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Showing posts with the label 研究編

暑い!

今日の最高気温は34℃だったらしい。外の話。 私のラボは毎日のように27℃あるいはそれ以上である。今日は34℃なので、頭のぼーっと、あたり差し障りの無い実験をした(笑)。Lab Safetyの規定により、靴はいてジーンズはいて、Tシャツ着てその上に白衣着て実験したら、汗だくだよ!暑いと実験の失敗度が高くなるんだけれど! おとついもボスに電話して、「えーとね、ウェスタンブロットしたんだけれど、全く何もバンドが無かった。夏効果だからね」と意味不明な説明をした。ボスも「しょうがないなー」という感じである。 昨日はうちの学生が隣のラボのボスに「ラボ暑いんだけれど」と言ったら、そのボス「マウス部屋の空調が狂ったら大問題だけれど、ヒューマンは問題ないからねー! あははー!」と返事していた。 私のオフィスは窓が無い上に、空調もラボと同じやつを使っているので27℃である。前まではジェットエンジンのようなものすごい音を立てる扇風機を使っていたが、叩かないと動きださないという状況になったので、「暑くて頭の働かないKayほど役に立たない物はないぞー」とボスにお願いして、扇風機を買ってもらった。静かだし、昼寝にちょうど良い感じである。 私は北極の氷の大きさを調べて報告しているブログを見ているのだが、北極の氷は、今年は破壊的に溶けているのであった。 Sea ice continues to track at low levels こう、夏は使えない私に対して、「バケーションでも取ったら?」という話が出るのだが、バケーションとって日本に帰る気にはさらさらないのであった。ボストンも暑いしちょっと蒸し暑いけど、日本に比べたら全然マシなのであった。 なんか、暑くて日本語もへんである。 今日の教訓 早く秋になってよね。 過去のブログ • 地球温暖化とボストン

もう?!

K01 をもらいだして早くも一年経つ。 今日ボスに R01 のネタを考えなさいと言われた。 もうーーー!!!!! はや! 今日の教訓 じゃ、考えます。 過去のブログ ・ 新年のご挨拶 2012

オフィス手に入れた!

5月1日から、私よりも偉い人が研究室に来る事になり、私がハイジャックしていたオフィスを引き渡すことになった。だが、幸いなことに、他の部屋をMyオフィスをもらえることになったのである。 昨日はそれでオフィスの引っ越しをしたのであった。まだレイアウト決めてないが、とりあえず全部運んだ。このオフィス、欠点としては窓がないこと、ラボの外にあることである。ちょっとめんどくさい。利点としては、異様なほど静かなのであった。ほとんど人も訪ねてこないし。もう電話引かないでおこうかと思ったぐらいである。ラボの中に人が増えて、騒々しいので、これはとっても利点なのであった。 今日の教訓 もう、ガンガン仕事するのも、昼寝するのも自由! 過去のブログ ・ 広いのも考えもん

数学は大事

引っ越しは滞り無く終わった。ただいま家の中で物探し中である。 さて、最近親に聞いた話だが、%の計算ができない生徒が日本で増えたそうである。日本人で英語できなくって、数学できなかったら全く役に立たないと思うのだが、どんなもんであろう。ちなみに、アジア系アメリカ人は英語力が他のアメリカ人よりも劣っていたりするので、数学というか、理系を磨くのである。なので、多少日本で英語できるよりも、数学磨いたほうがいいと思うのだが。。。。 ちなみにうちの親の説では、日本では食塩水の問題が解けるか解けないかが分かれ目だそうである。あの8%の食塩水と3%の食塩水を混ぜて5%の食塩水を300mlつくるには、8%は何ml, 3%は何mlかというやつである。ちなみに、今のところ実験でこういう状況に陥った事は無い。せいぜいPhの低い緩衝液とphの高い緩衝液を混ぜて目的のphの緩衝液を作るぐらいである。 それにしても%計算できなかったら、複利計算どうするのであろう。消費税もそのうちアップするという話なのに。 前から言っているが、アメリカ人は計算できない。私は英語はあやふやでも計算はできるので、同僚の計算を手伝っていた。すると私が計算するので、ちっとも自分で計算しようとはしなくなった。全くやる気無しである。英語を見てもらう約束をしているので、条件としてはいいと言えばいいのだが。 しかし学生の場合は、濃度計算できないと博士取った後でちょっとマズイかもしれないと思ったので、計算はやってあげないことにした。後でチェックはしてあげるが。アメリカ人学生数名でうんうん唸なりながら計算しているのを、私は端からみてニヤニヤしていた。数年後、学生は自分で計算できるようになった!何でも自分でやらせることである。 ちなみにインド人は20x20までのかけ算を覚えると聞いていたが、インド人に聞いたら本当にそうだった。 さて、一般的アメリカ人は数学ができないので、数学ができる人はアメリカで重宝される。 9 degrees that get you to $100k the quickest  Boston.com (一番早く$100k(1000万円ぐらい)を稼ぐ9つの学位) によると、 Petroleum Engineering (工学部 石油) Computer Engineering (工学

It's not lupus

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同僚が「 House MD が好きなのよ」って言っていた。迷惑きわまりない医者のドラマである。本物の医者にはあまり人気がない。 私「えー、House MDではlupusが有名なのよ!」 lupusは私が研究している「 全身性エリテマトーデス 」という病気である。たいてい省略されて、lupusである。 こんな感じ。 チームメンバーがLupusなんじゃないかというのを「lupusじゃないから!」と却下し、それをずーっと続けていて、あげくの果てにはシリーズを見ている人達の間でジョークになり、Tシャツまであるのである。 しかし、ついにシリーズ4の8でLupusが診断された! おー! それでLupus Foundation of Americaはコメントを出したらしい。これはループス患者を支援する財団である。正確に言うと、患者を集めて支援しつつ、寄付金を集めて、研究に貢献する。病気の原因を明らかにして、治療まで持っていってスピードアップための援助をするのである。日本でこういうのがあるのかどうかは不明。 Finally! It's a Lupus Diagnosis on House, M.D. (ついにHouse MDでループスが診断された!) 今日の教訓 研究室でTシャツの共同購入しようかしら? 過去のブログ ・ インターネット経由でセミナー

研究室でエコ PCRの最後のステップ

もうすぐ Earth Day らしいので研究室でのエコの話。 PCRの最後のステップは4oCにすることになっている。PCRは終了すると機械は4oCにサンプルを冷やすために「ウィーン」と高い音をたてはじめ、いかにも忙しく働いてますという感じである。夕方帰る前にセットすると数時間後にPCRは終了するが、機械は朝まで一晩中働く。 4℃は省エネにもならないし、機械にも良くないかもしれないので、10℃にセットしてみた。で、今のところうちのラボでは最後のステップは10℃である。 で、更に一歩踏み込んでみた! 「GenotypingのPCRぐらい最後のステップは室温で問題ないだろう!」ということで、最後の冷やすステップを自分のPCR programでこっそり削除してみた(笑) プログラム2つやってみたが、今のところ実験結果に変化はなし。問題ないだろうと思っていたが、やっぱり問題なかった(爆笑)。 ということで、自分の実験結果に責任持てるかたは(←ここが大事)、試してみてください。私は人の実験結果には責任持ちませんからねー! 今日の教訓 やっぱり問題ないやんけー。機械の寿命ものびそうだ。 過去のブログ ・ 自分の分野の最新情報を手に入れるべし ・ 手抜き実験 その4 ELISA plateの洗い方 ドイツ流

自分の分野の最新情報を手に入れるべし

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ここ数年使ってるPubMedの論文検索方法。  メールで定期的に送ってくれるので非常にありがたい。著者(友人と競合相手)の名前で検索の時は毎月、他のキーワードは毎週送ってもらっている。 ちなみに普通のジャーナルのeTOC(electric table of contents)ももらっている。 Nature Science Nature immunology Nature medicine Journal of clinical investigation. Immunity Journal of experimental medicine Blood PNAS Journal of immunology までチェックしている。 今日の教訓 最新情報はキャッチしないとねー。 過去のブログ • Lipid rafts(脂質ラフト)は存在しないかも知れない?

勘違いもはなはだしい天気

今日のボストンの最高気温は27oC。明日の気温も27oC。まだ3月なのにー!信じられん!地球温暖化がついに来たか!この勢いで夏に突入するのかー?そんなのいやだー! うちの研究室はエアコンがきかなくって、室温29℃になっていた。仕事にならないので研究室にいる人達は皆逃げ出していた。働いているのはインド人ぐらいであった。ちなみにインド人は「今インドの気温は42℃」ととんでもないことを言っていた。Science PodCastだったかNature PodCastによるとインドは最近科学にお金を投入しているらしいが、私はごめんである。 今のところエアコンは修理される気配はないようである。私はボスに「仕事にならないー!ラボに誰もいないよー!この分ではデータ無しの1年になるー!扇風機を購入していい?」ってメールを送ったら許可が降りた。扇風機なんて、どうやって買ったらいいのかしら。。。。(グラントの問題)Fisher Scientificで売ってるかしら? でも、去年も変な時期に雪が降ってびっくりしたが、予想とは全然違って暖冬だったので、今年の夏はどうなるのかは不明である。 今日の教訓 今年の夏は寒いに一票! 過去のブログ ・ いきなり大雪?

今シーズン最初の寒波!

が来て、朝は-13℃まで気温が下がっていた。快晴である。まあ大抵寒いときは快晴と決まっているのだが。昨日の夜は、風がびゅーびゅーふいて、おおーさむー!という感じだった。-20℃まで下がれば、去年のように外でシャボン玉を凍らせる実験をするのだが、-13℃では無理。 うちの部屋はおとつい29℃(ハワイよりも暑い)だったので、昨日は窓を開けて仕事に行って帰って来たら、さすがに寒くなっていた。 ボストン、研究でトップ(?)を走っているのは、 「こんなに気候が悪くても、学問をやるために集まってくる」人がいるからに違いない と言っている人がいるそうである。 本当かしら? なんかやせ我慢のようにしか聞こえないが。。。 まあ、11月から4月ぐらいまで冬だしな。他にやる事ないし。スキー行ってもいいけど、雪の質悪いしな。。。。 私の場合冬のほうがデータ出るし!  今日の教訓 まーラボ温かいし(笑)、これはラボにこもって研究するしかないか! 過去のブログ ・ 実験成功 (シャボン玉を凍らせる実験をした話)

新年のご挨拶 2012

今年もよろしくお願いします。 正月そうそう、朝からシャワーを浴びようとしたら、お湯が出なくって憤慨! さすがアメリカ、やりよる。。。。友人宅でお節料理をいただいて、帰って来たらお湯が出るようになっていた。ほっ。誰か知らないけど、正月そうそう修理してくれてありがとう。 去年の出来事。 震災でびっくりしてブログに書くのを忘れていたが、 K01というグラント を取った。NIH Career Development Awardsの一つである。期限5年。ということで、7月からはビンボー生活からも解放されたのである。やっと。。。。。 5年間の給料が保証されているってのは、私の生活では珍しい!  祝!(今頃してどうする、そんなことよりも、2年以内ぐらいに書かなくてはいけないR01のネタを考えないと!) ということで、あと4年半はアメリカにいるので、よろしくー! 今日の教訓 今年は何をしようかなー?

Lipid rafts(脂質ラフト)は存在しないかも知れない?

という、「あらー!」な話をScience Podcastで聞いた。Lipid raftsのコンセプトは数十年も経っている、言わばサイエンスの「常識」のような物であるが、これまで誰もその存在をはっきりと証明した人はいないらしい。Lipid raftsを扱った論文は3000以上にのぼる。。。。 ずるっとこけそうになるわ、ほんと。 まあ「既成概念、常識だと思っていることが実は違う」、っていうことを証明するのがサイエンスだから、まあいいと言えばいいんだけれど。 もっと知りたい人は、これをどうぞ。 Do Lipid Rafts Exist? 私は読んでない。 さて研究者は経験を積むと、いろんな概念はいともあっさりつぶれることを知っているので、あんまりいろんな事を100%信じたりしないようになる。自分で実験して、「あー論文のこのデータ、やっぱり再現できないじゃん」ということなんてザラであるからである。これをphDコースの学生が経験から学んでいくのを見るのは結構面白い。 phDコース入りたてほやほやの、やる気まんまんの学生は、読んだ論文全てを信じる。が、論文を読み進めて行くうちに、ほとんど全ての研究には相反する意見があることに気づく。アメリカの偉いところは、学生二人にあるトピックを発表させ、一人の学生はある観点から、もう一人の学生は全く逆の観点から議論させるところであるが。あれ面白いから、日本でもやったらいいのに。 phDコースも中盤から終わりにかけると、次第に「発表された論文は全て本当じゃないかも知れない」と気づき始める。発表された論文のデータでも、自分でやったら再現できないとか、そういうことがじゃんじゃん出てくるからである。しまいには、「もう発表された論文なんか、信じない!!!」と言いに来たりする(笑)。 「おお、それに気づいたか。おめでとう。またphDに一歩近づいたね」と意味不明ななぐさめ(?)をするのだが。 誤解の無いように書いておくが、発表された論文がウソを発表したわけではない。LPSが試薬にコンタミしていたとか、微妙に細胞の培養条件が違うとか、すこーし設定条件が違うとか、そういう、ちょっとしたことで再現できなかったりするのだ。(LPSの試薬のコンタミは自然免疫をやっている者にとって天敵である)。 今日も「あの論文の実験と一緒のこと

プロ研究者への道 ブログ 移動終了

「 プロ研究者への道 」のブログの移動を終了した。  リンクは http://proken-1.blogspot.com/ なので、リンクはっていた人は、変更お願いします。 変更した点 1.「(次の)勉強会のお知らせ」は削除 2.切れているリンクも時々アップデート 3.目次は消去 4.古い情報は時たまアップデート 5.タグをつけ直して、クラウド型にした。なので、多いトピックは文字が大きくなってる これで見やすくなったはず!(笑) なんせ、元のブログはブログ管理人(?)の私が見ても探しにくいブログだったしねー。しかも、しょーもないトラックバックがいっぱい入って、消すたびにむかついてたし。ああ、ブロガー今のところ私のお気に入りよ〜。 ということで、これからのアメリカ生き残りにかけて、どうぞご利用ください。 今日の教訓 プロ研究者への道 ブログの移動終了した。  過去のブログ • 「プロ研究者への道」ブログ バックアップファイル発見! • 「プロ研究者への道」ブログ消滅!

「プロ研究者への道」ブログ バックアップファイル発見!

真っ青になって、自分のコンピューターの中を探したら、バックアップファイルを発見した。2010年の12月にダウンロードしていたらしい。。。。とりあえず、大半の情報は保存されてるだろう。 もー、危ないわよね。 気が動転して、いろんなところにバックアップしまくってみたり(笑) 私のお気に入りのBloggerに新しいブログ作って、ファイルあげて行こうっと。 今日の教訓 バックアップは大切。。。。 過去のブログ ・ 「プロ研究者への道」ブログ消滅!

「プロ研究者への道」ブログ消滅!

はっと気づいたら、「 プロ研究者への道 」のブログがごっそり消滅していた。 なーんと! 私の「記憶」だったのにー!書いた後は「後でインターネットで検索したらいいや!」ということで、全部忘れてたのに(笑) あーーーー! 今日の教訓 えらいこっちゃ。 えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。

ものすごい新しいマックと、ものすごい古いプリンター

この前iMacを買ったので、ボスが同僚にあげて、いらないので私にくれて、そのままになっていたプリンターをつなげてみた。 HP LaserJet 2100TN ウィキペディアによると、どうも1999年製かもしれん というぐらいである。 なんとそれが MacOSのsnow Leopardとインターネット経由でつながる 、とウェブに書いてあった。Lionともつながるかもしれんと思って、つなげてみたらつながった!  Cold reset なるものまで試した。このステップは必要だったのか、必要ではなかったのか、全然不明。 プリンター、つながったはいいけど、印刷スピードがむっちゃ遅い! ま、インクも当分あるので、いいけど。忙しいときは別のプリンター(他の部屋にある)で印刷しようっと。 今日の教訓 他の職業でもなんとか食べていけるんじゃないかと、たまに思う。。。。 過去のブログ ・ ウェブ バックアップ サービス

The PhD movie

が今日あったので、見に行った。 かーなり面白かった! 学生が見た後、「ハッピーになった」と言っていたので、博士課程学生は是非見に行くべきである。今 リスト を見たら、九大では上映するようである。 ちなみに学生がハッピーになったのは、「他にも苦労している学生がいるんだ」ということでハッピーになったのである。。。。 女子学生のオフィスの引き出しにチョコレートとかお菓子が入っているのには笑った。私と同じだ! 今日の教訓 DVDにならないかなー??? 過去のブログ ・ The PhD movie

今年のノーベル賞は免疫!

ってか、私の研究のど真ん中! 我が輩、自然免疫と樹状細胞(dendritic cells、DC)が本職でございます。。。ございました。 受賞者は3人で、Dr. Ralph Steinman, Dr. Bruce BeutlerとDr. Jules A. Hoffmannということで、最後の人は知らないけど、最初の二人は会った事ある。もっともDr. Bruce Beutlerは講演きいただけだから、「見た事ある」が正しいが。 Dr. Ralph Steinmanは2回ほどしゃべったこともあるし、握手したこともある(はず)。DCのex-vivo(自分の細胞を取り出して処理した後、元に戻すこと)の研究を最近していたのは知っていたが、まさか自分のがん治療に使っていたとはー! ホンマかしら???? それにしても金曜日に死亡して、月曜日にノーベル賞の発表とは。。。。もう数日生きていたら、結果知れたのに。 ご冥福をお祈りします。。。。 さて、Dr. Ralph SteinmanがいつDCを発見したのかを調べてみた。PubmedでSteinman RMとdendriticで検索。 J Exp Med. 1973 May 1;137(5):1142-62. Identification of a novel cell type in peripheral lymphoid organs of mice. I. Morphology, quantitation, tissue distribution. Steinman RM, Cohn ZA. 1973年! J Exp Med. 1974 Feb 1;139(2):380-97. Identification of a novel cell type in peripheral lymphoid organs of mice. II. Functional properties in vitro. Steinman RM, Cohn ZA. J Exp Med. 1974 Jun 1;139(6):1431-45. Identification of a novel cell type in peripheral lymphoid organs of mice. 3. Functiona

The PhD movie

PhD comic が映画になったらしい。 その名もThe PhD Movie。映画があるのは学生から聞いていたので知っていたが、まさか Natureで紹介されている とは思わなかった。。。。 ということで、全世界の大学(?)180校で公開されるらしい。 大学のリストと日にちはこっ ち。 ボストン大学医学部もあるので見に行こうかなーと思っている。上映される大学に、日本の大学は一つも見当たらないんだけれど! どういうことだろうか。。。。 世界中の学生が博士号を取るのに四苦八苦するのを見れば、きっときっと励み(????)になるはずー!(あるいは四苦八苦するのを見て博士課程に行くのをやめるか。。。。) PHD Movie Trailer from PHD Comics on Vimeo . もしくは博士号なんかいらないと思うか。。。。 ってか、映画の出来はどうなんだろう。。。。 今日の教訓 どこでも博士課程を終了するのは大変である。。。。 過去のブログ • 博士論文

博士論文

アメリカ人の博士論文を見る機会があったので、見た。164ページも英語で書いてある! ちなみに、私の博士論文も英語で書いてある。書く時点でポスドク先が決まっていたので、博士論文は英語で書いたのである。ああ、大変だった。教授が直してくれたが、それでも大変だったろう。。。。一応3章だてになっているが、きっと今読めば赤面ものの博士論文だと思うが、まあいいのである。その後博士としての能力は磨かれたということで。未だに、英語書くのは大変である。 そうこう、人の博士論文を見て思った。 私の博士論文、どこ行ったっけ? (←おいおい) 冊子を製本したから、どこかに1部ぐらいはあるはずである。そしてマイクロソフトワードで書いたはずだから、ファイルは残っているはずなのだが、どこだろう。マックの奥深くか、はたまたバックアップしたCDがどこかで散乱しているか。。。。どこかで紛失したか、不明である。 それで思い出した。 博士論文が冊子になったときに、大学の事務に3部持って行くように言われたので持っていった。何に使うのか興味があったので、事務のお姉さん(お兄さんだったかもしれない)に訊いてみた。 1部は(確か)薬学部の図書館へ 1部は、、、、どこか忘れた。事務で保管かもしれないし、大学のメインの図書館かもしれない。。。 そして最後の1部は国会図書館へ行く。 国会図書館! そんなに大事な物なのか博士論文って!そのとき、「博士号」というものがとっても重要なものであったことに気づいたのであった。今はどうか知らないけど。 ということで、国会図書館+博士論文で検索したら、 国内博士論文 という項目が国会図書館のウェブサイトにあった。 ・国立国会図書館では、帝国図書館から引き継いだ大正12年9月以降の国内博士論文50万人分以上を所蔵しています。 だそうである。図書館があふれそう! 博士論文の利用について ★閲覧 関西館および東京本館でご覧いただけます。東京での閲覧は関西館からの取寄せ(所要日数:最短で3開館日)となります。取寄せには利用者登録が必要です。詳しくは登録利用者制度のご案内をご覧ください。 ★複写 原則として、半分までの複写ができます(1名の博士論文が、主論文・副論文・参考論文など複数の論文で構成される場合は、それぞれの論文の半分ま

アメリカ大学院の授業に潜入

してみた。なぜなら将来授業を教えるかもしれないからである。アメリカで授業を英語で教えるって、考えるだけでも恐ろしい。なので、手始め(?)に授業に潜入してみようという魂胆なのである。ちなみにアメリカの授業は潜入してもよいことになっている(はず)、ただし評価はもらえない。 ということで、Comprehensive Immunologyのクラスに入れてもらい、今日最初の授業があった。教科書は JanewayのImmunobiology (8th editionがでた!)かと思いきや、  Fundamental  Immunology というやつで、Amazonで買ってみたが、1600ページもある。 もうまるで電話帳。(ってか、今どき電話帳って無いかも) ドイツにいた時に同僚に「実験が全て旨く行ったら、教科書が電話帳みたいになる。そんな授業は受けたくないよねー」と冗談を言っていたが、ついに教科書が電話帳になってしまった。 皆様、今後のかわいそうな学生のために、研究はゆっくりと行ってください(笑) その重い電話帳を持って授業に行ってみたら、他の学生は持って来ていなかった。やる気あるのかー!!!! 私なんか授業でやるところの半分は昨日慌てて読んだんだぞー!  さて、この電話帳のEditorはWilliam E. Paulである。この人は Annual Review of ImmunologyのEditor でもあるのであった。なので、雰囲気はAnnual Review of Immunologyのchapterがたくさん詰まった感じである。まあ細かい所を最新の情報(といっても2008年までだが)を網羅しているということでいいとしよう。そんなに細かくってどうする?という気もしないでもないが。 文句 その1 絵とか図がカラーでない。。。。。。信じられん。何種類もの細胞の絵描いといて、それを小さな絵にして、カラーでなかったら何がなんだかわからんよ。色塗りしたくなるじゃんか。。。。 その2 主要な単語は イタリック じゃなくって 太字 にしてくれ。後で探すのが大変。全部蛍光ペンで塗っちゃうし。 その3 CD抗原の表がない。 その4 Janeway's Immunobiologyに載ってるImmunologist's toolbox