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突然ビジネスクラス

ただいま日本に一時帰国中である。ボストン(なんと昼間出発!)からデトロイト経由で中部国際空港に着なのであった。デトロイトでの接続時間は50分。飛行機が遅れてなんと接続時間20分。 猛ダッシュー! その後日本語しゃべれる搭乗口のにいちゃんと、お互い第二外国語を使用しながら(にいちゃん日本語、私英語)で、「どーやって日本語ならったん?」「ダイガク」とか話しながらパスポート見せてアメリカ出国。にいちゃんに「二階ですー!」と言われたので、飛行機の二階にいった。飛行機の二階というのは空の高さから考えると誤差みたいなもんで何も意味がないが、席はなんと、 Business Elite(ビジネスクラス) なんですかこれはー! 2分ぐらい「ここは私のいる場所ではない!」とうろたえる。「写真撮ろうかしら!」と思ったぐらいだが、やめた。 気を取り直したころ、フライトアテンダントのおばさんが「シャンペンはいかがですか?」と訊いてきた。 仕事する気満々(というか、仕事が半分しか出来てなかった)ので、「いや、いいです」と断る。セミナーをする約束をしていたのである。でなけりゃ、飲んでるかもしれないが。 ビジネスクラス、なんとコンセントがあるのである!!!やりー。 離陸後、コンピューターをひっぱりだして、コンセントにつないで、おもむろにプレゼンテーションの作成をやる。12時間半もあるので、仕事し放題である。そのうちフライトアテンダントがご飯前のスナックを持ってくるが、ちゃんとしたナッツがきちんとした食器に入ってくる。クランベリージュースを頼んだら、ちゃんとしたガラスのコップで出て来た。 その後、テーブルクロスがテーブルにしかれ、 コース料理が二つ あった。和食系は期待してないので選ばず、Western styleを選んだ。オードブル、スープ、サラダ、メイン料理の順番に運ばれてきた。どれもこれも、きちんと食器に運ばれて来て、しかもちゃんとナイフとかはプラスチックではないのである。メイン料理は4種類の中(牛、豚、鶏、ベジタリアン)の中から選ぶ。 と、ここまで書いて、私って、どんだけ貧乏人やねん。とか思ってしまう。 メイン料理はビーフの煮込み料理みたいなのにした。そしたら、ちゃんと食べれるものが出て来た。備え付けの人参はちゃんと煮えてなかったけどね(笑)。 そ

Space shuttle(スペースシャトル)

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先週学会をかねて(?)スペースシャトルを見に行った。スミソニアン博物館にある。てっきりWashington DCの真ん中にあるのかと思えば、 なんとWashington Dulles international airport(ワシントン・ダレス国際空港)の隣 であった。Washington DCの隣の空港(ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港)へ行くチケットを取ってから気づいた! なのでまずホテルに行き、 そこからバス(6ドル)で1時間 のDullesまで行く羽目になった。 Dulles空港に着いた後、案内所のおじさんに「Space shuttle見に行きたいんだけど、どうやっていけばいいの?」と聞いた。 おじさん「どこ行くシャトル?」 私「スペースシャトル!」 おじさん「あー、博物館ね」 といくことで、博物館へ行くシャトルバスのスケジュールを教えてくれた。50セント。 だだーん! いましたスペースシャトル! (写真はクリックすると拡大します) ぬぬ。結構満身創痍。 下の耐熱板も、ところどころ新しいのがはめてある。。。。ということは、はげたか、損傷がはげしかったのか? 緊急救助の場合はここを切断しろ。。。とのことである。おわー。 後ろのエンジン。案内のおじさんによると、5分間で燃料ほとんど使い切るそうである。 後ろから見た図。ということで、スペースシャトルは引退してもおかしくないほどのご老体だったのであった。お勤めご苦労さまです。残念ながら、中は見せてもらえなかった。 ついでに広島に原爆おとしたB29偶然発見。コンコルドもいた。 今日の教訓 やっぱスペースシャトルはすごいっす。 過去のブログ ・ シンシナティ その2 ・ アメリカ人の発想

ラボの引っ越し

研究室の引っ越しが終わった。 数週間前に「第2回年末(?)大掃除をするぞ」と掃除して、先週の木曜日と金曜日に荷造り、月曜日に超優秀な引っ越し業者が午前中に全部運んで、午後から段ボールをあけて、昨日(火曜日)から博士課程学生は実験スタート。元の研究室の場所はすっからかんで、掃除済み。 なんか研究室の夜逃げみたいだー! 隣のラボの人達もびっくりなのであった。。記録的な早さかもしれない。 年末大掃除はするもんである。去年「日本人は年末に大掃除をするんだ!どうせ感謝祭からクリスマス、年末までなんも動かないんだから、掃除するぞ!」と言い張って掃除を企画して良かった。じゃなかったら、結構大変だったぞ。古い物をボスがしぶって去年は捨てなかったりしたが、一年後また見ると捨てる気になっていたりするのである。 ということで来年も掃除をすることにする。試薬の掃除が大変だったから、来年の掃除の時は試薬も掃除しようっと! 今日の教訓 引っ越し無事終了。

ハリケーンでマウスの被害

今日同僚から聞いた話だが、ハリケーンサンディでニューヨークが被害にあったときに、ニューヨークの大学の地下のマウス部屋が水没し、マウスが全部溺れたらしい。 Sandy wiped out NYU lab mice, dealing blow to medical research えらいこっちゃ。 昔「どうしてマウス飼育室は建物の一番上の見晴らしのいいところ?」という質問を友人にしたら、「マウス飼育室を地下にして洪水にあって、マウスが溺れるから、上」という返事がきたが、本当にそういうことはあるのね。 今日の教訓 考えるだけでぞーっとする! 過去のブログ ・ アメリカの大学の建物は変

チョコレートとノーベル賞の関係

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ひさしぶりにブログを更新。アメリカのどこかでくたばってるんじゃないかと思われそうだが、ちゃんと生きているのでご安心を。 学会がワシントンDCであった(+スペースシャトルを見に行った) その直後にグラント申請の締め切りがあった。 明日は研究室のお引っ越し朝8時から(向こうの通りに移動) 来週の月曜日に30分セミナーをするが、スライドまだ作ってない! ということで、単に忙しかったのであった。今もまだ忙しいけど! ということで、本題に入って。 この前誰かに見せてもらった図についてである。なんでもチョコレートをよく食べる国民のほうがノーベル賞を多く取るというグラフで、あははー!と面白がってみていたのだが、なんと出所はここである。 Chocolate Consumption, Cognitive Function, and Nobel Laureates New England Journal of Medicine! 折角だから ウィキペディアのページから 引用。 『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』(英語:The New England Journal of Medicine、略称:N Engl J Med または NEJM)は、マサチューセッツ内科外科学会によって発行される、英語で書かれた査読制の医学雑誌である。継続して発行されている医学雑誌のうちでは世界で最も長い歴史を誇り、また世界で最も広く読まれ、最もよく引用され、最も影響を与えている一般的な医学系定期刊行物となっている。 引用終了。インパクトファクターは2011年で、53.298である。その泣く子も黙るNew England Journal of Medicineが「チョコレートを良く食べる国民のほうがノーベル賞を取る人が多い」という、データが一つだけの論文を出したのである。Methods(方法)を見ると、 ・ノーベル賞受賞者のデータはウィキペディアから取った。 ・チョコレートのデータはどこぞの会社のウェブサイトから取った。 ・そして統計を取った(どの統計を使ったか、ソフトは何かは書いてない) しかもディスカッションあやふや。 そんなんでNew England Journal of Medicineに論文だせれるんかー!そんなんでいいのかー! ち