ペテン作曲家と、ストラディヴァリウスとヴィヴァルディ
今日のNew York Timesの記事。 Beloved Deaf Composer in Japan Appears to Be None of the Above 記事によると、なんでもMamoru Samuragochiなる耳の聞こえない作曲家が、ゴーストライターを雇っていたあげく耳も聞こえた。。。そうな。しかもスケートのDaisuke Takahashiがソチ冬季オリンピックの曲に採用。もう少女マンガみたい。ゴーストシンガーっているじゃん。美少女シンガーが歌えないから、舞台袖で歌うかわいくない女の子。で、ハンサムな王子様が、そのかわいくない女の子を応援するのである。「私かわいくないから、ダメだわ」「大丈夫、皆君の歌声にほれぼれするよ」という、ありがちな少女マンガ! 誰の書いたマンガだったっけ! 話を元に戻して。 Samuragochiって、たまごっちの親戚かと思ってしまうのだが、まあいいや。今後はゴーストライターであるTakashi Niigakiさんに曲をガシガシ作ってもらうことにしましょう。それにしても、日本のクラシックって、「美人ピアニスト」とか、「耳の聞こえない作曲家」とか枕詞が多くない? あるいは「手こねハンバーグ」とか(笑) 日本しっかりしてくださいなー。大体、この生き馬の目を抜くような世界では、逆に正直真実で売ったほうがよいと思うんだけれど。 さて、次のNew York Timesの記事。 Stradivarius Is Recovered Unharmed After Theft なんでも先月ストラディバリウスがミルウォーキーシンフォニーのコンサートマスターから盗まれて、それが無事もどったとのこと。良かった良かった。 最近の趣味は Radio Swiss Classic でランダムに流れている(と言っても、結構同じ曲が流れていたりするが)の作曲家を当てることである。「こいつはショパンっぽい!」とか。「この憂鬱度はシューマンに違いない!」とか。あるいは Operavore でオペラを聞きながら、「ヘンデルで、昔カストラートが歌ったにちがいない!」とか思っているのである(仕事中)。で、Radio Swiss Classicでヴィヴァルディの知らない曲が流れていたので、調べた。 Concerto for vio