怒涛の「研究者のためのネットワーキング」

昨日はJaRANプロ研「研究者のためのネットワーキング」だった。 

ぶっちゃけ舞台裏事情
それはプロ研世話人のトークから始まった。
2人、「ネットワーキングの会をやりたいんだけど」
他の2人、「興味ない。プロ研世話人だからネットワーキングの会するなら行くけど、世話人じゃなかったら行かない」(←いきなりチャレンジング)

そういうことで、まずしたこと。
・ネットワーキングって重要なのか?
・なぜネットワーキングをしたいか?
・ネットワーキングで何をしたいか?
・ネットワーキングに来た人のどんなことを知りたいか?
・自分をネットワーキングで売り込むなら、どうやって売り込むか?
を考えることから始まった。配布資料を作って、それを当日に配ることにした。

当初の予定では「30人来たらいいよね」ということだったのだが、30人来ないとさびしいので、JaRANを巻き込み(協力してもらい)、領事館にも協力をお願いし(どうもありがとうございます)、知り合いに「こんなのやるから、参加してねー」と絨毯爆撃的にメールを送りまくって、さらに日本人の知り合いがいたら転送してもらうということをしていた。PIを誘って、「ラボの人達にも送って、興味のある人は連れてきてください」とお願いした。そして、ボストンのいろんなメーリングリストにも送った。
そしたら80人を超す参加登録をに受けた。しかも締め切り間近の二日間で20人ぐらい増えた。
JaRAN幹事の一人がそのとき送ったメールが、すごくぴったりとした表現。

「ついに動いプロジェクトXのナレーター風に)」という感じです。

本当だよ! なんだ、みんなネットワーキングの重要性を感じてたんじゃんか! 誰も知らなかったよ!
どうして今まで誰もしなかったんだよ!

大騒ぎして皆で仕事をしていたが、なんとか大きなトラブルもなく、終わった。
今回のことで感じたのは、JaRAN幹事とプロ研世話人の優秀さである。 つぎつぎと持ち上がってくるいろんなトラブルを、ものすごい量のメールのやり取りで1つ1つ着実に解決していった。
「仕事するときも、こういう超優秀な人達に囲まれて仕事したいぞ!」と思ってしまった。 

みなさん、ご存知ないかもしれませんが、ここに超優秀な人達がおりますぞ! 雇わなければ損ですぞ!

さて、肝心の当日のネットワーキングのことだが、皆うまい具合にネットワーキングしていたようである。ポスドクだけでなく、PI、テクニカルアシスタント、アカデミックの人、企業の人、会社を経営している人と、幅広く来ていただいた。 私の個人的意見では、ボストンにいる日本人研究者はMD(お医者さん)が多いのに、PhD(博士課程修了者)がかなり来ていた。
PIは目玉かと思いきや、別にPIに人が群がってしゃべっているわけでもなく、それぞれいろんなグループがいて、しゃべっていた気がする。

私の場合「ブログ(このブログ)見てますー」という人がいたり。
実は同じ大学の同じ学部出身の人を発見したり。その人と「○○さん知ってる!」と盛り上がったり。
同じ研究内容で盛り上がったり。
「昔□□さんのうちのパーティであったよね!」という話になったり。
しゃべるのに夢中で、ご飯が食べれない。。。。 (そんなのあり?)
会の終わりに挨拶をしても、皆全然去らずに普通にしゃべり続けてるし、大変盛況だった。

他の幹事・世話人はこんな質問ももらった。
会はどのくらいの頻度でやってるの?
次の会は、いつやるの? 

もう次の会のことですか。。。。。。。

何がどうなったら、初回で80人規模になってしまうような、こういうことになったのか。研究者だから、Discussion(考察)したくなったりするのだが、わからないものは、やっぱりわからないということで、ほおっておく。

今回お世話になったもの。それはGoogle Docs。Google SpreadsheetとGoogle Document。いろんな書類をシェアできるので、お役立ちだった。どうもありがとうGoogle。最近私はGoogleにおんぶにだっこだよ。

うちのボスは「○○さんは、大ボスのお友達だ。電話してしゃべったけど、いい感じだったし、きっと協力してくれると思う」と言って、共同研究を進めていく。だから、研究するときの「お友達」は、多ければ多いほどいいかもしれない。

今日の教訓 ネットワーキングは、実は皆大切だと思っているらしい。

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