Please sign here ドイツ編

ポスドクの話がメールで決まった後、ドイツから契約書が送られてきた。
これが、全くのドイツ語なのである。
日本で雇われるポスドクや留学生は、日本語の契約書をわたされるのだろうか、非常に疑問だったが、ドイツの契約書はドイツ語だった。
4ページドイツ語で書いてある最後に、ポストイットで「Please sign here」と書いてあった。
さらに別の用紙があり、質問事項がたくさんある。
?????
という状態である。ドイツ語を大学で履修していても、契約書が読めるわけがない。ドイツにはE-mailで受け取ったことを連絡し、少し時間を欲しいと 言った。
ドイツに4年ぐらい住んでいたという先輩に速達で郵送し、読んでもらった。
もちろん自分でも辞書をひき読む。
わかったことは契約書には、名前、住所、国籍、給料の出所などが書いてあったこと。
別の書類は訳するとかなり面白かった。
「結婚してますか? 子供は何人いますか? 離婚してますか? 離婚していても子供はいますか?
結婚していなくても子供はいますか? 扶養家族はありますか?」
という、おそらく給料に影響を及ぼすと思われる書類。
「兵役に行っていましたか?」という、日本では見られない書類。
「○○の教えを信じますか? ××のグループと関わりあいがありましたか?あるいは活動に参加しましたか?」という書類。 ○○や××が何かはさっぱりわ からないが、質問に対する答えがNein(いいえ)、Ja(はい)の順であることから、「いいえ」のほうがややこしいことにならないことがわかった。

しかしわからないところはさっぱりわからない。
わからないものにはサインをしないというのは、全世界の常識だが、ここは仕方がないので、サインをした。

この話をしたら先輩が「『研究に失敗したら、どっかのハーレムに送る』って書いてあるかもよー」というすごい冗談を言っていた。

後で契約書以外の書類については、ドイツについてから秘書さんが英語で記入を手伝ってくれた。(その時の英語がわかっていたかどうかは別問題)

今日の教訓 契約書はじっくり読む(無理か?)

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