アメリカ大学院の授業に潜入

してみた。なぜなら将来授業を教えるかもしれないからである。アメリカで授業を英語で教えるって、考えるだけでも恐ろしい。なので、手始め(?)に授業に潜入してみようという魂胆なのである。ちなみにアメリカの授業は潜入してもよいことになっている(はず)、ただし評価はもらえない。

ということで、Comprehensive Immunologyのクラスに入れてもらい、今日最初の授業があった。教科書はJanewayのImmunobiology(8th editionがでた!)かと思いきや、 Fundamental  Immunologyというやつで、Amazonで買ってみたが、1600ページもある。

もうまるで電話帳。(ってか、今どき電話帳って無いかも) ドイツにいた時に同僚に「実験が全て旨く行ったら、教科書が電話帳みたいになる。そんな授業は受けたくないよねー」と冗談を言っていたが、ついに教科書が電話帳になってしまった。

皆様、今後のかわいそうな学生のために、研究はゆっくりと行ってください(笑)

その重い電話帳を持って授業に行ってみたら、他の学生は持って来ていなかった。やる気あるのかー!!!!
私なんか授業でやるところの半分は昨日慌てて読んだんだぞー! 

さて、この電話帳のEditorはWilliam E. Paulである。この人はAnnual Review of ImmunologyのEditorでもあるのであった。なので、雰囲気はAnnual Review of Immunologyのchapterがたくさん詰まった感じである。まあ細かい所を最新の情報(といっても2008年までだが)を網羅しているということでいいとしよう。そんなに細かくってどうする?という気もしないでもないが。

文句
その1 絵とか図がカラーでない。。。。。。信じられん。何種類もの細胞の絵描いといて、それを小さな絵にして、カラーでなかったら何がなんだかわからんよ。色塗りしたくなるじゃんか。。。。

その2 主要な単語はイタリックじゃなくって太字にしてくれ。後で探すのが大変。全部蛍光ペンで塗っちゃうし。

その3 CD抗原の表がない。

その4 Janeway's Immunobiologyに載ってるImmunologist's toolbox(免疫学で使う、いろいろな実験方法の説明)がない。flow cytometryの説明はせずにflow cytometryの図を載せるのはどうかと思うぞ。。。。

その5 重い!

私は元から真面目な学生では無かったので、もうすでに、如何に効率よく手抜きをしつつ勉強しようかと考えているところである。

今日の教訓 それにしても電話帳は困ったものである。

Comments

Unknown said…
Ola, gostei muito de seu blog,você é muito inteligente.
Parabéns

Diego
http://portifoliogradfisica.blogspot.com/