博士課程を終了した女性二人の結論

この前日本に帰ったときに、友達に会ってきました。
彼女は、博士課程終了後、私と同じぐらいの時期にドイツに研究しに行った人です。ドイツにいるときに、一緒に遊んでもらいました。 スイスに遊びに行ったり、チェコに遊びに行ったり。
その後日本に帰って結婚して、仕事もちゃんとして、最近二人目の子供がうまれたという素晴らしい人です。

その友達のうちに遊びに行った時、彼女と「いつ子供を産むか」という話になりました。

二人で達したおどろくべき結論

「女性で大学や研究所で研究するという道を選んだ場合、博士課程の学生のうちに子供を産んでしまうのが結局いい気がする」 (一般に博士課程は25歳から27歳)

いいのでしょうか?こんな結論。大学の先生が聞いたら目くじら立てて怒りそうな気がします。
が、アメリカでは博士課程の途中に子供を産んでしまった人とかいます。 「研究と子育てで大変なのでは」と訊いたのですが、「なんとかなる」ということです。
ちょっと休学すると、先生は困りますが、本人的には困りません。しかも、その友達によると日本では保育園代は学生にはタダというウラ情報もいただきました(アメリカではタダなものは存在しない)。 もちろんその辺は、ちゃんと確認してから検討してください。

博士課程を修了すると博士研究員(ポスドク)になりますが、このときに間違って1年ぐらい休んでしまったら、もう大変です。 

日本の場合は、それから助教や准教授になります。 そしたら一応ポジションがあるので、子供を産むことが出来ます(大体35歳ぐらいから?) 35歳ともなると今度は出産のいろんなリスクが出てきます。

アメリカの場合はTenure-trackになります。 何が言いたいかといいますと、ポスドクよりも更に忙しくなります。 このときについでに子供も産んでしまったりしたら、更に大変かもしれません。

ま、女性二人で出した結論なので、もっといろんな人の意見もあると思いますが、「うちら、実は博士課程のうちに産んでおいたら良かったのでは?」と思ったこと、学生の時はそんなことを考えもしなかったものです。
そういうことで、今博士課程の女性は、ちらっと考えてみてください。

今日の教訓 年を取ってからわかることもあるらしい。
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