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The Dip

最近「ブログの上にある検索で昔書いたものが出てこない」という大問題があったので、Googleの検索機能をつけてみた。 これで安心だわ。 島岡さんの本「 やるべきことが見えてくる研究者の仕事術 」のその4「自分の世界で一番になる」で話している本がSeth GodinのThe Dip(「 ダメなら、さっさとやめなさい! -No. 1になるための成功法則」( セス・ゴーディン 著)である。 著者が淡々としゃべるAudio Bookが$5.96(約600円)でお得。1時間32分、淡々と鳥肌が立つようなことを言う。普段気合が入っているけれど、ちょっとだらけたというときに聞くと身がひきしまる。ヘタレが読むと怖くって逆効果かもしれんと思う。iPodで聞けるので、気の向いた人は上のリンクをクリックしてください。 Dipとは上のリンクの絵にある、谷の部分である。そのつらい谷の部分を通り過ぎたものだけが、恩恵をこむることができるのである。いわく、司法試験を強烈に難しくしていって、それをパスできたものだけが高給取りという恩恵をこうむることができるとか。  著者は、逆にDipを超えられないようなものはさっさとやめなさいと言う。「時間と労力のムダ!」まで言っているし。 さらに、「いつやめるか」まで言っている。 何回聞き直しても面白いし、やっぱり怖いぞーと思うし、考えさせられるし、新しく考え直すし、気合いも入るのであった。勝手に要約する。この要約も、また読み直したら(もとい、聴き直したら)変化するかもしれない。 1.自分が自分の世界の中でトップにならないようなことは、やらない。この「自分の世界」というのは案外小さいのである。くわしくは本を読んで。 2.自分が自分の世界の中でトップになりそうなら、Dipを超えるべく頑張る。 3.そして、いつ撤退するかを考える。サイエンスの世界では、ホットトピックは時と共に移っていくので、いつまでもいつまでも同じことをするわけにはいかない。だからと言って全然別のことをするのもどうかと思うが。 そして私にとってのDipは英語のグラント書きである。最悪のDipじゃーと思うのであった。だが困ったことに、私から研究を取ったら何もないのである。だからやるしかないのである。 404 Blog Not Found で 島岡さんの本を紹介していた

クレジットカード

この前MacBookProを買ったのだが、そのときクレジットカードを利用した。 その数日前には、羊土社から島岡さんの本を5冊お取り寄せした。 そして、さらにApple Storeから物を買った。 そしたら携帯に電話がかかってきた。 「ちょっとクレジットカードのことで話があるんだけれど。 最近の買い物について。」 ちょっとクレジットカードの使用額が普段よりも上昇したもので、あわててクレジットカード会社が連絡してきたのだ。一応クレジットカードが悪用されていないかチェックらしい。 あれ買ったのとか、ここのサービス使ったのとか、いろいろ聞かれた。 「うん! Macかったのー!」 「あ、そう。じゃねー。」 ご苦労なこった。 それにしても今までは日本への航空券を買おうが、何をしようが、全然電話なんかかけてこなかったのに。 まあ、次はクレジットカード危機が来るかもとか、そういう話もあるぐらいだから、クレジットカード会社も気にするか。 さて、New Englandファイナンス勉強会で小耳に挟んだ話だが、クレジットカードをアメリカ国外で使うと止められることがあるらしい。 それなので、旅行に行く前にクレジットカード会社に電話をして、「○○日から○○日まで△△に行くから」と言わないといけないらしい。 アメリカ人の友達もそう言っていた。仕方なくクレジットカード会社に電話をした。ああ、めんどうめんどう。 だいたい、日本人にとってはクレジットカードの存在意義は海外に行ったときに現金を持ち歩くと大変(+あぶない)からではないか。クレジットカードが一番威力を発揮するときである。それがアメリカ国外に行くときには、いちいち連絡しないと使えないとは。。。。。。  なんだかずれている国である。 だいたいバンク・オブ・○○リカのキャッシュカードを持っていってカナダに旅行に行き、ATMのお金を引き出せなかったときはのけぞりそうになったもんだ。日本のカードを持っていっていて良かった良かった。MySmart Cash Accountのカードはアメリカ国外でも使えてよいのである。(←また宣伝)  どこのATMで使ってもATM Fee(手数料)かからないしー。  最近思ったのだが、銀行側としてはATMをあたり中に作って維持するよりも、他の銀行からATMを借りてATM Feeを自分の銀行のお客に返したほうが安くつくので

The Jackson Laboratory

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思い出したようなトピックだが、Labor Dayの3連休(9月5−7日)にメイン州のAcadia National Parkにキャンプに行った。 今回一番うれしかったのはここに行ったことである。 The Jackson Laboratory わかる人だけわかるようなネタだが。 まあ、私のような研究者の場合は、Apple Computerの本社に見たとか、Googleの本社を見たとか、NIH( National Institute of Health )を見たとか、そういう類いのものである。 今日の教訓 いいでしょ!

人間力英語術

島岡さんの本「 やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術 」があっちこっちのブログでネタになったり、さらにアマゾンでは売り切れになっていたりする。アマゾン、売れないと思ったら甘いですよ。  島岡さんのブログ をGoogle Readerで読んでいる人は今日の時点で1178人なんだから。 本には「その9 日本人中年男性研究者のための英語力向上戦略:人間力英語術」というのがある。そこから引用。 ボストンでの私の経験では、世界中の非英語圏から米国に来る研究者が英語でのコミュニケーションに苦労するリスクファクターは4つです。 第1に日本人、第2に男性、第3に30歳以上、第4に立食パーティは苦手。 と、ここまで読んで笑い出してしまい、蛍光ペンで線を引いてしまった。 やった! 私は日本人だが女性だし、27歳でドイツ行っちゃったし、立食パーティ大丈夫だし。でも立食パーティのどういうところが苦手なんだろう? さらに私が勝手にリストに付け加えると、 第5に日本人の家族持ち(奥さんも子供も日本人)、第6に日本人のいる研究室に所属、第7に週末は日本人と一緒にいる。 ここまでくると、アメリカにいるのか日本にいるのかわからなくなってしまう。当然英語をしゃべる機会がなくなるのである。 私がドイツに行くことになって親と飲んでいたときに、親が「30歳前に行くのなら、英語もうまくなるだろう」と言っていた。私の個人的な意見では25歳以下だったらドイツ語も習得できていたのではないかと思う。なんちゃってドイツ語ではなく。ちなみにこの「親」が私たち子供たちに恐怖の英語レッスンをほどこし、私を英語嫌いにした張本人である。土曜日の夕食のたびに、いかに親の注意をそらしレッスンを延期させるかが子供たちのテーマであった。まあ今も英語嫌いだけれど、恨みは薄れたので時効であろう。 話を恐怖の英語レッスンから本に戻す。 英語は私の永遠のテーマであるから、この章は興味深いのであった。ネイティブスピーカーとしゃべらないとか、英語のニュースを聞いたり英字新聞を読んだりしないとか。。。。でも一番面白かったのは、人間力英語術の実践法、の「正攻法」のほうではなく「裏技」である。引用する。 会話はキャッチボールなので聞くのと同じ以上に話さないとコミュニケーションの力はつきません。では、どうすればよい

旅行 後半 スペイン・マドリード編

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旅行 前半 フランス・ボルドー編 の続き ボルドーの後はスペイン・マドリードに戻った。ドイツ・ミュンヘンにいたときのスペイン人の友達がマドリードに戻ったので、会いにいったのである。 ちなみにスペイン人も英語がまずいらしい。最初にマドリードに降りてボルドーに行くときの飛行機にのるときに、「この飛行機はどこから乗ればいいの?」と空港の係員に訊いた。おじさんのした返事。 「×△○」(出口らしい表現) 人差し指で天井を指す。(上に行けという意味) 「ブス」(バス?) 「テ」 四本指を出して「クアトロ」 「外に出て上の階でバスに乗り、ターミナル4に行け」という表現であった。 そういうことからマドリードに戻ってきたときもドキドキしていたのだが、友達がいるので安心。友達の家族の所に泊まらせてもらった。 ちなみにお母さんもお父さんも英語が通じない。私の友達がいるときは、友達が英語からスペイン語の訳していた。しかし友達がいないときは身振り手振りである。身振り手振りは国際的に通じるかと思いきや、通じないこともあるのでご注意。 今回持っていった Lonely Planetのマ ドリードのガイドブック には、なんと簡単な会話とかが載っていない。ここに「アメリカ人が国外に行っても英語しか話さない」理由があるのかと思ってしまう。 マドリード観光の途中でLibreria Internacionalを見つけたので入ってみた。旅行用スペイン語ー英語の本を見つけたので購入。友達のご両親との会話を試みる。 私が今回習得したスペイン語は Gracias! (ありがとう!) ナダ (nada?)  (英語のIt doesn't matter 日本語でなんだっけ?) ペラ ペラ ペラ (「待て待て待て」らしい) ウノ ドス  ペロ Perro(犬) ヴィノ Vino(ワイン) ガンバ Gamba(エビ) スペイン語はともかくとして、観光の話。 到着した日は土曜日だったので、飲みに行く。みなスペイン人で、私の友達以外は英語がしゃべれない。でもそんなことは関係ないのであった。 そして変な英語もかいてあるが、そんなことも関係ないのであった。 マドリードは不思議な街で深夜でも人がいっぱいあるいていて店が開いているのだが公共交通機関は2時には終了する。ミュンヘンはマドリードよりも静かな街であるが、Partygä