日本の品質

毎年毎年のことだが、実家に行くと、必ず行きつけの美容院に行くことにしている。
私のややこしい髪の毛、ボストンでやると300-400ドルぐらい取られるのだ。 しかも前に試したときは品質がいけてなかった。。。。

ということで、予約して朝9時に美容院に登場。
いつものとおり、あたり中のファッション雑誌をよみふける。 一体だれがこんな高価なバッグや服や時計や宝石を買うんだろうか。日本の女性はそんなに金持ち(あるいは男性が金持ちで買ってあげている)のか。

それとも、みな見ているだけで満足?

そーんなことを思って読みふけっていたところ、美容院のマスターの元でまだまだ修行中らしい男の子が、私の髪の毛を失敗した。
ほぼ完成している(ように見える)私の髪をマスターが見て、「○○さん、お時間まだありますか?」

ありますよー。 今日の予定は夕方6時ごろ高校の同級生と飲み会だけだし。

と言ったら、なんと、ほとんど最初からやり直し始めた。
おーーーー。
日本にいる日本人なら、「何よ!」と怒り出すだろうと思うが、アメリカ生活が長い私は逆に感動した。
アメリカなら「ま、いっか」と黙って私を帰すだろう。 絶対自分からばらしてやり直しなんてしないだろう。
その話をマスターにすると「職人魂ですから」とな。

すばらしい。日本の職人魂。

なんでもYさん(うちの親の方)によると、中国人がブランド物を買いに日本に来るそうな。ブランド物の店ぐらい上海にあるのではないかと、誰かが中国人に訊いたところ、中国にあるものは信用ならないと。日本の店のブランド物なら信用できるから買いに来たと。
そういうことで、今回銀座に行ったら中国語がいっぱい聞こえてきた。



私が銀座に行った理由はこれを見ること。 本当に人がいっぱい外で待ってる。。。。 

美容院に話をもどして、マスターに、中国人が日本にブランドを買いに来る話しをして、「さすが日本の品質ですねー。」と言ったら「最近の日本の品質はいい加減ですよ」と返事が来た。
それで、赤福事件を思い出す私。 赤福復活していたので、買った。 研究室のおみやげに持って行った。おみやげに持っていたけれど食べ損ねたので、実家の近くの駅でまた買って食べた。

やっぱり赤福おいしいぞ。

話を元に戻して、美容院で手持ち無沙汰になった私に、「これ、いいですよ」とジュセリーノの予言」を貸してくれるマスター。
ま、マスター。 そういうセレクションですか。。。。
その後マスターと血液型の話が始まり、なんとマスターも私もB型だということが判明した。
B型の本を貸してくれるマスター。

B型自分の説明書

これが面白かった。 

そんなこんなでだるだるな美容院タイム(お腹すく以外は至福の時)を終わらせて、うちに帰り、ご飯を食べて同窓会に行った。私の高校は3年間同じクラスだった。先生も3年間同じだった。結束が固いので、毎年かかさず同窓会をしているのだが、今回は特別私が帰国+友達が司法試験に受かったとのことでミニ同窓会が行われた。
なんと先生まで来てくれた。 先生は元気でした。 いいことです。

先生はロシアに旅行に行ったときに、あやうくぼったくられそうになった話をしてくれました。
しかもユーロでぼったくられそうになったそうな。ちなみに、ロシアの通貨はルーブル
私が昔ソ連に行った時は、「キャビアの缶詰を10ドル」とか、いろいろなものをドルで売ってくれたが、最近はユーロとな。
ドルの地位失墜????
頑張れ、円!

話をおもっきり戻して、アメリカに戻ってくると同僚とかが「Kay! 一体その髪はどうしたんだ!!!!」と訊いてくるので、

Japanese technology (日本の技術よー)

と言って自慢している。

今日の教訓 やっぱ、日本の品質ですよ、品質。

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H&M日本上陸。
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