RとLの違いなんてわからない

Lost in translationを見た次の日に私の友達が研究室で始めた会話
「すっごい面白かったよ。特にホテルの部屋に来た女の人が『リップ マイ ストッキング』って言ってるの。『リップ マイ ストッキング』だってよー」
他の友達「そうそう!『リップ マイ ストッキング』!」
私「????????」
その友達は私に向かって「え?わかんないの?リップ マイ ストッキング??」
「本当にわかんないのー????」
ドイツ人みな大爆笑

くやしいが、RとLの違いなんてわからない。
昔RとLの発音についてのセクションが入ったCDを持っていたが、これは絶対わからない。
Lap topを間違えてRap topと言うとかなり意味不明になる。Lap topはノートパソコンのことだが、Rapはラップミュージックのことだからだ。
ということで、いろいろなRとLのジョークが研究室に飛び交っていた。
私が「私にはRとLの違いなんて当分無理だよ」テクニカルアシスタントの友達に言ったところ、彼女は「この人生では無理だねー」と言ってきた。

日本人はRとLの区別が無理だが、他の人も実は苦手なものがある。
たとえばフランス人は最初のHの発音が出来ない。私の高校の英語の先生は「フランス語では林さんは『あやしい』になる」と話していた。今フランス人と働いているが、本当に単語の最初のHはできない。
ドイツでもあまりにスペイン人の友達が私のRとLをからかうものだから、「Susi Makes Sushi(スージーが寿司を作る)って言ってみろ!」と言うと「しゅーしぃー めいくす しゅーしぃー」と全くわけがわからなくなる。もちろんドイツ人 のスージーは隣で「何だって?」という顔をしている。
彼らはVとBの違いもわかりにくいそうだ。
ドイツ人も日本語を習うときに「しゃ」「ちゃ」「じゃ」などがわかりにくいと言ってたと思う。
そう言えばタイ人も茶碗を「しゃわん」と言っていた。

あまりスペイン人を"Susi Makes Sushi"でからかいすぎると、すごい巻き舌RとL攻撃を返してくるので注意。

ああ、またスティーブン・スピルバーグのつづりをSpierbergと書いてドイツにメールを送ってしまったぞ。きっと「また日本人がRとLをごっちゃにしている」と、受けているだろう。

今日の教訓 RとLの違いはジョークにするぐらいでちょうどよい。(だって誰にも得意不得意があるから)

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