優秀な研究者は、優秀なエンターテイメンターでもある
今日は例のセミナーの日だった。つまり Dr. Abul Abbas がセミナーに来たのだった。 うちの大ボスは本当にスピーカー(講演者)の紹介の時に、「彼は YouTube でも有名なの!」と言い、ダンボール箱を持ってきて、「ここにね、箱があるからね。いつでも使ってね」と言った。 Dr. Abbas 「いやー、うちの医学部生がねー」と話を始め、「あれはパロディーなんだけれど、その元ネタはねーーーーーー」と言って渋り(渋るような元ネタなのである)、「 Abul in a box なんだよ」と言った。 すかさず誰から「違うし!」と突っ込み。 Dr. Abbas 「さては見たね」と返事。 Dr. Abbas さらに、「 YouTube のヒット数は、私の citation 数(発表した論文が他の論文に引用された回数のこと)全部合わせたのよりも多いんだよ。 Depressing (落ち込むよ)」と言っていた。 セミナーはそれで笑いと共に始まって、無事終わった。 さすがである。 仕掛ける大ボスも大ボスだが、受ける Dr. Abbas もすごい。さすがである。 なんでも昔共同研究をした仲らしいのでそういうことが出来るのだが。大ボス「年月を数えるのが嫌になるほど昔から知っている」と言っていたし。 今日の教訓 せっかく研究するのなら、楽しくやろうよ。