ターゲットファンドも、物によってはえらいことになるらしい
今回のKiplinger's Personal Financeの記事、
Know Your Target-Date Fund's Retirement Strategyによると、ターゲットファンドに安心して投資していたら無事引退(リタイア)できる。。。。というわけではないらしい。
ターゲットファンドというのは何ぞやという人の為に一応書いておくと、老後に無事引退するためには資金が必要なのだが、それを作るための投資信託である。若いときはガンガン稼ぐためにstock(株)が多めに配分されている。30年後に引退する人は、多少株価が落ちたって我慢できるからである。引退が近くなってくると、老後の資金が株価と同時にガクーンと落ちると引退できなくなってしまったりするので、bond(債券)と現金の割合が増えてくる。上下しない代わりに増加の勢いも減る。
しかし引退後も完全に債券と現金になったりはしない。なぜなら、引退してからも20年とか生きる人もいて、その間に資金が枯渇したら大変だからである。そういうことで、stockの割合は結構ある。FidelityのFreedom Fundの場合、引退後もアメリカ国内およびアメリカ国外の株の割合は20%である。
あー、書いているだけでデザインするのが大変!
これ、5年ごとに設定されていて、2040年に引退する予定の人は、2040を選べばよろしい。Fidelity Freedom 2040みたいな感じね。
そのターゲットファンド、記事によると、この前の経済危機(2008年)の直後に引退予定の2010年をターゲットにしたファンド31個が、25%減って、ひどいものになると41%も減少したらしい。
それってひどいよねー。「一億円で引退しようとしたら、経済危機が起こって5900万円になりましたー」って。
なんか、議会でも問題になったそうな。まあ、なるわな。
逆に、「引退したら現金がいるだろうから」ということで現金たっぷりの設定をしてあるファンドは、減りもしないけれど、増えもしないということで、それはそれで問題なのだそうな。。。
ああややこし。
最近は401kでも自動的にターゲットファンドが設定されるようになったらしいが、ターゲットファンド選んでほおりっぱなしという訳にはいかないようである。
ちなみに私のターゲットファンド、引退用口座に入れていたものは、毎月投資されていっているので増加している。ドルコスト法の効果かしら?
しかし、普通の口座に入れていたのはぼけーっとしていたらちっとも増加せずに2008年からずーっと沈んだままである。一体どういうこと! もっとも普通口座は引退用のお金じゃないからターゲットファンドを選ぶこと自体が間違っているのだが。。。それにしても、Dow Jonesとかが回復しても沈んだままとは、どういうことなんだろう。経済危機の後にターゲットファンドが国際株(アメリカ国外株)の割合を増やした。でもポピーさんの「新興国株のパラドックス」によると、新興国株は成長中で急上昇するというわけではないらしい。なんにせよ、新興国が物作っても、ヨーロッパは今ヘロヘロで物買っている場合ではないし、アメリカもまだまだである。。。
ということで、国際株の割合を増やした後ギリシアが来て、私のターゲットファンドは沈んだままである。
物で思い出したが、私のソニーのヘッドホン、中国製ではなく、タイ製である。中国製ばかり見慣れていたので、「タイ製!」と驚いてしまった。さらに最近中国が最低賃金を上げるとかいう記事を日経のウェブサイトでみたし、さらにNew York Timesでアメリカに工場を戻す会社があるという記事を読んだ。記事探してもないので、もう一度読むことも出来ないが、確か、遠くで作って輸送するにも燃料が高いこと、アメリカ人のほうが質の高い物ができること、さらにアメリカの(?)ニーズにすぐ対応して物を作ることが出来るからというのが理由であった。それでも中国人とアメリカ人の賃金差大きいと思うが。ついでに中国人、全然物を買わないらしく、これまたNew York Timesに「アメリカのブランドの製品買ってよねー」というタイトルでGapの写真つき記事が出ていた。
脱線を元に戻して。
そういうことで、早くアメリカに経済回復してもらわないと、私のターゲットファンドが困るのである。まあ他のに投資し直すけど!
今日の教訓 自分で投資して減らしたら自業自得だからあきらめもつくけど、プロに頼んで減らされたら「なにいー!」って思うよね。
過去のブログ
・初めてFidelityを訪問
Know Your Target-Date Fund's Retirement Strategyによると、ターゲットファンドに安心して投資していたら無事引退(リタイア)できる。。。。というわけではないらしい。
ターゲットファンドというのは何ぞやという人の為に一応書いておくと、老後に無事引退するためには資金が必要なのだが、それを作るための投資信託である。若いときはガンガン稼ぐためにstock(株)が多めに配分されている。30年後に引退する人は、多少株価が落ちたって我慢できるからである。引退が近くなってくると、老後の資金が株価と同時にガクーンと落ちると引退できなくなってしまったりするので、bond(債券)と現金の割合が増えてくる。上下しない代わりに増加の勢いも減る。
しかし引退後も完全に債券と現金になったりはしない。なぜなら、引退してからも20年とか生きる人もいて、その間に資金が枯渇したら大変だからである。そういうことで、stockの割合は結構ある。FidelityのFreedom Fundの場合、引退後もアメリカ国内およびアメリカ国外の株の割合は20%である。
あー、書いているだけでデザインするのが大変!
これ、5年ごとに設定されていて、2040年に引退する予定の人は、2040を選べばよろしい。Fidelity Freedom 2040みたいな感じね。
そのターゲットファンド、記事によると、この前の経済危機(2008年)の直後に引退予定の2010年をターゲットにしたファンド31個が、25%減って、ひどいものになると41%も減少したらしい。
それってひどいよねー。「一億円で引退しようとしたら、経済危機が起こって5900万円になりましたー」って。
なんか、議会でも問題になったそうな。まあ、なるわな。
逆に、「引退したら現金がいるだろうから」ということで現金たっぷりの設定をしてあるファンドは、減りもしないけれど、増えもしないということで、それはそれで問題なのだそうな。。。
ああややこし。
最近は401kでも自動的にターゲットファンドが設定されるようになったらしいが、ターゲットファンド選んでほおりっぱなしという訳にはいかないようである。
ちなみに私のターゲットファンド、引退用口座に入れていたものは、毎月投資されていっているので増加している。ドルコスト法の効果かしら?
しかし、普通の口座に入れていたのはぼけーっとしていたらちっとも増加せずに2008年からずーっと沈んだままである。一体どういうこと! もっとも普通口座は引退用のお金じゃないからターゲットファンドを選ぶこと自体が間違っているのだが。。。それにしても、Dow Jonesとかが回復しても沈んだままとは、どういうことなんだろう。経済危機の後にターゲットファンドが国際株(アメリカ国外株)の割合を増やした。でもポピーさんの「新興国株のパラドックス」によると、新興国株は成長中で急上昇するというわけではないらしい。なんにせよ、新興国が物作っても、ヨーロッパは今ヘロヘロで物買っている場合ではないし、アメリカもまだまだである。。。
ということで、国際株の割合を増やした後ギリシアが来て、私のターゲットファンドは沈んだままである。
物で思い出したが、私のソニーのヘッドホン、中国製ではなく、タイ製である。中国製ばかり見慣れていたので、「タイ製!」と驚いてしまった。さらに最近中国が最低賃金を上げるとかいう記事を日経のウェブサイトでみたし、さらにNew York Timesでアメリカに工場を戻す会社があるという記事を読んだ。記事探してもないので、もう一度読むことも出来ないが、確か、遠くで作って輸送するにも燃料が高いこと、アメリカ人のほうが質の高い物ができること、さらにアメリカの(?)ニーズにすぐ対応して物を作ることが出来るからというのが理由であった。それでも中国人とアメリカ人の賃金差大きいと思うが。ついでに中国人、全然物を買わないらしく、これまたNew York Timesに「アメリカのブランドの製品買ってよねー」というタイトルでGapの写真つき記事が出ていた。
脱線を元に戻して。
そういうことで、早くアメリカに経済回復してもらわないと、私のターゲットファンドが困るのである。まあ他のに投資し直すけど!
今日の教訓 自分で投資して減らしたら自業自得だからあきらめもつくけど、プロに頼んで減らされたら「なにいー!」って思うよね。
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