電話のバッテリーが切れてしまい、大家さん(70kmぐらい先に住んでいる)の電話番号がわからなかった。アメリカでは普通大家さんは合鍵を持っているので、大家さんの電話番号がわかれば、来て開けてくれる。

ということで「助けてー」というメールであった。
「いいよー」というメールを送って、とりあえず私のアパートの前で待ち合わせをした。

そのまま旦那さんが帰ってくるまで、遠慮なく私のアパートに二泊でも三泊でも泊まっていれば良かった。しかもその日は私はパーティに行く予定だったので、「一緒にパーティも行こうよ!」とも言っていた。
しかし友人は「二泊三日もしたら悪いわ」とでも思ったのか、他に理由があったのか、「日本人ぶり」を発揮してしまった。アメリカに4年ぐらいいるのにこの「遠慮」はちょっと不思議である。(←不思議に思うのは「日本人」が抜けてきている私だけ?)

私のアパートに来て、友達はLocksmith(を開けたり、取り付けたりしてくれる人)をインターネットで探しだし、電話をしてドアをあけてもらうことにした。友人のアパートに来た業者は鍵のところに穴をあけて壊して(なぬ!)開けたそうな。アパートのビルの入り口のドアと、アパートの入り口のドアの2枚。その後鍵穴を交換してドアを閉じるのも含めて、かかった経費は、なんと

529ドル(5万3000円ぐらい)

クレジットカードでも小切手でもなく、現金払いを主張し、車でATMのところまで連れて行ってくれる親切さ(?)である。 友人はATMで現金を引き出し、請求書にサインをしてコピーを受け取った。(いや、払わなくって誘拐されちゃっても困るから、おとなしく払っておくのは、私は正解かなと思うが)
後で気づいたらしいが、普通の請求書のように金額が大きく書いてあって、下の方にちいさくウェイバー(「私は文句を言いません」という文章)があった。サインしてしまったら後の祭り。。。。

友人は、請求書にある住所をグーグルで検索したが、何も出てこなかった。
請求書には、電話番号もファックスも、もちろんメールアドレスも記載されてなかった。
「質問があったら普通郵便で問い合わせて下さい」って書いてあった。

私も友人も30ドルぐらいだろうと勝手に思っていた。まさか529ドルもするとは思わなかった。誰が何を言おうと、これはぼったくり。困っていてどうにもならない人を狙ったぼったくり。むしろ「本業泥棒なんでは?」とかも思ってしまう。
友達は憤怒で死にそうだったらしい。「こんなことならおとなしくホテルでも泊まって(旦那さんを)待っていたら良かったー!!!」と怒っていた。しかも「529ドルもあれば、結構いいホテルに泊まって優雅にできたのにー!!!」まで言っていた。
いやはや、いま思ってもすごい話である。
話を聞いた直後、試しにグーグルでLock smithで検索してみた。 
(ランダムにLocksmithを選ぶとお金がかかります)
A-best Locksmith Avoid Scams
(Locksmithのぼったくりの避け方)
ということで、Locksmithのぼったくりはやっぱりいるようである。そのLocksmithのぼったくりネタのウェブサイトを送ってあげたら、友人はさらに怒っていた。(そういや、「引っ越し業者ぼったくりリスト」というのも昔誰から受け取ったので、それも見つけたらブログに載せようっと)

なんでも、イエローページのLocksmithの電話番号はローカル(近所)のLocksmithにつながるようにみえて、実はコールセンターみたいなところにかかる。そこから提携Locksmithに連絡がいくとのことである。こういうのは大抵怪しいLocksmithである。だから、近所のLocksmithの電話番号(例えばボストンだったら電話番号は617で始まるから、近所)と思っても、全然違うところから来るので注意。

しかも、このビデオによると、彼らは鍵を交換した後、また戻って来て、合鍵で家に入って泥棒するようである。おわーーーーー。 


さて。
私も鍵を忘れてしまう可能性はある。アパート契約時にもらった書類に「鍵をロックしてしまい、オフィスの開いていない時間に鍵をあけるときには、150ドルかかります」と書いてあった。貧乏インストラクターとしては、150ドル払うのは嫌である。
そして2009年末に家賃の小切手をオフィスに持って行った際、ためしに「もう一つ鍵を作りたいんだけれど」と聞いてみた。
オフィスの人「あ、じゃあ100ドルの小切手持ってきて!」と答えた。このとき彼女はKey Depositという英語を使った。(Depositはこの場合返ってくるお金である意味が強い)
私「その100ドルって、アパート出る時に鍵返したら戻ってくるの?」
オフィスの人「そう。100ドル戻ってくるわ」
ということで、100ドルの小切手を持って行って、私が合鍵を作ってもらったのは言うまでもない。

間違えないでおいて欲しいのは、こういう話はアメリカに限ったことではないということである。ドイツだろうが、アメリカだろうが、日本だろうが、絶対「誰かだましてやれ」という輩はいるわけで、世界中どこにいようが気をつけたほうがいいということである。

今回ブログを書く上でちょっと詳しく訊いたら、友人また怒って死にそうになっていた。古傷に触ってしまってごめんよー。

今日の教訓
1.合鍵を作る。
2.大家の電話番号は、携帯のみに入れておかない。
3.もし鍵をロックしてしまった場合は、大家か旦那かルームメイトが来るまで遠慮なく友達の家に泊まる。
4。もし友達もいない時は、大家か旦那かルームメイトが来るまで遠慮なくホテルに泊まる。
5.まちがってヤバい目に遭いそうになったら「うちの大家は弁護士です」とか、
「友人の弁護士に相談するからちょっと待って」って言えばいいらしい。これは、いろんな状況で使える対処法とのこと。

過去のブログ
だまされないように注意しましょう。(Craigslistの詐欺でだまされなかった友達の話)

1 comment:

R Boston said...

古傷ではなく、未だ生傷です。