休暇が、だんだん休暇ではなくなったこと
下の文章はドイツに行く前の、11月14日に書いたものです。
我ながら、あわてぶりが楽しいです。
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Thanks giving(感謝祭)の休暇というのがアメリカにあります。 その間に私はドイツのミュンヘンに行ってきます!
Turkey(七面鳥)よりもドイツのソーセージのほうが好きだし。
クリスマスマーケットもあるし。 グリューワインもあるし。
ドイツに行く本当の理由は、ドイツでお世話になった先生がついに退官してしまうことです。
12月で、少なくとも研究所長はやめてしまうらしいです。 研究所長をやめると、グループリーダーなどは皆分散してしまうようです。
グループリーダーが分散すると、私の友達とかも皆散らばってしまいます。
ですので、「先生が退官する前に遊びに行くし」と連絡をしました。
そしたら、先生から「お前SFB456のセミナーしろ」と返事が来ました。(SFBはグラントの名前だと思います)
ぬぬ!
SFBのセミナーとは、もしやあの、1時間しゃべるやつですか?
普通グループリーダーとかPIとかがしゃべるあれですか? 来た人みんないい仕事してましたが?
そんな格調高いセミナーにインストラクター(ポスドクよりもちょっとマシなポスドク)がしゃべっていいんですか?
っていうか、私1時間しゃべったことないんですけど! (正確には50分+質疑応答)
すごいありがたい話ですけど、大丈夫でしょうか私。
それとも、引退間近でドイツボスやりたい放題?
ということで、1時間セミナーする準備をひーひー言いながらやっております。
島岡さんの教え(くわしくは、実験医学を読んでください)に従って、時間を半分に分割し、2つの話をすることにしました。
1時間セミナー、練習するだけで疲れます。もちろん英語です。ドイツ語ではありません。
これ、絶対PIになるためのジョブハンティングの前に経験しておくべきです。
しかも、その後秘書さんから連絡がきて、「グループリーダーとのミーティングを設定するけど、何時ごろミュンヘンに来る?」ときかれました。
おおーーー!!!! 本格的。
ボストン大学のセミナーもそうですが、セミナーしに来た人はPIとのミーティングをします。 PIはデータを見せて、ディスカッションします。
大丈夫ですか、私? 頭の悪さがばれてしまいそうですが!
さて、ドイツでお世話になった別の人がMarburg(マルブルク)にいるので、「遊びに行きたいけど、ミュンヘンからマルブルクまでは電車で何時間?」と聞いてみました。
そしたら、「5時間ぐらい。 もしセミナーしてくれたら、旅費と1泊分の滞在費あげるよ」との返事が来ました。
またセミナー!
喜んでセミナーします! 1つするのも2つするのも、同じネタだから労力一緒だし。
他にも「ミュンヘン行くからねー」と連絡した人がいますが、この人はHannover(ハノーバー)の研究所所長になったのです。
その人は「僕はその時ハノーバーに行っている。だからハノーバーにも来い!」と言ってきました。
「あーーー、ミュンヘンとマルブルクに行くから、一週間でハノーバーまでは無理。そんなのが出来るのは日本人旅行者だけだし」
と返事したら、
「君は日本人旅行者じゃん」
と返事が来ました。
その通りですけど(笑)。
「また来年にでも行くから、そのときよろしく」と、返事を送っておきました。
なんだか休暇が休暇ではなくなってきた感じがします。
今日の教訓 昔のラボでセミナーするのは、いい修行になる。
過去のブログ
・VISAなんかきらいだー!!!!!! うちのボスがドイツにセミナーしに行く話がキャンセルになり、代わって私がセミナーする話が来たが、VISAの問題でおじゃんになった話
・Success in academia is hypothesized to require specific phenotypes. 50分間のセミナーを出来るという条件によって、ポスドクからassistant professorへのスクリーニングが行われるというジョーク
・一体全体またなんでこんな所に? 七面鳥がハーバード医学部の近くにいた話
・Thanksgiving 去年のThanksgivingの話と映画Grindhouseの話
・バレンタインデーとグリューワインの関係 グリューワインについて
・Workation (あるいはWorcation?) Work(仕事)と称して実はVacation(休暇)という状態を表す単語について。 今回のドイツ旅行は逆。
我ながら、あわてぶりが楽しいです。
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Thanks giving(感謝祭)の休暇というのがアメリカにあります。 その間に私はドイツのミュンヘンに行ってきます!
Turkey(七面鳥)よりもドイツのソーセージのほうが好きだし。
クリスマスマーケットもあるし。 グリューワインもあるし。
ドイツに行く本当の理由は、ドイツでお世話になった先生がついに退官してしまうことです。
12月で、少なくとも研究所長はやめてしまうらしいです。 研究所長をやめると、グループリーダーなどは皆分散してしまうようです。
グループリーダーが分散すると、私の友達とかも皆散らばってしまいます。
ですので、「先生が退官する前に遊びに行くし」と連絡をしました。
そしたら、先生から「お前SFB456のセミナーしろ」と返事が来ました。(SFBはグラントの名前だと思います)
ぬぬ!
SFBのセミナーとは、もしやあの、1時間しゃべるやつですか?
普通グループリーダーとかPIとかがしゃべるあれですか? 来た人みんないい仕事してましたが?
そんな格調高いセミナーにインストラクター(ポスドクよりもちょっとマシなポスドク)がしゃべっていいんですか?
っていうか、私1時間しゃべったことないんですけど! (正確には50分+質疑応答)
すごいありがたい話ですけど、大丈夫でしょうか私。
それとも、引退間近でドイツボスやりたい放題?
ということで、1時間セミナーする準備をひーひー言いながらやっております。
島岡さんの教え(くわしくは、実験医学を読んでください)に従って、時間を半分に分割し、2つの話をすることにしました。
1時間セミナー、練習するだけで疲れます。もちろん英語です。ドイツ語ではありません。
これ、絶対PIになるためのジョブハンティングの前に経験しておくべきです。
しかも、その後秘書さんから連絡がきて、「グループリーダーとのミーティングを設定するけど、何時ごろミュンヘンに来る?」ときかれました。
おおーーー!!!! 本格的。
ボストン大学のセミナーもそうですが、セミナーしに来た人はPIとのミーティングをします。 PIはデータを見せて、ディスカッションします。
大丈夫ですか、私? 頭の悪さがばれてしまいそうですが!
さて、ドイツでお世話になった別の人がMarburg(マルブルク)にいるので、「遊びに行きたいけど、ミュンヘンからマルブルクまでは電車で何時間?」と聞いてみました。
そしたら、「5時間ぐらい。 もしセミナーしてくれたら、旅費と1泊分の滞在費あげるよ」との返事が来ました。
またセミナー!
喜んでセミナーします! 1つするのも2つするのも、同じネタだから労力一緒だし。
他にも「ミュンヘン行くからねー」と連絡した人がいますが、この人はHannover(ハノーバー)の研究所所長になったのです。
その人は「僕はその時ハノーバーに行っている。だからハノーバーにも来い!」と言ってきました。
「あーーー、ミュンヘンとマルブルクに行くから、一週間でハノーバーまでは無理。そんなのが出来るのは日本人旅行者だけだし」
と返事したら、
「君は日本人旅行者じゃん」
と返事が来ました。
その通りですけど(笑)。
「また来年にでも行くから、そのときよろしく」と、返事を送っておきました。
なんだか休暇が休暇ではなくなってきた感じがします。
今日の教訓 昔のラボでセミナーするのは、いい修行になる。
過去のブログ
・VISAなんかきらいだー!!!!!! うちのボスがドイツにセミナーしに行く話がキャンセルになり、代わって私がセミナーする話が来たが、VISAの問題でおじゃんになった話
・Success in academia is hypothesized to require specific phenotypes. 50分間のセミナーを出来るという条件によって、ポスドクからassistant professorへのスクリーニングが行われるというジョーク
・一体全体またなんでこんな所に? 七面鳥がハーバード医学部の近くにいた話
・Thanksgiving 去年のThanksgivingの話と映画Grindhouseの話
・バレンタインデーとグリューワインの関係 グリューワインについて
・Workation (あるいはWorcation?) Work(仕事)と称して実はVacation(休暇)という状態を表す単語について。 今回のドイツ旅行は逆。
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