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Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought

"Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought" Albert Szent-Györgyi, Nobel Laureate and MBL Scientist. いわく、「発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」  ケープコッドのWoods Holeにある MBL(Marine Biological Laboratory) を訪問したときにこの文章を見たのだが、写真を取ってくるのを忘れたのであった。その後「なんだったっけ?」と思うこと多々。ついに発見したので、ブログにしておく。なんたってこれは私の忘備録だし。 今日の教訓 人と違うこと考えましょう! 過去のブログ ・ アイデアをたくさん出してから、悪いアイデアを捨てることを学ぶ

ゆるゆるのランニングと、律速段階の関係

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New Year Resolution(新年の抱負)ということで、ランニングを続けている。 BAAのハーフマラソンで見事足(太もも)を痛くして最後5キロぐらい歩いた残念な話 は前に書いた。「修行が足りん!!!!」という話である。私より前に足を痛めた友人(研究者)が近くに住んでいるので、「一緒に走りませんか?」と誘ったら、話にのってくれたのである。 「New Year Resolutionだー!」ということにして、元旦に9.4km走った。(New Year Resolutionというのは普通は続かない)私のほうが当然遅いのだが、ペースに合わせて走ってくれる。研究の話とかどうでもいい話とかしゃべりながら、ゆるゆるのペースで走るのである。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということでまた9.4km走った。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということで、ちょうど寒い日の次の日だったかで、チャールズリバーが凍っているかを見にいく。Mass Ave BridgeからMuseum Of Scienceまでぐるっと回って来て、9.7km走った。 次の土曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、BU Bridgeを渡って、Cambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、11.6km走る。 次の日曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、River Side Bridgeというらしいのだが、それを渡ってCambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、ついでにMUJIも行ったりしているが14km走った! 日曜日だけ走っているわけではない。日曜日怪我したら困るので、平日も走っている。それにしても、全然努力している気がしないのにあっさり(?)14kmクリアしたのがびっくりなのである。次の日の筋肉痛もなし。 しかも1月、New Year Resolutionとはいえ、113kmも走った!(普段は50kmぐらい) 今までストイックに走っていたのは何! 友人に至っては、「このペースだったら、ハーフマラソンでもフルマラソンでも走れそう」とな。確かに。フルマラソンはともかく、ハーフマラソンはいけそうだ。ゆるゆるのペースで、どう

Books of the year 2018 - Algorithms to Live By

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2018年印象に残った本 その3 Algorithms to Live By: The Computer Science of Human Decisions (Amazon) Brian Christian (Author), Tom Griffiths (Author) 前にも書いたけど、洗濯した靴下の組み合わせをどうにかしたくて検索した記事にこの本が紹介されていたのである。 How science can help you sort out your socks (BBC) 靴下の効率的な組み合わせ方のビデオはこの記事に載っているので、知りたい方はBBCの記事をどうぞ。 本の章はこんな感じ。 1 Optimal Stopping: When to Stop Looking 2 Explore/Exploit: The Latest vs. the Greatest 3 Sorting: Making Order 4 Caching: Forget About It 5 Scheduling: First Things First 6 Bayes's Rule: Predicting the Future 7 Overfitting: When to Think Less 8 Relaxation: Let It Slide 9 Randomness: When to Leave It to Chance 10 Networking: How We Connect 11 Game Theory: The Minds of Others Conclusion: Computational Kindness 1 Optimal Stopping: When to Stop Looking の「ガールフレンドとデートして何人目あるいは何歳ごろで手を打つか(結婚するか)」から話は始まる。コンピューターサイエンティストってそんなこと考えてるのか! 3 Sorting: Making Order With sorting, size is a recipe for disaster. らしい。ここに靴下の話が出てくる。 "Am I wasting my time organizing email?&

Books of the year 2018 - The complete Sherlock Holmes

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2018年に読んで印象に残った本 その2 The Complete Sherlock Holmes(Arthur Conan Doyle) Amazon.com 上のリンクからダウンロードしたら、タダ。 キンドルだからページ数関係ないけど、一応1874ページ(笑) 本屋でみてびっくりサイズ。 私が英語で本を読む理由は、「英語読むスピードを上げたい」+「日本の本をアメリカで購入すると高い」からである。せっかくアメリカにいるんだしさ、英語で読むのもいいよねというのが理由である。いい本は国境を越えて、翻訳されて読まれるしさ。 ということでアーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、子供の時に数個ストーリー読んでいたが、全部読破。アーサー・コナン・ドイル本人はシャーロック・ホームズ書くのに飽きたので途中で殺していたが、ファンに不評で復活。ご苦労様です。それにしてもProfessor Moriarty(モリアーティー教授)、シャーロック殺すためだけに出て来てない?(笑) ストーリーのテンポの良さは最高である。アレクサンドル・デュマもテンポよくって素晴らしいけどね。 The Count of Monte Cristo(Alexandre Dumas) Amazon.com モンテクリスト伯 こちらも上のリンクからダウンロードしたら、ほぼタダ。830ページ。そうか、あれ830ページもあったのか。なかなか終わらないと思ったら! こっちは現代版シャーロック・ホームズ。おすすめ。 今日の教訓 シャーロック・ホームズ読み終わって残念!(でも年とったらストーリー忘れるからまた読めばいいか) 過去のブログ ・ Books of the year 2018 - The Structure of Scientific Revolutions

Books of the year 2018 - The Structure of Scientific Revolutions

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Bill Gatesを真似して? 2018年に読んで印象に残った本の話 The Structure of Scientific Revolutions. Thomas Kuhn 日本語名は「 科学革命の構造」で、ウィキペディアから引用 。 『科学革命の構造』(かがくかくめいのこうぞう、英: The Structure of Scientific Revolutions)は、1962年にアメリカの科学史家・科学哲学者であるトーマス・クーンによって発表された著作である。その後1970年、1996年、2012年に再版され、19の言語に翻訳されて広く読まれた。 この著作では科学史の進歩を見直す立場から、科学において一定の期間にわたって研究者たちにモデルとなる問題、解法を提供する承認された科学的業績を意味するパラダイムの概念を用い分析する。後の科学史とは研究の蓄積による曲線的な進歩ではなく、パラダイム転換(パラダイムシフト)による段階的な過程として捉えなおすことができることをクーンは論じようとした。カール・ポパーなどとの議論で繰り広げられたパラダイム論争を引き起こした研究であった。 引用終了。 結構有名な本で、某ハーバード教授のオフィスにも置いてあるらしい。本好きの 島岡さん(三重大の教授なので、島岡先生) に勧められて冊子を購入したが、難しすぎて何度も挫折。島岡先生に挙げ句の果てには「持っていることに意義があるのです」と慰められ(?)た。積ん読ではなく「かざっとく(飾っ読?)」にしておいてもよかったのだが、やっぱり読まないといけないよねということで踏ん張って、キンドル版を購入しなおし(突っ込ん読)、日本に帰ったときに暇だったので読み切った! やったー!!!! これで私のオフィスに飾っておける(爆笑) Cheating sheetはこっち。 In retrospect: The Structure of Scientific Revolutions. (Natureの購読が必要?) 要約よりも本のほうが良かった。何が書いてあったのかはここでは書かない(内緒)。日本語版も売っているみたいだが、重要なことが書いてあったので、サイエンスをするものは一度(英語で)チャレンジするのもいいかもしれない。それにしても大変だったぞ、この本。これと同じ