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Showing posts with the label クラシックファンな話

Lang Langのコンサート

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今日は Lang Lang のコンサートに行ってきた。  プログラム Schubert  Piano Sonata No. 20 in A Major, D. 959 Bartók  Piano Sonata, Sz. 80 Debussy  Selections from Préludes, Books 1 and 2 Chopin  Polonaise No. 6 in A-Flat Major, Opus 53, “Heroique” ひさしぶりにピアノのコンサートである。 オーケストラとか、オペラはよく行っているが、ピアノだけのはひさしぶりである。 そして、ピアノだけのコンサートは楽しめないことが、今日判明した。 理由は、どうも私は昔ピアノ弾きだったからのようである。 ぼーっとシューベルトのピアノソナタを聴いていて、4楽章になったら、「あ、これ弾いた気がする。。。。。。。。。」 よみがえる悪夢。ピアノの練習きらいだったのだー! そしてシューベルトが終わるとなぜかピアノが交換される。そんなの初めて見た。  バルトークは「ようやる」って感じ。 なぜか譜めくりする人がいた。業界ではこれを「譜めくリスト」と言う。私もLang Langの譜めくリストになりたい。 ショパンの英雄ポロネーズは、どうもLang Langお気に入りの曲らしく、途中で足踏みしながら弾いていた。 あーあーー。 録音してたら、足踏みの音消すの大変だろうなあ。 そして、最後にアンコール曲があり、それはショパンの練習曲3番、通称「 別れの曲 」。 それも弾いた覚えがあるぞ! 途中でクソ難しいところがあって、それを終わるたびに「はーーーー」と一息いれていた気がする。 指を延ばさないと届かなかったりするので、時々指がつっていた気もする。 それをLang Lang一気に弾いていた。(←自分と比べるなって) ショパンの英雄ポロネーズは、どうもLang Langお気に入りの曲らしく、途中で足踏みしながら弾いていた。 あーあーー。 録音してたら、足踏みの音消すの大変だろうなあ。 そして、昔ピアノ弾きの私は今はヘ音記号が読めなくなっているのであった。 そしてまたアメリカの文句だが! 最初のシューベルトの曲の1楽章が終わったあと、拍手。 そこは拍手するところではないぞ! Lang Langの名前だけで来ただろうが! 

年末の飲食について

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今年の年末も3日に一回は飲んでいたので、疲れた! 20日 飲み。 DC( dendritic cell   樹状細胞 )について語らう。利き酒をする。 24日 クリスマスパーティで飲み、食べる。(ものすごくおいしい) 26日 自分の誕生日で、 The reader ( 朗読者 )を見に行き、その後 Jacobs Wirth に初めて行く。Hofbrau Hellesを飲む。 29日  Intershell に海鮮を買いに連れて行ってもらい、そのまま友人のうちで飲み。海鮮を堪能。生カキ最高。 もう当分パーティはいらない気分である。  プロ研の新年会 があるが! と、こんなことを書いていて、去年のブログを見たら 同じようなこと を書いている。 今日(大晦日)も「今からパーティ行くけど、行かない?」と誘われ、明日も「元旦だから新年会するし、来ない?」と誘われた。 もういいです、ありがとう。(日本語) No thank you.(英語) Nein Danke.(ドイツ語) だいたい、今日はまたSnow storm(大雪)でしょうが!8インチ(20cm以上)積もるって聞いたけれど。しかも、外今マイナス12℃だよ。暴風だし。 この年末、私なぜかバリバリ働いていたりもするんである。  「1月1日は働かないから!」とボスに言ったら、「1日働けばそのぶん早く仕事が終わるから」と言われた。 ぬぬー。 日本人にとってどれだけ年末年始が大切か、もっときちんと前からすりこんでおくんだった。 でも働かないし! 少なくとも、ラボには行かないもんね! 大晦日の雰囲気がなかったので、 ベートーヴェンの第九 をかけてみた。(←それだけでいいのか?) さて昨日の晩御飯はウニ丼である。それもタダのウニ丼ではない。  Intershell で「殻つきウニ」というか、「ウニ入り殻」というか、それを5つ買ってきたのである。 殻を割ると、中にはウニの房というかなんというか、それが4-5個入っている。それを5個の「ウニ入り殻」から全部取り出して洗う。 そして、それを全部ご飯の上にのせる。  海苔をかけて、わさびと醤油でいただく! それから、 Little neck clam のお吸い物を作った。 Little neck clamは、貝殻はあさりみたいにざらざらしていて、大きさはハマグリみたいである。 なので、はまぐ

Kunst und Musik (芸術と音楽) その2 オペラ

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ドイツに行く前にコンサートのチケットを購入しようとして失敗し、友達に頼んだ話 は前に書いた。 友達、見事にチケット購入を忘れてくれた。 別にいいけど。 逃したのは、これ。 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks Mariss Jansons Donnerstag | 27. November 2008 | 20.00 Uhr Wolfgang Amadeus Mozart  Symphonie Nr. 36 C-Dur, KV 425 ("Linzer") Anton Bruckner  Symphonie Nr. 4 Es-Dur ("Romantische") バイエルン放送交響楽団 指揮 マリス ヤンソンス 「おお、すごい! なんて物を逃したんだ! もったいない!」と思った人は、かなりのクラシックオタクだと思う。 しっかし、いっぺんバイエルン放送交響楽団聴いてみたかったのに、残念。 しゃーないなー。 またミュンヘン行くか! チケット購入に失敗したので、今回はどのコンサートにも行く予定がなかったのだが、 ドイツボスとクラシックの話 をしてたら、行きたくなった。 そこでオペラのチケットを買いに行く私。 ポスドクの給料の関係で、立ち見席(14 Euro) 。 だって、座る席が高いのしかなかったんだもーん。 74 Euroも払うだけのお金ないもーん!  日本人には「立ち見席なんか買ってないで、せっかくだから一番良い席を買いなさい!」と言われそうなもんだが、そんなわけないのである。 ドイツで2年暮らした私には、オペラはそんな特別の物ではなくって、普通の日常だったのである。 「今日はオペラ行ける時間があるわ」、と思ったら、朝からちょっとおしゃれな格好してラボに行き、そのままオペラ座に行ってチケット買ってそのまま見る、みたいな生活していたのである。あるいはミュンヘン・フィルハーモニーのあるGasteigにふらっと行くか。 上の文章はもちろん自慢である。クラシックオタクなら、泣いてくやしがるだろう。  くやしかったらドイツに留学してください。 あるいはなるべくヨーロッパの学会に行って下さい。 そういうことで、前日にオペラのチケットを買って、次の日オペラである。 B ayerische

今年もタングルウッド

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今年も Tanglewood ( タングルウッド) に行ってきました。 August 3, 2008 2:30 PM Koussevitzky Music Shed Lenox, Massachusetts 指揮者  Carlos Miguel Prieto チェロ Yo-Yo Ma 曲目 ALBENIZ   (orch. ARBOS) Suite from Iberia LALO   Cello Concerto RACHMANINOFF   Symphonic Dances ということで、今年も去年と同じく、なぜかヨーヨー・マです。 タングルウッドはこんなところ。 ホールの中は普通のコンサートのように席があります。でもタングルウッドの面白いところは、ホールに壁がなく開放されていて(なので音響なんて、全然関係ない)、さらにホールの上にスピーカーとテレビがついているところです。スピーカーとテレビは芝生席の人用です。(音質も何

クラシック・ミーハーセット終了

Celebrity Series の最後のコンサートが今日あった。 フランス国立管弦楽団 ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番 チャイコフスキー 交響曲第5番 いきなり脱線するが、ミーハーセット第3号であるアカデミー室内管弦楽団の時は Google Calender に日付を間違えて入れてしまい、実験を入れてしまった。2時間前に発覚。 迷った挙句、実験を優先。たまたま隣にいたボスを相手に大騒ぎをした。 別にボスに命じられてやった実験ではないので、ボスに文句を言っても仕方が無いのだが。 ボスは「あのオーケストラは最近イマイチだと聞いたよ」という、本当なのか嘘なのか謎の慰めをしてくれた。 いいボスである。 実験は優先したのに結果はイマイチ。Life is hard. (人生は困難だ)ではなく、Science is hard. (科学は困難だ)なのであった。 話を元に戻して、今日は無事行ってきた。 宣伝がきちんとされていないのか、結構席が空いていたので、いい場所に移動。 しかも、ボストン交響楽団を聴きに行った時と違って、周りの人の言語が違うのであった。あれはどこの言葉? この前もそうだったし。 一曲目のベートーヴェンでいきなり寝てしまった。 いや、今引越の準備で忙しくて疲れてたのよ。 ベートーヴェンがモーツァルトの影響を大いに受けている感じの曲である。 その後チャイコフスキーはちゃんと起きていた。8年ぐらいぶりに聴いた気がする。  なんつーか、やっぱりボストン交響楽団よりも切れ味が違う気がする。 でも、ベルリンフィルハーモニーや、ロイヤル・コンセルトヘボウのほうが良かったのであった。(と勝手に思っていた) これで、贅沢なミーハーセットは終わり!  次はどうしようかしら??? やっぱ、ミュンヘンに里帰りして、その辺のをごそーーーっと聴いてこようかしら。  今日の教訓 やっぱヨーロッパですよ、ヨーロッパ。 過去のブログ ・ クラシック・ミーハーセット ・ 最高の贅沢をお安く  ドイツにいた時に行ったコンサート・オペラの話 ・ ベルリンフィルを生まれて初めて聴いた感想  ミーハーセット第1号 ・ Royal Concertgebouw OrchestraとMariss Jansons  ミーハーセット第2号

増えてます

右にある「留学したくなったところへ投票してください」今日までの結果。 それでもアメリカ 4人 やっぱヨーロッパにしようかな 25人 最近面白いことに気づきました。 ヨーロッパのクラシック音楽について語ると、「やっぱヨーロッパにしようかな」が増えます。 私のような、「なんちゃってクラシックファン」が書くいい加減な文章ですみません。 私の「日本人研究者をもっとヨーロッパに送り込む計画」、だんだん効果を出してきてます。 ヨーロッパいいよ。  なんちゃってtrilingal( トライリンガル  3ヶ国語喋れる人)になれるし。 欠点は、英語がその国なまりになることだが。  私の友達はフランスに留学してたので、フランス語なまり英語。 私はドイツに行ってたので、ドイツ語なまり英語。  Stuttgart(シュトゥットガルト)に行った友達(すでに日本帰国)も言ってました。 「ドイツでの2年間は、まるで夢のようでした」 本当、まるで夢のようでした。 夢ではない証拠に2年間で論文2つ出したけどさ。 私のこっちの友達が言ってました。「アメリカにいてホームシックにかかったら、数週間でもいいから日本に帰ることを薦めています。こっちにいると日本を美化してしまうから。帰ってしまうとそうでもない」 私もドイツを美化してると思うので、いっぺん帰った(??)ほうがいいかもしれない。 今日の教訓 ドイツは第二の故郷です。

Check regional Code (リージョンコードをチェックしてください)

ただいまNetflixで、何を思ったのか、Richard Wagnerの ニーベルンゲンの指輪 借りてます。 あらすじは こっち 。 あらすじ読んだあと、ドイツ語字幕で見てます(さっぱりわからんので、途中で寝てしまう)。 Netflix、なぜか最初の Wagner: Das Rheingold (Pierre Boulez) の次に Wagner: Siegfried: Disc 1 を送ってくれた。 Wagner: Die Walkureは一体どこへ? 仕方がないので、Disc 1の次にWagner: Siegfried: Disc 2を送ってもらった。 今日到着。封筒を開けると、 Wagner: Siegfried: Disc 2 (Daniel Barenboim) おいおい。 DVDプレーヤーに入れると、 Check regional code (リージョンコードをチェックしてください) と出た! なんと、ヨーロッパか日本形式ですか?  アメリカのDVDプレーヤーでは見れないではないですか。。。。。。 誰かが間違って、自分で持ってきた(?)DVDを入れてしまったらしい。 仕方が無いので、コンピューターで見てみることにした。  登場人物違うし。 正確に言うと、登場人物一緒だけれど、役やってる人違うし。 うーん。全部見るべきかしら? それとも「違うDVD送ってきたよ」と言って交換してもらうべきかしら? 交換してもらうにも、DVDなさそうだから、全部見てから「違うDVD送ってきたよ」と言うべきかな。 今日の教訓 リージョンコード違いますよ。

Royal Concertgebouw OrchestraとMariss Jansons

今日は ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ を マリス・ヤンソンス の指揮で聴いてきました。 最高! ついでにヨーロッパ帰りたい病にも罹っております。 マリス・ヤンソンスがバイエルン放送交響楽団の指揮者だったなんて、ボストン来てから知ったもんね。 バイエルン放送交響楽団 が、 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks だったなんて、ボストン来てから知ったもんね! 毎日自転車でBayerischer Rundfunksの前通っていたのに! ま、そういうことで、ヨーロッパ(つまりミュンヘン)に帰りたい病が最高潮に達してます。 ホームシックか私は? 冬になるとなるのよねー。 冬はスキーのシーズン、コンサートのシーズン、オペラのシーズンなのでした。 さて本題に入りまして、 今日のプログラム。 DEBUSSY La Mer (ドビュッシー 『海』) BERLIOZ Symphonie Fantastique (ベルリオーズ 幻想交響曲) ボストンは変なところで、ロイヤル・コンセルトヘボウが来ても、ガラガラだったのでした。 そんなの日本だったらありえん。 どおりで結構良いチケットが来たと思ったら、そういうことだったのか。 大丈夫かボストンの人。 しかも、外国語(ロシア語みたいなの?)が、私の周りでは飛び交っている? 曲を知らないとかの問題か? でも私でもベルリオーズの幻想交響曲は(親の影響で)知ってるぞ。 えーと。本題に戻りまして。 前もベルリンフィルを聴いて感想を言いましたが、オケ(オーケストラの略で、その道の人が使う単語)の指揮というのは、かくあるもんですね。 ベルリンフィルの場合は、オケが指揮者のSimon Rattleの元で「うねって」ましたが、マリス・ヤンソンスの場合は、うねりません。 でも、指揮者がどんな表現をしたいか、こっちから見ていてもわかる。 一目瞭然。 強い音とか、柔らかい音とか、いろいろな音があるんだけれど、それを「誰が」「どんな風に」出すのか、指揮者の手、身体などを見ていたら良くわかるんですねー。  そういうのが指揮なんですねー。(最近気づいた私) マリス・ヤンソンスの指揮を見ていて、えーと、指揮棒の先に蛍光塗料をつけておいてもらうときれいだろうなあとか、体操選手がリボンで踊ったりするけれど、あんな感

1月12日 Boston Symphony Orchestra

ボストン交響楽団のコンサートに行ってきた。 曲目 ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番 リヒャルト ストラウス  アルプス交響曲 感想 ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番 よー指回るわ。。。。 よー暗譜できるわ。。。。 と、元ピアノ弾きは思ったのだった。 アルプス交響曲 この曲は Zugspitze にリヒャルト・ストラウスが登ったときのことを曲にしたらしい。全然知らなかったが、パンフレットを見ると、リヒャルト・ストラウス、ミュンヘン生まれ、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン没らしい。 Garmisch-Partenkirchen! 私のスキー場である。よくスキーのジャンプが行われていたりもする。 正確に言うと、バスや車で行けなかったとき、電車でミュンヘンから行けるスキー場なので、お手軽に行けた。 曲を聴きながら、「スキー行きたいよー」と、全然関係ないことを考えていたのであった。 つーことで、Zugspitzeの 雪チェック 。 Wetter: (天気)快晴マーク Temperatur: - 6 °C, Platt - 5 °C (気温 - 6 °C) Schneehöhe: 195 cm (積雪量 195 cm) Schneeart:  Pulverschnee (パウダースノー) Pisten: sehr gut (コース 非常によろしい) 私も晩年はGarmisch-Partenkirchenに引っ越そうかしら? 今日の教訓 ボストン、こんなに寒いのに雪が降らないなんて信じられん

クリスマスと誕生日はニューヨークで

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という贅沢なことをしてきました。っていうと、本当に贅沢に聞こえるけど、そうでもない。 12月25日 ボストンからニューヨークへ、バスに乗っていく。4時間で到着。15ドル。ピーターパンとグレイハウンド普通にチケットを買うと高いが、 インターネット で買うと、片道15ドルになる。 まったくもって、チャイナバスの危機である。同じ15ドルだったら、横転したり故障して2時間ぐらい途中で待たされたりするチャイナバスを選ぶ人はすくないだろう。グレイハウンドとピーターパンの欠点は、あらかじめ並ばなければいけないところだが。。。。 Kinokuniyaが移動するとのことで、半額セールをしていたので、 澤上篤人の「図解 長期投資学」 を購入。 晩御飯は焼き鳥の Torys に行く、ロングアイランドに引っ越した友達、奥さんともうすぐ2歳の子供と会う。焼酎を飲む。しかもみんな強い。ここは個室もあるし、子供も結構いるので、子供連れでも全然安心。 大学の同級生のうちに泊めてもらう。ホテルみたいにきれいな部屋なのだ。 12月26日  ニューヨークの Whitney Museum of American Art (ホイットニー美術館)に行く。 Payard で昼ご飯を食べケーキも食べる。友達が「この人誕生日なんだよ」とウェイターに伝えたがっていたが、そんなことをするとみんなに歌を歌われるので、やめておいた。 食べたご飯 Warm Thin Tart with Homemade Duck Confit, Parsnip Purée, Lardons, Onions and Honshimeji Watercress Salad with Green Apple Mustard Dressing $13.00 ケーキはクレムブリュレの中に洋ナシとくるみとメープルシロップが入っており、量の多さと濃厚さで撃沈。 それにしても、どうしてアメリカ人はいろいろなものを混ぜたがるんだろう。 夜はメトロポリタンオペラの前のイタリアン Cafe Fiorello で軽く食べ、ワインを飲む。きのこのAntiPasto Grilled Portpello Mushroomsと、シーフードのパスタLinguine Pescatore絶品!  また行こうっと。 AntiPastoがつみあがっている店である。テーブル席とバー席

ベルリンフィルを生まれて初めて聴いた感想

クラシックのことを書いていて思い出した。 日本帰国前にベルリンフィルを聴いたんだった。 Berliner Philharmoniker Sir Simon Rattle Music director and conductor Ben Heppner Tenor Thomas Quasthoff bass-baritone Gyorgy Kurtag Stele, Opus 33 Gustav Mahler Das Lied von der Erde (大地の歌) 感想 指揮者とオーケストラってそんなに違うものなのね。 1つ1つの動き、微妙なしぐさに各楽器パートが敏感に反応する。見ているとその部分が「うねる」(←この表現がぴったりだと私は思っているんだけど) 近代(現代?)曲でも、楽譜なんかちらちらとしか見ずにガンガン指揮! 「そうやってオーケストラを指揮するんだ。指揮って面白そー」 といらんことを思ってしまったが、そのぐらい聴いていても見ていても楽しかった。 どこかの指揮者さんは、近代や現代曲になると、楽譜から目が離せずに、しかもてきとーな指揮をするのだ。。。。。それでアメリカ値段を取るので気に食わん。 お値段比較 日本のクラシック>アメリカのクラシック>ドイツのクラシック 今日の教訓 やっぱりベルリンフィルはベルリンフィルだった。 過去のブログ ・ 最高の贅沢をお安く ・ クラシック ミーハーセット

最高の贅沢をお安く

さっきニューヨークの メトロポリタンオペラ のお値段を見ていたのだが、たけーーーー!!!! と感じるのはなぜかというと、これはもうドイツのせいである。 ドイツミュンヘンでの最高の贅沢は、ビールとソーセージはもちろんのことだが、クラシック音楽をお安く鑑賞できることでもある。 クラシック音楽ファンよだれよだれの生活 1. ミュンヘンフィルハーモニーを15ユーロ(約2000円)で見る。 しかも、「今日は実験早く終わったし、今からミュンヘンフィル聴きに行くか」と、ふらっと研究室の近くにあるミュンヘンフィルの会場に行く。 その場で一番安いチケットを買い、上の方から優雅にクラシックを聴く。 クラシックがそんなに安いとは知らなかったので、最後の半年ぐらいしか行かなかったけれど。 これがどんだけ贅沢なことかと言うかと、東京にくるミュンヘンフィルをみれば一目瞭然。 クリスティアン・ティーレマン指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団 S25,000 A22,000 B17,000 C13,000 D10,000 目の玉ぶっ飛ぶお値段! でも日本のことだから、すぐ売り切れるんだろうなあ。(注 円表示です当然) ベルリンにいた先輩は10ユーロ(当時約1200円)でベルリンフィルを聴きまくるという贅沢をしていたらしい。 2. バイエルン国立歌劇場のオペラを8ユーロ(約1000円)で見る。 しかも、チケットには行き帰りの電車賃までついていたらしい(これも後で知る)。インターネットで購入して、土日にふらふらと見に行き、立ち見あるいは一番上からオペラを鑑賞。欠点は全てドイツ語字幕。ドイツ語オペラは字幕なし(当たり前)。ウィーンのオペラも数ユーロだった覚えが。。。。 オペラを立ち見でも見れるぐらいになったので、普通のクラシックコンサートはやや短く感じられるこのごろ。 見たオペラを列挙するべきですな。 La Boheme ラ・ボエーム ウィーン国立オペラ座 Carmen カルメン バイエルン国立歌劇場 Die Entführung aus dem Serail 後宮からの誘拐 バイエルン国立歌劇場 Madama Butterfly 蝶々婦人 バイエルン国立歌劇場 Le Nozze di Figaro フィガロの結婚 バイエルン国立歌劇場 Die Zauberflöte 魔笛 ミュンヘンのもう1つのオペ

ウェブラジオ

日本の研究室の教授がアメリカに留学していたときには、一週間遅れの日本の新聞を図書館で読んでいたそうである。 今は時代はインターネット。インターネット革命とか騒がれた時代は、実際は革命ではなく、今革命なんじゃないかとか、勝手に思っている。 ウェブラジオやスカイプは、私も使っているが、テレビもあるらしい。Netflixも定期購読者にはインターネット経由で映画を見れるサービスを始めた。 そういうことで、お気に入りウェブラジオ 1. WQXR  アメリカのクラシックのラジオ。音源があり得ないほどよい。 2. Bayern 4  ドイツのミュンヘンのクラシックラジオ局。 Bayerische Rundfunkは、日本語では バイエルン放送交響楽団 であり、日本に来ればチケットは高価になり、売り切れてしまう。 残念ながら、ミュンヘンにいるときにはBayerische Rundfunkとバイエルン放送交響楽団がつながっていなかったので、一回も聴きに行っていない。すごく残念。 途中でドイツ語でニュースが入るのは愛嬌ということで。 3. Beethoven.com  久しぶりに訪れたが、有料? こっちも音が良い。 4. Bayern 3  クラシックではない。 アメリカのラジオが嫌になったときに私が聴く放送局 ここまで書いたら親がこんなのを送ってきた。 Classical Live Online Radio All on one page 友達からの情報 OTTAVA  これも音が良い。 今日の教訓 ラジオはオンライン

クラシック ミーハーセット

こんなの購入してしまいました。 Four World-Renowned Orchestras: Berlin Philharmonic Royal Concertgebouw Orchestra Academy of St. Martin in the Fields Orchestre National de France Save up to 20% for all 4 events. 親に、いつも「英語で書くとダメ」と言われていたのを思い出した。(親は英語は読めるが、他の人を考慮しなければいかんのだそうな)。 つまり、 有名なオーケストラ ・ベルリン・フィルハーモニー ・ロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ ・アカデミー室内管弦楽団 ・フランス国立管弦楽団 のチケット4つセットで20%の割引になります とのことです。 こういうのを英語ではSubscriptionと言います。 「なにそれ!これ俺もほしい、私もほしい、絶対行く!」という方は、 こっち をクリックしてください。 全部で$187-379となります。 今日ハガキが来たので、たぶん購入できていると思います。 詳しくは、 Boston Celebrity Series へ行ってください。 今日の教訓 アメリカも捨てたもんじゃないが、でもやっぱりドイツと比べると高い。でも日本よりは安い。

Perfume: The Story of a Murderer

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ていうDVDを借りてみてみた。 映画のHPは こっち (英語)。 日本名、本は「香水」、映画名は 「パフューム ある人殺しの物語」。 匂いに超敏感な男の人が香水をつくる。。。。だけではないんだけれど。 この話は、日本の本屋さんで拾い読みしてその後ドイツに行ってしまったので、結末が気になっていた。 そしたら、映画になっちゃったじゃないですか。 びっくりだわ。 でも、映画を見に行かずに本を買ってきた。英語の勉強のため、英語の本。 作者はドイツ人。なぜ? ミュンヘンの近くで産まれて、今はミュンヘンに住んでいる。 おーーー。私の第二の故郷。大好きなミュンヘン! ミュンヘンはメディアの町でもあるのです。 本を英語で読んで、あっけに取られる結末を読んだ。いや、結末は日本語で読んでいたので知っていたが、その前がもっとあっけに取られる。 DVDを借りてきて、もちろん英語をどれだけ理解したか確認。 いやーーー。ぶっ飛んでいて面白いですね。さすがドイツ人。 公園で全裸で日光浴しているだけあって。 ストーリーと関係ない、どうでもいい話。(4番目が私にとっては一番重要) 1.主人公が修行しに行く街は、帰国してしまったフランス人同僚の生まれた街らしい。 お父さんは香水を作っているとのこと。 そんな彼女は、研究室で変な匂いがすると、すぐ気づく。(2番目私)。 2.一軒目の香水屋のおじさんは、ダスティン・ホフマン。 3.狙われる超美人の女の子のお父さんは、ハリー・ポッターの スネイプ先生 じゃないですか! 格調高いイギリス英語っす。(私はイギリス英語のほうが好き) 4.音楽は、なんと ベルリン・フィルハーモニー !!!!!!!! すげー、贅沢。どおりで外れた音がないと思っていたら、ベルフィル! 上の英語版の映画のHPをクリックすると、ベルフィルの贅沢な音楽が、タダで楽しめます。(なんのこっちゃ) 5.もちろん映画作成には、ミュンヘンも関係してます。 今日の教訓 ドイツ帰りたい。

ヨーヨー・マのお名前

タングルウッドのYo-Yo Maのコンサート に行った時に、隣のグループにいたおじさんが言った。 "What is his real first name of Yo-Yo Ma?" (ヨーヨー・マの本当の名前はなんていうの?) マが苗字 ヨーヨーが名前です。 ヨーヨーは芸名ではありません。 とは突っ込まなかったが、相当うちらのグループに受けていた。 今日の教訓 本当の名前はジョージとかではありません。

Yo-Yo Ma節?

昨日 Yo-Yo Ma(ヨーヨー・マ) のコンサートにタングルウッドまで行ってきた。 タングルウッドはいいところだ。 ピクニックしながら音楽を聴くことができる。 芝生席で聴く。ふさふさの芝生の上に毛布などを敷いて聴く。 ワインもポンと開けて、いろいろなものを食べて、コンサートが始まるのを待つ。 この辺の楽しみ方は、ドイツ人のクラシックの楽しみ方より勝っている気がする。 曲目は、オール ドヴォルザーク プログラム。 1.ドヴォルザークのチェロ協奏曲 2.ドヴォルザークの新世界 新世界聴くといつも思うけど、アメリカにショック受けたんだね、ドヴォルザーク。 満天の星を見ながらのコンサートだった。 北斗七星とカシオペア座が両方見えるので、やっぱり京都よりは緯度が高いらしい。ドイツよりは低いけれど。 それから、たぶん夏の大三角形らしいものまで発見した。 天の川かもしれないものまで。 聴いたあとの帰りの車の中での友人との話によると、ヨーヨー・マは独特の音を出すらしい。 彼はフランスで生まれたのだが、親は中国人。 なので、時々胡弓みたいな音がするらしい。 日本でも、バッハを弾くときは最初はきちっとバッハらしい音を出しているのだが、途中から疲れてきて気が抜けてきて、「ひよひよーーん」とかいう音を出す。 らしいが、聴いていてもわからん。 「うまいからいいじゃん。」と思った。 そいじゃ日本人はどんな音? 演歌とか。。。。 今日の教訓 ヨーヨーマ節なるものがあるらしい。 タングルウッド のHP(英語) 

クラシックコンサートの後の観客の反応−2

この前の文章の訂正 昨日またボストン・シンフォニー・オーケストラのコンサートに行った。 ベートーヴェンの交響曲2と7番、それとトリプルコンチェルトである。 それによって判明したこと。 こういう基本的な曲はオーケストラの能力をばっちり反映するらしい。 少しでも音がずれたり、リズムがずれたら全部ばれるからだ。 これは初めて行った中華料理店で必ず餃子を注文するのと似ている。 私に言わせると、餃子は中華の基本だ。(え、違うって?) なるほど、ボストン・シンフォニー・オーケストラはうまい。 トリプルコンチェルトの後、観客は拍手をしたが、ブラボーとは言わなかった。 しかし、7番を終わった後の観客はブラボー。 なるほど、ここにも聴く耳持っている人がいるわ。納得納得。 今日の教訓 早合点しない。

クラシックコンサート後の観客の反応

クラシックコンサートに行ってきた。ボストン・シンフォニー・オーケストラである。 初めて聴いたマーラーの感想はさておき、面白いことに気づいた。 曲が終わった後の観客の行動である。 ボストン・シンフォニー・オーケストラでは観客は、すぐに拍手をせず、数秒間があった後、おもむろに拍手が始まり、ブラボーと言い出し、だらだらと立ちだ す。かといってすぐ帰るわけではない。 スタンディング・オベーション(演奏に敬意を払って観客が立つこと・単語があってるかどうかは不明)のつもりらしい。 大阪シンフォニーホールや、京都で聞いたときは日本人は普通は拍手のみ。アンコールを要求するときもあるけれど。 ブラボーという人は時々いる。 ただし拍手はすぐに始まる。観客が立ちだすことはあまりなかったように思う。 ミュンヘンで聴いた演奏後のドイツ人の反応はもっとおもしろい。 拍手はすぐ始まる。いい演奏の時はブラボーと言う。すごくいい演奏の時は皆が、ガーっと立ちだす。 本物のスタンディング・オベーションである。だいたい興奮して立ち上がるっていうのが本当の意味でしょう??? 拍手にもいろいろある。 指揮者が各パートをそれぞれ紹介したりするのだが、いいときは拍手が大きくなり、悪いときは普通。 オペラの時も同様で、一人あるいは数名ずつ、舞台の端からでてきたら、いい人の時は拍手が大きくなる。 観客が聴く耳を持っているのである。 とんでもなかったのは、モーツアルトの魔笛を聴きに行ったときだ。 オペラ歌手が全部最後の挨拶に出てきた後、指揮者が出てきた。 すると観客が「ブーーーーー」と言い出した。 どうきいてもブーイングである。 「ああ、やっぱり、曲と歌と合ってなかったもんな。。。にしてもブーイングとは恐ろしい」と思いつつ、頭の中で有名な夜の女王の歌がぐるぐるしているまま 家に帰ったのであった。 今日の教訓 聴く耳持つこと。(難しいか)

Memoir of a Geisha

今日Memoir of a Geisha(日本語名さゆり)を見に行った。 日本を出て3年目にもなると、いろいろ変なことを思いつく。 日本語なまりの英語と中国語なまりの英語どちらとも聞き取れなかった。 私はともかくとして、一緒に行ったフランス人には相当難しかっただろう。 舞がどうみても大道芸人の曲芸に見えるが、あれは本当なのか? 私が一回だけ偶然にどこかで見た芸者の舞は、3倍ぐらいゆっくりだったぞ。しかもすごい美人だった。 映画を作る間に誰も本物の芸者の舞を見せてもらえなかったのか? でも本当かどうかわからないので、京都に行くチャンスがあったら、都おどりに行ってみよう。 自分のとこの文化なのに知らないのはよくない。相撲も見てみたい。 文化といえば、きれいな着物がいっぱい出てきたので、欲しくなった。 問題なのは自分で着れないことだ。 ブルーコンタクトが面白い。たとえ彼女が偶然誰かの混血であっても、そこまで青くはならない。 後でやや青色に変えるか、もう少し抑え目のコンタクトにすればよかったのにと思う。 そしてやっぱり日本の景色はきれいだ。 一緒に見たフランス人は「日本てきれいだねー」と言っていた。 面白いのは、BGM。最初の方はずーっと日本風のBGMなのに、アメリカ軍が占領した時の場面のBGMが完全にのんきなアメリカの曲。そのBGMにあわせ てか、超能天気なアメリカ人がいっぱいでてきた。 隣のアメリカ人に「おい、アメリカ人だぞー」と言ったら笑っていた。 BGMにはYo-Yo MaとItzhak Pearlmanが出ていた。 日本的な景色がいっぱい見れたことと、外国人が他国の文化を撮ろうとするという無理を考えれば、結構いい出来なんではないかと思うんだけれども。。。。 でも「国辱ものである」という意見もあるしー。 http://watanabe-junichi.net/diary.html ま、日本人がアメリカのカウボーイ決闘物語をアメリカ人を雇って作るみたいなものだから、あんまり無理を言ってもなんなんじゃないですか?  くやしかったら、一通り全部そろえてリメイク版作ればいいだけのことで。そして英語字幕つければいいだけだと思うけれど。 Lost in translationといい、Kill Billといい、Last