How Starbucks Saved My Life

TOEFLの試験が終わった後にスターバックスに行き、キャラメルマキアートを注文して'How Starbucks Saved My Life(「スターバックスがどうやって私の人生を救ったか」あるいは「私がどうやってスターバックスに救われたか」)'を読んでいた。 渡辺千賀さんが紹介していたし、日経ビジネスでも紹介していた。この本、ものすごく面白い。トム・ハンクスが映画化するらしい。

どんな本かといいますと。
作者はニューヨークのUpper Class(上流階級)に育ち、イェール大学に行き、その後広告会社で勤めていた人である。 もう、絵に描いたような上流階級の人である。 その人が、50歳台でいきなり首を切られ、その後不幸が重なり、60歳(63歳ぐらいだと思った)になってスターバックスで働くという話。

実話!
きゃーーーー!!!!

スターバックスの健康保険に魅かれてスターバックスのバリスタ(コーヒーを入れる人)になる、というところがいかにもアメリカ! 

ところが、このおじさん、人もうらやむ昔の華やかな時代よりも、スターバックスのパートナー(同僚のこと)と一緒に働いているほうが楽しいらしい。そういう、華やかだけれど決して幸せではない時期と、スターバックスで働いて、貧乏だけれど皆があたたかくって幸せな時期を、きれいに対比させているので、ものすごく面白い。 「じつは実話じゃないかもしれない!」と思うぐらい面白い。 

あまり書くと、ネタバレになってしまうので、このへんでやめておく。


この人が作者。 3分間なので、英語の勉強にちょうどいいかも。

今不景気なので、読む人の反応も違ってきているらしい。 前は「上流階級から転落した怖い話」という解釈だったらしいが、今は「実は貧乏でも幸せな人生ってあるのかも」という新しい解釈があるらしい。

ということで、今日の単語。
Respect and Dignity
Respectは尊敬
Dignityは品位・尊厳

ところで、私がアメリカに始めてきたのは、2000年に学会でサンフランシスコに行ったときである。いろんな物があまりにもまずいので、びっくりした。その中でオレンジジュースとスターバックスのコーヒーだけが美味しかった。「もしアメリカに留学しに来ても、この二つがあれば暮らせる! でも自炊しないとやっていけないかも」と思ったのを覚えている。

今日の教訓 How Starbucks Saved My Lifeは面白い。

参考ウェブサイト
How Starbucks Saved My Life(全米が泣いた!) 渡辺千賀 On Off & Beyond
・“スターバックス”と雇用不安下での「生き方」論 雇用創出に向けた仕組み・仕掛け作りへ (日経ビジネス・オンライン)リンク切れ

過去のブログ
TOEFL受けてきた
なんでアメリカが世界一の国かさっぱりわからん その12 アメリカの健康保険 (アメリカでは健康保険がないと、本当にヤバイという話)

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