ドイツ人とチョコレート

ドイツ人はチョコレートが大好きである。
スーツケースいっぱいのチョコレートを持ってきたとか、何kgのチョコレートを持ってきたとか、冷蔵庫には大量のチョコレートが保存されていて、それを少しずつ食べているとか、そんな話をドイツ人はしている。「そのチョコレート!一回も持ってきてくれないじゃないか!」と抗議すると、「やだ」と私の友人のドイツ人は言う。

昨日大学に知り合いのドイツ人がセミナーに来た。ニューヨークに住んでいるドイツ人である。私と45分話す機会があった。3-4時頃だったので、Milkaをshaws(スーパーマーケット)で買って大学に持ってきた。Milkaは私の周りのドイツ人が好きなチョコレートである。

Milkaを2枚とRitter Sportを取り出して、「はい。これあげる」と言ったら、ドイツ人が目を輝かせ「お!Milkaだ!」と言った。さっそく開けて食べながら、ドイツに比べて値段が高いとか、話が弾んだ。(←そんな話より研究の話をしなさいってば)
ニューヨークのドイツ人「ニューヨークではRitter Sportは手に入るんだけれど、Milkaは手に入らないんだよ。どこで手に入れたの?」
私「ShawsかWalgreen(日本で言うところのドラッグストア)で売ってるよ」
ドイツ人「ニューヨークにはWalgreenはあんまりないんだよ」
Walgreenはボストンにあるが、ニューヨークには無いのか。。。。。
チョコレートを食べながらディスカッション(チョコレートについてではなく、研究のディスカッション)をした後、ドイツ人は開封されたMilkaを見て言った。
「これ、もらっていい?」
私「どうぞどうぞ。 そっちの開いていないほうのMilkaも持っていっていいよ」
ドイツ人「え、そんな」と遠慮。
私「でもニューヨークじゃ買えないんでしょ? 持っていっていいよ」
ドイツ人、ものすごくうれしそうな顔をしながら「ありがとう!」

その後ドイツ人と、私のボスと、隣の隣のボスとディナーに行った。 ディナーの後、うちのボスとホテルまで送りに行った別れ際、ドイツ人は言った。
「Milkaありがとう。今晩も食べるし。まあディナーでお腹いっぱいだけれど」

一体どんだけチョコレート好きやねん。

私「そこの通りの角にね、Walgreenがあるから、Milka買えるよ」
次の日に彼がWalgreenのMilkaを買い占めたかどうかは不明。

Milkaのウェブサイトはヨーロッパに各国に結構対応しているが、なんとUnited States(アメリカ)もEngland(イギリス)のページもない。もちろん日本もない。かなりローカルなチョコレートのようである。

Milkaは甘すぎるので、私にはRitter Sportのほうが好きである。
Ritter Sportを売っている店をまた見つけた。Newbury StreetにあるDeLuca's Marketという店である。

今日の教訓 ドイツ人はMilkaで幸せ。

追加情報 今日(11月12日)そのドイツ人からメールが数人に送られてきて、「どうもセミナーに招待してくれてありがとう。 ディナーは楽しかった。 それからKayチョコレートありがとう」って書いてあった。

一体どんだけチョコレート好きやねん。

過去のブログ
さらにチョコレートネタ WalgreenにMilkaがあることを教えてもらったこと。
チョコレートと私の切っても切れない関係 (Ritter Sportがある店列挙)

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