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(寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド

この前の「 脳の最大パフォーマンスを引き出すために 」の続き。なぜか「そちら何時ですか?」という時間に日本からメールが来るので、日本人寝てないと前から密かに思っていた。ついにデータ発見。 Which countries get the most sleep?(1843 Magazine) Richer populations tend to be more well-rested 各国の平均睡眠時間と一人あたりのGDPをグラフにしてある。 平均睡眠時間6時間18分ぐらい? 日本人本当に寝てなかったんだ! その割には一人あたりのGDP低い! 正確に言うと、イギリスとかフランスとかと一人あたりのGDPは一緒なのだが、睡眠時間が1時間以上少ない。睡眠時間が少ないと考えるだけで怒りがこみ上げて来るのは私だけ?  これに対抗するには(?)「自動的にGDPを上げるような(寝てても儲かる)システム」を考え出したほうが良さそうな気がしないでもない。いつもながら発想が飛ぶ私である。それが国家レベルでどうなるかはともかく、私個人レベルで資産を上げる方法は思いついた。 Vanguard Target Retirement Funds! アメリカの例ですみません。 私の大学のリタイアメントプラン403bはこれである。引退した後のお金が続かないことは問題だし、アクティブファンドだと手数料が高くて問題なので、Vanguard Target Retirement Fundである。 アクティブファンドはウィキペディアによると 、 アクティブファンドとは、投資信託のうちで運用担当者(ファンド・マネージャー)が、株式・債券・その他有価証券等の銘柄及び投資割合を決定する投資信託を指す。一般的にアクティブファンドはベンチマーク(株価指数など)を設定し、そのベンチマーク以上の運用成績を目指すものである。投資銘柄や投資割合に運用を担当する者の運用方針が反映されるため、その運用担当者の氏名を公表して募集するファンドもある。 引用終了。 ということである。Vanguardのはインデックスファンドである。 インデックスファンドはウィキペディアによる と、 インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。パッ...

脳の最大パフォーマンスを引き出すために

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今回の実験医学はサーカディアン・メディシンの話 睡眠と時差ボケおよび夜勤シフトなどが身体と精神にどう影響するかの話である。睡眠の話は真剣に読む私。いや社会的にも結構な問題なような。 さて私は結構寝ているので密かに怠けモノかと思っていたのだが、尊敬する荻野さん(ハーバードで教授している先生)のブログを見たところ荻野先生も8時間寝ているらしい。 イギリス出張3(時差との戦い)ハーバード大学教授 荻野周史のブログ 睡眠について滔々と書いてある。毎日脳に最大パフォーマンスで働いてもらわないと、ハーバードで教授なんてやってられないしな。引用したくなったが、引用したら全部引用になってしまうので、やめておく。興味のある方は上のリンクをクリックしてください。 さらに調べたところ、アマゾンのCEOのベゾスも8時間寝ているらしい! Jeff Bezos explains why he thinks getting 8 hours of sleep is key to making important decisions in the workplace (Business Insider) 私の場合の対処方法 ・リビングルームは10畳ぐらいあるが、電灯は合計80ワットぐらいの間接照明。ドイツにいた時に暗かったのでそのまま暗くなった。最近すぐに眠くなるので、ひょっとしたら合計80ワットは暗すぎる?それともただの歳? ・ベットルームには遮光カーテンを使用 ・寝るところにスマートフォン置いてない。スマートフォンはほとんど音楽とStrava(ランニングapp)しか使ってない。 ・家にテレビない。子供の時に「テレビは毎日1時間のみ」というルールがあり、そのままテレビなしでもOKになった。映画はNetflixで借りて見てるけど。 ・次の日に頭がボーっとするのが嫌いなので、アルコールはほとんど飲まない(ただの歳とも言う)。 ・この前日本から帰ってきたときの時差ボケは朝日の中で走ったら治ったので、次回も時差ボケになったら朝から走ってみる予定。本当の効果なのか、プラセボなのか不明(笑)メラトニンはアメリカの薬局で処方箋なしでも買えるので使ってみたけど、私には効果なし? ・デスクワークだけでは身体が疲れないので寝れるわけがないという理由で(科学的根拠な...

シン・ゴジラに習う会議参加人数

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「 発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」と前のブログで書いた けど、今日はそういう話。 1年ぐらい前にシン・ゴジラを見た。ネタバレになるので見てない人はすみません。でももう結構経ってるから見た人は見てるか。 会議映画である。 会議ばっかりしている。ゴジラが着々と東京をぶっ壊しているときに会議会議会議である。予告編みたときから「おー、予告編の半分の時間は会議シーン!」と思っていたが、観たら本当に会議ばっかりだった。最初数えていたがめんどくさくなったので、途中でやめた。 その3層ぐらいになって会議やってるのは、何! そのザーッと運ばれて来たコピー機は何! いまどきコピー機で何するの! PDFでそのまま見たりしないの? いいのか? ゴジラすぐそこまで来てるんだぞ! と非常に日本が心配になってきたところ、ゴジラが首相を含め半分ぐらいを殺してしまった。そしたら会議の数がガクッと減って、しかも話のスピードが上がった。 要するに、会議に参加する人たちが多すぎて、話が進まなかった。なるほど。 (↑私の勝手な解釈) こういう感想を親にしたら、「そういう風には考えなかった。それブログに書いたら?」と言われたので書くことにしたのだった。 会議の人数が多いと物事が動かなくなるのは本当らしい。 The 'two pizza rule' is a secret to productive meetings that helped Amazon CEO Jeff Bezos become one of the world's richest men (Business Insider) One of Bezos' more creative strategies for not losing entire days to unnecessary meetings is the "two pizza rule." It's simple. The more people you pack into the meeting, the less productive the meeting will likely be. The solution? Nev...

アパートのガス止められる

2月25日 アパートの管理会社からメールが来た。なんでもガスを一時的に止めることにしたらしい。ガスコンロで料理していたので、料理できず。 説明なし。 27日 いつになったら再開するの?って聞いたのだが、きちんとした説明なし。ガス止まったまま。 28日 ガス屋さんがきてチェック。 3月1日 アパートの管理会社からメールが来て、ガス全部停止することにしたそうな。ガスコンロは全部電化キッチン(? 日本語不明)に来週するから、よろしくー。とのこと。 その間の料理めんどくさいんですけど! 一応カセットコンロあるから、電子レンジと、炊飯器と、トースターで料理。外に食べに行ってもいいけど、毎日外食するもんじゃないし。しかも毎日外食してたら飽きるし。  さて、説明無しなので、勝手な仮説をたてている(笑) 研究者は勝手な仮説を立てるのが好きである。 去年の9月にマサチューセッツ州でガス爆発があった。ウィキペディアのページから引用。 Merrimack Valley gas explosions On September 13, 2018, excessive pressure in natural gas lines owned by Columbia Gas caused a series of explosions and fires to occur in as many as 40 homes, with over 80 individual fires, in the Merrimack Valley, Massachusetts towns of Lawrence, Andover, and North Andover. One person was killed and 30,000 were forced to evacuate their homes. 省略して訳するとガス管が弾けて爆発。火事になった家の数は40屋、他にも80件の家事があり、一人死亡、3万人避難することになった。 理由はたぶんガスが石油よりも安くなったので、ヒーティングとかなんとかを石油からガスに替えるお家が続出。ガス管にかかるガスの圧力が高くなった。ついでにガス管が古いのも関与? それでかそれでじゃないかわからないけど、うちのガスも停止! まー、ガス爆発...

Biology to Live By スパムメールの対応方法

この前紹介した Algorithms to Live By にちなんで「Biology to Live By」、つまり生物学を日々の生活に応用するシリーズ、、、になるのかしら、ならないのかしら? 知り合いの荻野さん(じゃなかった、荻野先生)が、最近ブログを書き始めたらしい。 ハゲタカ(プレデター)にかかわるな!1 「私も私の同僚もいろんなハゲタカが毎日毎日、何十ものEメールを送ってくるのに辟易しています。我々の貴重な時間の無駄です。すごい害悪といえます。私はハゲタカミーティング、ハゲタカジャーナルからのEメールを一瞬で見分けることができるようになってきました。」 それで思い出した話。 私は腎臓科に所属しているのだが、腎臓のことを知らない(笑) Stanfordから来た教授(たぶん教えるの好き)がセミナーで来て喋っていてびっくりした話。 ウィキペディアより腎臓 の機能。 腎動脈から送られてきた血液は、毛細血管を経由して腎小体(マルピーギ小体)に入る。 蛋白質以外の血漿成分は一度ボーマン嚢中に濾過される。その量は通過血液の10%で、濾過された液体は原尿(尿の原料)となる。原尿は1日約200リットル作られるが、尿となるのは約1%(1.5~1.8リットル)程で、残り約99%(198リットル)は尿細管で再吸収される。 原尿のうち有効成分(全てのグルコース、95%の水および無機塩類)は腎細管を経由、残り4%の水・無機塩類は集合管を経由し、再吸収されて腎静脈に戻り、再び身体の血流にのる。残った成分(尿)は腎細管を経て腎盂に集まり、尿管を経由して膀胱に排出される。水やナトリウムの再吸収量の調節は、遠位尿細管や集合管で行われ、抗利尿ホルモン(ADH)やアルドステロン、ANPなどのホルモンが関与する。 引用終了。 Stanfordから来た教授は150Lろ過と言っていた。150Lでも200Lでもいいけど、最初ろ過してその後再吸収!!!! 腎臓ものすごい働いてるじゃん! 脳の次ぐらいにエネルギー使ってるらしい。その先生の話ではなぜそういう機能をしているか、何を排出しているか、、という話であった。 友人に「腎臓って1日150Lもろ過してるんだよ! その後再吸収しているんだよ! なんでそういうある意味無駄な方法にしてるんだろうねえ?」と話したら、 Tha...

Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought

"Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought" Albert Szent-Györgyi, Nobel Laureate and MBL Scientist. いわく、「発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」  ケープコッドのWoods Holeにある MBL(Marine Biological Laboratory) を訪問したときにこの文章を見たのだが、写真を取ってくるのを忘れたのであった。その後「なんだったっけ?」と思うこと多々。ついに発見したので、ブログにしておく。なんたってこれは私の忘備録だし。 今日の教訓 人と違うこと考えましょう! 過去のブログ ・ アイデアをたくさん出してから、悪いアイデアを捨てることを学ぶ

ゆるゆるのランニングと、律速段階の関係

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New Year Resolution(新年の抱負)ということで、ランニングを続けている。 BAAのハーフマラソンで見事足(太もも)を痛くして最後5キロぐらい歩いた残念な話 は前に書いた。「修行が足りん!!!!」という話である。私より前に足を痛めた友人(研究者)が近くに住んでいるので、「一緒に走りませんか?」と誘ったら、話にのってくれたのである。 「New Year Resolutionだー!」ということにして、元旦に9.4km走った。(New Year Resolutionというのは普通は続かない)私のほうが当然遅いのだが、ペースに合わせて走ってくれる。研究の話とかどうでもいい話とかしゃべりながら、ゆるゆるのペースで走るのである。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということでまた9.4km走った。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということで、ちょうど寒い日の次の日だったかで、チャールズリバーが凍っているかを見にいく。Mass Ave BridgeからMuseum Of Scienceまでぐるっと回って来て、9.7km走った。 次の土曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、BU Bridgeを渡って、Cambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、11.6km走る。 次の日曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、River Side Bridgeというらしいのだが、それを渡ってCambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、ついでにMUJIも行ったりしているが14km走った! 日曜日だけ走っているわけではない。日曜日怪我したら困るので、平日も走っている。それにしても、全然努力している気がしないのにあっさり(?)14kmクリアしたのがびっくりなのである。次の日の筋肉痛もなし。 しかも1月、New Year Resolutionとはいえ、113kmも走った!(普段は50kmぐらい) 今までストイックに走っていたのは何! 友人に至っては、「このペースだったら、ハーフマラソンでもフルマラソンでも走れそう」とな。確かに。フルマラソンはともかく、ハーフマラソンはいけそうだ。ゆるゆるのペースで、どう...