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オープンアクセスのジャーナル

たまには研究の話。(ほんと「たまに」だよなー) 公式ウェブサイトでメールアドレスを公表しているからか、なんだか知らないが、「レビュー書いてー!」というメールがたまに来る。リンクを開けてみると、ちまたで何かと話題のオープンアクセスできるジャーナルである。「誰でも読むことが出来る雑誌」である。普通の雑誌は大抵個人や大学が購読料を払っていて、それでウェブサイトから論文にアクセスできるようになっている。それが問題だと思った人達が作ったのが、オープンアクセスジャーナルである。 オープンアクセスジャーナル、一体どうやって稼いでいるのか、不明。だって、読む人は購読料を払わないわけでしょ? じゃ、論文を投稿する人だろうか? どこからその維持費を出しているんだろうか?誰か説明してもらえるとうれしい。 そのオープンアクセスジャーナル、まるで「雨後のタケノコ」の様にいっぱい増えて来ているような気がする。今日ボスに「まるで雨の後にキノコみたいにいっぱいある」と説明してしまったが。まあ、彼は日本人じゃないから「雨後のキノコ」のほうが「雨後のタケノコ」よりも意味がわかるだろう。 それにしても、オープンアクセスジャーナルから「レビュー書いてー」というメールを受け取って1週間後ぐらいに違うジャーナルに「レビュー書いてー」のメールを受け取った。 見れば同じエディターの名前である。これから見ても、「雨後のキノコ」っぷりがわかるだろう。なんか、がっくりきたので、返事はしてない。 そして、ついに「エディトリアル ボードになってー」のメールを受け取った。 この私をエディトリアル ボードに選ぶとは、マジですか。。。。 そのうちオープンアクセスジャーナルも、そのうち自然淘汰されて数が減るんじゃないかなと思う。 今日の教訓 どのオープンアクセスジャーナルに返事をすればよいか、今のところ、不明。 過去のブログ ・ プロ研解散しちゃいましたー+感想

The Big Pictureと地震

Boston.comでもNew York Timesでもトップの記事が地震から変わってしまった。New York Timesのトップは今はリビア。 しかもNHKのインターネット地震情報が細切れになってしまった。 もうちょっと流しておいてよねー! せめてNHK!そのまま地震情報ずーっと流しておいてよ! さて本題に入って。 Boston.comに The Big Picture というのがある。世界で起こったことを大きい写真にして出すのである。私はインターネットの新聞の一番上の真ん中しか見ないので、「世界でどのぐらい大変なことが起こったのか」を知らなかったりする。だから、The Big Pictureの RSSフィード でGoogle Readerに登録して、どういうことが起こったのかを写真で確認するのである。「百聞は一見に如かず」は、英語を読む場合は「一万聞は一見に如かず」ぐらいになるのである。もちろん写真はインパクトの強い写真ばかりである。 写真の内容は結構多岐に渡り、クリスマスとか、リオのカーニバルからアフガニスタンの戦争やイスラエルの火事、はたまたどこかで 行われたドッグショー、そしてニューヨークのファッションショーまで、いろいろ出てくる。ファッションショーとドッグショーが続いた時には、「こんな不健康な女性のショーなんて見たくない」「ファッションショーの次はイヌ? そんなのだったらアフガニスタンの写真特集してよ」みたいなコメントでボコボコにされていたが。 さてそのThe Big Pictureが、地震が起こった直後に写真を出した。ニュージーランドの地震でも写真が出ていたので、出るだろうなーと思っていたらやっぱりでた。 ただ全然違うのは、写真が毎日のように出るのである。RSSフィードで登録して、たぶん半年ぐらい経っているが、写真がシリーズで出ることは無かった。どれだけ災害の規模が大きいことか。 3月11日  Massive earthquake hits Japan   3月12日  Japan: Earthquake aftermath   3月14日  Japan: Vast devastation   3月15日  Japan: New fears as the tragedy deepens 3月16日  Japan: C

経済大国が揺れると世界経済も揺れるらしい

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義援金はアメリカ赤十字社にした。その後「本当に日本に使ってくれるんかなー」とちょっと思ったが、それはそれでよいとしよう。 次に日本にどうやって貢献しようかなーと思っていたところで、一気に日経平均が下降した。「おー、これだ、日本に投資するファンド(投資信託)を購入しよう」と思っていたら、持ち直した。 ところが、今度はなんとドルが落下! 私はてっきり「経済が悪い国の通貨は弱くなる」と思っていたので、日本円が安くなると思っていたのに。 なぜー! と思ったら、記事を見つけた。 原発事故でなぜ円高? ドル買い・海外投資に慎重 企業も国内資金を確保(日経ネット) なんでも、復興のために日本の企業が海外の資金を日本に戻す+日本国内の投資家が海外投資に慎重になるということを見越して???投機マネーが動いているらしい。 わかったようなわからないような。それにしても、日本がものすごい地震で揺れると、世界の経済も揺れるのね。 なんか大変そうだなーと思ったら、 G7 なるもの(?)が止めた。 予想外の「協調介入合意」 市場の動揺に歯止め それにしても記事に載ってる「投機筋」って一体誰? 日本への投資、もうちょっと安定するまで、そして税金申請が戻ってくるまで待つことにする。 今日の教訓 それにしても、私の給料(ドル)、円に換算するとがっくりくることよ。

地震で役に立ちそうなウェブサイト

いろんなところから得た情報のリンク。 NHK総合テレビ 「 東北関東大震災」関連ニュースをインターネットで伝えるウェブサイト 。   災害、正しい情報の収集を 放射線量はネットで公開(日経ネット )  それにしても、1時間毎の 全国の放射線量を毎日報告するって、日本て几帳面だ。私はミラーサイトであるYahooの 都道府県別環境放射能水準調査結果 を利用しているが。英語版は こっち 。 震災に伴うレジデントノート増刊号の無料PDFダウンロード(羊土社) 救急初期診療パーフェクト必須症候・手技をきわめる 東北地方太平洋沖地震メンタルヘルス情報サイト 今日の教訓 放射線量は確かに便利。 過去のブログ ・ 地震とアメリカのメディア

地震とアメリカのメディア

仕事から帰って来てから毎日 http://www.ustream.tv/channel/nhk-gtv?lang=ja_JP を見て聞いているのであるが、その時に天気予報が出てくる。被災地の気温がボストン並みなのである。今みたら雪降ってるし、寒いー。 被災地の皆様、頑張ってください。 そして原発はともかく、ものすごいピッチで道路および鉄道が復帰していっている。すごい。 さて、 米メディアが見た東日本巨大地震 米メディアの手薄な対日取材体制を大震災が襲った(日経ビジネスオンライン) という記事を読んで思った。日本て手薄なのね。 その後、Boston.comのThe Big Pictureに載っていた写真を見て、さらにCNNのウェブサイトに行ったら、なんと、The Big Pictureで「仙台駅バスターミナルに集まる人々」という写真がCNNの「東京から(礼儀正しく)逃げる人々」というビデオの表紙になっていた。 こらー、写真を全然違う意味で使うなー。 それ以後そのビデオの内容はホンマなんかいなと思っているところ。ビデオによると、東京はゴーストタウンと化しているらしい。 東京、ゴーストタウンと化していますかー? 計画停電のために企業が動いていていないので、人は少ないと思うけれど。 あまりの怒りに、昨日はぐちゃぐちゃとブログを英語で書いてしまった。 そしてそのCNNの話をイスラエル人に話したら「CNN嫌い!イスラエルでもでっち上げげたの!」って言っていた。なるほど。 CNNに文句いったろか。。。。でも、言うだけ無駄か。 ついでにこの前タイトルだけを読んだ記事、 Last Defense at Troubled Reactors: 50 Japanese Workers (New York Times) トラブル中の原発の最後の防御:50人の日本人労働者 ってのを見て、「えー!50人だけなの!」と思ったのだが、うちの親情報によると800人いて、それが交代で働いているらしい。それが記事によると50人を残して750人撤退。。。。 今日改めて最後まで(我慢して)読んだら、 This article has been revised to reflect the following correction: Correct

地震の義援金-2

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脳みそ半分、日本の情報に心を奪われたままで仕事をしている私である。刻々と変わっていく状況に目が離せないのである。 インターネット上で見るのは日本語でこっち。 http://www.ustream.tv/channel/nhk-gtv?lang=ja_JP CNNの英語のはこっち。 http://www.cnn.com/video/flashLive/live.html?stream=stream3&hpt=T1 さて、昨日「日本赤十字社の義援金寄付サイトがまだ開いてない」と愚痴ったが、情報が今日アップされた。 日本赤十字社 東北関東大震災義援金を受け付けます なので、日本赤十字社に義援金を送りたい人はどうぞ。日本赤十字社にお金を送った場合アメリカの税金計算に入れるわけではないと思うのでご注意を。さらに注意していうと、アメリカでもどこでも寄付すれば税金申請の時に計算に入れられるわけではなく、ちゃんとIRSに登録されていないと出来ない。 さて、ボストンには HMJという医学部関係の人達のネットワーク があるのだが、そこのメーリングリストで、ボストンの大学で働いている日本人の人達も何か出来ないかということで、ある人が「義援金を募る英語のメールを知り合いに送ってください」と言っていた。そしたら別の人がDean(医学大学(?)のトップ)やPresident(大学や病院のトップ)に掛け合って、全員にメールを出してもらおうということになっていた。 ボストン大学でも掛け合った人がいるらしく、本日ボストン大学のPresidentからメールを受信。 そのメールに入っていたリンクが ここ 。 すごい。ボストンにいる研究者って、アクティブだ。残念ながら方針上しないという病院とかもあるらしく、そういう所は無理らしいが、それにしても掛け合ってみた人達ってすごい。 他にも寄付を募る団体を形成したとか、そういう人達からもメールを受け取った。 今日うちの学生と話していて、「週末にいっぱい買物をしたんだけれど、ふっと『こんなに買物していていいのかしら』と思ったの」と言っていた。思ったらdonationしていてくれたらいいなあ。 今日の教訓 ボストンの研究者ってアクティブ 過去のブログ ・ 地震の義援金

地震の義援金

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私は親からのメールで東北地方の大地震のことを知った。私の家族は点在しているが、皆無事である。私としては、Tsunamiのビデオを見て驚愕したり、刻々と変わって行く原発の状況から目が離せない状態である。首相をはじめとする政府もきっと全然寝てないんだろうな。 さて、お悔やみの言葉を述べてもいいが、私は海外生活が長いせいか、お悔やみの言葉なんかよりも実際の行動のほうがいいだろうと思った。ボランティアとして手伝いに言ってもいいが、別に医者でもなんでもないし、 女だから重たい物は持てないし、英語がしゃべれるぐらいだけしか取り柄がないと言えばない。 なので、義援金を送ることにした。 アメリカではDonation(寄付)の風潮が強い。おそらく「政府なんかに頼らないで自分でやっていくから」という気分なのだろう。Tax deduction(税金申請の時に寄付を申請できること)ことが出来るというのもあるだろうが。 Tax deductionについてはFI planningのNobuさんに教えてもらった ので、興味のある人はどうぞ。「大地震のこんな大変な時に、義援金に対する税金申請なんてどうでもいいのでは。。。」と思うかもしれないが、考えてみたほうがいいかもしれない。せっかく寄付するんだし。 しかもこういうときは 詐欺も発生するらしい ので、きちっとしたところから寄付をするに限る。 ということで、ボストン総領事館から送られて来た情報を元にした義援金送金方法。 1.日本で 日本赤十字社 へ義援金を送る場合 私のインターネットでアクセスしようとすると死にそうに遅い。それとも計画停電中?しかもまだウェブサイトが出来てないらしい。そんなのあり? 2.アメリカで米国赤十字社に義援金を送る場合 ウェブサイト http://www.redcross. org/ から "How to Help Victims of Disasters"というリンクをクリックすると Donate Funds というリンクに行くので、Japan Earthquake and Pacific Tsunamiをクリックする。すると米国赤十字社より日本赤十字社に送金されるらしい。Pacific Tsunamiということは、日本だけでなく、他の国で起こった津波にも義援金を送るのね