たまには日本語の本

たまには日本の本のレビューです。

高学歴ワーキングプア フリーター生産工場としての大学院
日本に帰っていた時に、電車で前のおじさんが読んでいた日経新聞の広告で見つけた本です。
買って読んでみました。

なるほどなるほどなるほどー。
ある程度感づいていたけれど、やっぱりそうだったのね。

「博士課程なんか行っちゃっていいかしら」とか、
「親は行ってもいいっていうんですけどねー」(これ私が実際聞いた言葉)とか、
そういう気分で行くと、博士課程の途中で死にます。
しかし、この本によると、博士課程のその後でも死にそうです。
ので、なまじっかな雰囲気で行かないほうがよさそうです。
迷っている人、行こうと決めてる人、もう行ってしまった人、是非とも読んでください。

ちなみにアメリカの博士課程修了者(PhD保持者)は、エリートとしてインダストリー(企業)で$70,000-80,000 (約700万円-800万円)の給料がもらえるそうです。これが修了後すぐなのか、ポスドク(博士研究員)1回やった後のなのかは不明。
アカデミック(大学・研究所関係)では、そんなことは全然ないです。

アメリカのPhD保持者は、博士過程で学んだことを武器として、今までいた分野のみでなく、その他の分野でも活躍しています。
Googleみたいな感じに?

が、日本では博士課程修了者は、「専門分野に固執して、頭が固くなっている人々」と思われているようなので、ご注意。

日本においてきてしまったので、貸せません。すみませーん。

今日の教訓 日本の博士課程修了者は大変らしい。

追記 特に、子供にお金を出す親御さんに読んでもらえるといいかもしれません。

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PhDを取ってよかったと思うとき
博士過程に行く女性
PhD student(博士課程学生)のこころえ
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