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「石油」つくる藻類

数日前に同僚と「アラブの国の問題」についてしゃべっていたら、「俺はひょっとしたら、第3次世界大戦が始まるんじゃないかと思うんだ」と言っていた。石油争奪戦らしい。 ひょえーーーー。 さて、うちの親はテレビっ子であるが、その親によると、最近石油を作る藻の有望なものが発見されたらしい。藻から石油を作るアイデア自体は結構前からあったが、今回の藻はかなり早く増殖するのでよいらしい。 生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見(Asahi.com)   効率よく「石油」作る藻、筑波大発見 代替燃料に期待、生産コスト1リットル50円程度  Asahi.comの記事によると「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」らしい。しかも「また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。」らしい。 まさに一石二鳥! 下水処理場で培養すればいいのでは! 確か微生物処理しているはずだし。 ということで、同僚に「日本で石油を作る藻が発見されたんだ。将来日本は自分で石油をまかなうことになる。その石油争奪戦である第3次世界大戦には参加しないよ」と言ったら、「そうだよな。この前ので懲りたよな」と言われた。 たしかにー!  今日の教訓 第3次世界大戦には参加したくないから、筑波大の人、頑張ってねー。 過去のブログ ・ 実験成功

プロ研解散しちゃいましたー+感想

ブログで報告するのを忘れていたが、プロ研を解散してしまった。知らない人のために説明すると、プロ研は「 プロ研究者への道 」という名前のグループで、研究者(主にボストン在住)が長期滞在していく上でのいろいろな出来事を皆で勉強していくグループ。2010年いっぱいで解散した。 今までのご協力してくださった方、どうもありがとうございました。 プロ研を運営した感想 1.欲しい情報が大量に流れ込んでくる。 「情報こそが現在の通貨である」という勝間和代の言葉があるが( 効率が10倍アップする新・知的生産術 )、本当である。 日本で多少情報が少なくてもどうってことないが、アメリカにいる日本人で情報があるのとないのとでは雲泥の差、下手すると死活問題(???)になりえる。 そもそも私がプロ研の運営委員になった理由は、「Postdoctoral fellowshipの期限がPhDを取得してから5年まで」という衝撃の事実を4年目ぐらいに知ったということからである。書いて投稿したら5年経つじゃん。 いやー、あの時は本当にびっくりしたわ。つくづく「ボスに頼ってなんかいないで情報を自分で入手しないと、このままじゃヤバい!」と思ったもんね。その時ちょうど友達に「こういうグループ作りたいんだけれど」と声をかけられたわけ。 例えばグリーンカード取るにしても、知らないと「自分の前に大きな壁が立ちはだかった感じ」がするが、多少知っていたら「あー、そうなのね。じゃ、やらなきゃ」と抵抗も少ない。グラント書きでもFaculty positionの職探しでもなんでも「次のステップ」を知っていることが重要だと思う。 ということで、プロ研で勉強済みの私はAssistant professorにもなっていないのに、その次の「Associate professorになるのに必要なこと3つ」まで知っている。いつその情報を使うかは不明だけどね。 2.運営委員が一番トクする。 全くのボランティアなので、運営委員の利益がなかったら、そんなグループ+会を催す必要なんか無いから、当然と言えば当然だが。おかげで自分の知りたいことを全部聞いた気がする。しかも日本人コミュニティの中での有名人になれる。 3.情報を右から左に流すだけで感謝される。 簡単に言えば、しゃべってくれる人を探して、場所として教

英語

今日親と話していて、日本語の単語が出てこないので、冗談で「あのさー、面倒だから英語でしゃべっていい?」って聞いたら、親に「いいよー、音楽だと思って聞いてるから」って言われた。 で、途中で「フンフン」「フーン」とか言ってるんだろうなあ。 今日の教訓 それにしても、英語、もうちょっとマシにならんもんかしら。

そうだったっけ?

 なぜだか私はNational Geographic TravelerのJapanのガイドブックを買ったのだった。きれいな写真がいっぱい載っていて楽しんでいたのだが、Travelwiseの所に載っていた文章をみてびっくり(以下引用) Etiquette & Local customs There are only three absolute no-nos in Japan: Soaping yourself in the bath; entering a home, temple or shrine building without removing your shoes; and blowing your nose in public. Nose-blowing is so frowned upon that you should try to sniff and dab discreetly with a handkerchief until you can retire and blow in private. エチケットと習慣 日本では絶対していけないことが三つだけある。 1.風呂桶の中で石けんを使うこと。 2.家、お寺や神社に靴をぬがないで入ること。 3.公衆の面前で鼻をかむこと。鼻をかむと(周りの人が)眉をひそめるので、鼻をすするか、ハンカチで控え目に拭き取る。そして人がいないところで鼻をかむこと。 一瞬「人前で鼻をかんではいけないのか?」と親に電話して質問しようかと思ったのであった。私は人前でも鼻をかむが、ひょっとして、もう日本人としてのアイデンティティを無くしてる? がーん! 「鼻をかむ」 これにはストーリーがあるのであった。 友達も、私と同時期にドイツに留学した。彼女はドイツ人のルームメイトがいた。 ある日鼻をすすっていると(って、別に日本人だからそんなことは気づかないのだが)、ルームメイトにティッシュを差し出されたらしい。そんな話を二人で電話でしゃべったのであった。以来、ドイツ人にティッシュを差し出されてはたまらんので、鼻をかむことにしたのであった。単なるプライドの問題である。 アメリカでも鼻をすする音は聞かない。 ちょっと脱線するが、ドイツのティッシュは非常に分厚くがっしりしているので、ドイツ人

セミナー終了

今日はボストン大学のImmunology Training Programのセミナーで発表した。3週間前に「発表して」と言われて、「はーい」と返事。 はーいと返事してから、「どうしようかしらーーー?」と考えるのだが、いつも。 せっかくなので、私の研究人生(修士課程から今までの仕事全部)を発表することにした。1998年から2010年までね。ってことは12年間か。 最初に、とりあえず今までの発表を全部入れてみたら、スライドが90枚とかいう、アホなことになっていたが、削りに削り、ついでにジョークも入れて50枚までに抑えた。 いやー、場数は踏むものである。1時間のセミナー発表もマシになってきたことよ。数年前は「セミナーします」と言いつつ、50分しゃべるのは大変で、真ん中で「ふー、あと半分」とか思っていたが。こればっかりは発表を繰り返すことで練習するしかないようである。 今日の教訓 せっかくだからCVに追加しておこうっと。

日本人女性がもてる3つの理由

ってな記事を日経ビジネスオンラインで見つけてしまったので、紹介。 日本人女性がもてる3つの理由 なでしこ姫はグローバル結婚市場での「勝ち組」 確かにー! 日本にいた時にはナンパなんてされなかったぞ。まあ、某「一匹狼の群れ大学」の博士課程なんぞに行ってたら、普通ナンパなんてされないが。 海外に行ったら、たまーにナンパされるようになったぞ。 日本でoverqualifiedな女性は、ぜひとも海外に出てみてください。旅行じゃなくって、仕事で海外に出てね。旅行中にナンパされて、ノコノコついていったらひどい目に遭うかもしれないから、要注意。 Over-qualifiedの意味 adj. (仕事・職に就くのに)資格過剰の,必要以上の学歴[経験]がある. 今日の教訓 「日本人女性」って、ブランドらしい。

ドイツのハノーバーでサマースクール

ドイツの同僚から「サマースクールをハノーバーでやることになったから、ぜひともいろんな所に情報を出してくれ」というメールをもらった。 ということで、学部生か修士の学生で、「おお、行ったろうやんけー」という気合いがある人は、 こっち 。 免疫学に興味がある人専用。 夏のドイツは涼しくていいよー。ビールもおいしいし。 私が行きたいぐらいだ(って、ターゲットが全く違うが)。 今日の教訓 いいなあー、夏のドイツ。