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性は単純に二つではないらしい

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この前読んだ実験医学の話、「♂と♀で割り切れないヒトの性の多様性と連続性」 内容はこんな感じ。 ・Y染色体喪失とヒトの性スペクトラム ・性スペクトラムから考える哺乳類性腺 発生の分子機構 ・ステロイドホルモンと性スペクトラム ・コラム:ジェンダー・スペクトラムとは 2015年に Sex Redefined(Nature Magazine) という記事を発見して、Genetics(遺伝学)を専攻している学生と盛り上がった覚えがある。それまではてっきり性が二つしかないと思い込んでいたのだが、実は性はスペクトラムなのであった。なんと。はっきりと白黒区別のつく話じゃないらしい。 関係あるようなないような話。 This Mutant Crayfish Clones Itself, and It’s Taking Over Europe(New York Times) いわく、ザリガニの変異体ができて、メスだけで繁殖するようになったそうな。ヨーロッパで大繁殖! 他にもメスだけのイモリだったかヤモリだったかがいたような気がする。これかな。 Geckos: It's Not Always About Sex(ScienceDaily) 今日の教訓 そんな単純な話じゃないらしい。 過去のブログ ・ 脳の最大パフォーマンスを引き出すために (睡眠が大切だという話)

Rebalance (投資の再分配)2019

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日本に行ってきた。いつも11月下旬に帰るのだが、今回は6月で暑かった。。。。ボストンに帰ってきたらボストンも暑い。 Tsutaya Book Storeというのが出来ていて、コーヒーのみながら本を読める! 読んでいる本( お金は寝かせて増やしなさい )は購入したが従姉妹にあげてしまったので、最後まで読んでない(笑) ちなみにこの人は 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー というブログを書いている人で、インデックス投資派である。 私も若いころは個別株買っていて、その後BRICsのアクティブファンドとか購入していたが、Economic crisisになってえらい目にあった。いやー、若かったね(笑)! そのあたりで Fidelityがインデックスファンドを出すようになり 、インデックスに移行。インデックスファンドの重要なポイントは銘柄とExpense ratio(手数料)と各銘柄のブレンド率である。その後はRebalance(投資の再分配)である。1年に1回ぐらいやればいいという話だが、私はターゲットから5%ずれたらリバランスすることにしている。前回にやったのは2018年1月なので、だいたい1年に1回ぐらいである。その「5%ずれた」が来たので先週今週とリバランス中である。課税口座じゃなくって、Roth-IRAの話ね。1年に1回ぐらいなので、他にやることなし。 まさしく「 お金は寝かせて増やしなさい 」である。 これだとヒマすぎるので、毎月Fidelityからstatementがくるのでログインするたびに、 CD(定期預金)の購入 をする。Emergency Fundの話ね。3ヶ月CDでも、6ヶ月CDでも、9ヶ月CDでも、1年CDでも全部(年間)利率が2%なのはなぜでしょうね?  他には税金申請をするたびに何かをしようとするのであるが(笑) アメリカの税金申請ややこしいけど、自分で考えないといけないところが実はいいよね。全部やってもらっていたら「節税するために何かしよう」って思わないじゃん。 今日の教訓 Rebalanceは大事 過去のブログ ・ (寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド ・ 2019年新年のご挨拶 人生は長い 75歳で引退、100歳まで生きるとしたら約1.8億円必要だという話。 ・ ...

サピエンス全史-2(Sapiens: A Brief History of Humankind)

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Sapiens: A Brief History of Humankindをやっと読み終えた。 日本語名は「サピエンス全史」という名前である 。 学生にもらってから読み終わるまで4ヶ月。読書は私の趣味で、大量に読むというよりも歯ごたえがある本を読むのが好きなので、4ヶ月かかっていても全然問題ないのである。ちなみに英語版であるが、小難しいテーマを小難しい英語で書いているわけではない。もともと大学生に教える授業がもとになっているらしい。学生を寝させないためか(笑)、エンターテイメント性もあって面白かった。こんな授業受けてみたかったわ。"We did not domesticate wheat; wheat domesticated us."とか、著者の視点と表現が新鮮である。 前のブログを書いた時に、 読書好きな島岡先生 に連絡したところ「もちろん読みました。日本ではベストセラーです」という返事がきて、知り合いにも「日本では大ベストセラー、意識高い系ビジネスパーソン必読書」と教えてもらった。 「意識高い系ビジネスパーソン必読書」英語で読みました(笑) (←ただの自慢) さて、こう分厚い本は読んだ後digestion(消化?)が必要である。いろんなことを思いつくのだが、450ページ分の感想文を書くと大変なのである。そういうときは私は熟成(というかむしろ忘却?)をすることにしている。頭の容量が少ないので、450ページの本は「Luxury Trap」と「Scientific Revolution Feedback Loop」と「Happiness」にまとまってしまった(笑) Luxury trapとかHappinessとかはどうせどこにでも書評が書いてあると思うのでここでは書かないことにして、サイエンティスト(科学者)の観点からいうとScientific Revolution Feedback Loopは素晴らしかった。Resource(資金や資源?)をつぎ込んでScienceが向上し、それによってPower(権力)が向上するのである。その権力を使ってまたResourceを得て、それをサイエンスにつぎ込んで、それで権力が増して。。。それを歴史上の出来事と一緒に考えいくと凄みが増して面白い。いつものことだが発想が飛ぶ私の結論。 サイ...

サピエンス全史 (Sapiens: A Brief History of Humankind)

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今読んでる本は Sapiens: A Brief History of Humankind 。 学生にもらった分厚い本である。 464ページのものすごい本であるが、別に英語が小難しいわけではないので半分ぐらい読んだ。正確に言うと小難しい単語はすっ飛ばして読む(笑) ただいま"The marriage of Science and Empire"である。 今日、日本語版を発見。単行本である。 と サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上下巻になっているらしい。 上巻300ページ! 下巻296ページ! 当然だが、日本語でもすごい分厚である。このサイズの日本語の本、最近見たことないし。 ”The marriage of Science and Empire”は「科学と帝国の融合」という訳になってる。 今日の教訓 頑張って読みましょう! 過去のブログ ・ 分厚い本もらった+家にある本の数が子供の将来を左右するかも?  (学生からビルゲイツもおすすめの本をもらったこと)

(寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド

この前の「 脳の最大パフォーマンスを引き出すために 」の続き。なぜか「そちら何時ですか?」という時間に日本からメールが来るので、日本人寝てないと前から密かに思っていた。ついにデータ発見。 Which countries get the most sleep?(1843 Magazine) Richer populations tend to be more well-rested 各国の平均睡眠時間と一人あたりのGDPをグラフにしてある。 平均睡眠時間6時間18分ぐらい? 日本人本当に寝てなかったんだ! その割には一人あたりのGDP低い! 正確に言うと、イギリスとかフランスとかと一人あたりのGDPは一緒なのだが、睡眠時間が1時間以上少ない。睡眠時間が少ないと考えるだけで怒りがこみ上げて来るのは私だけ?  これに対抗するには(?)「自動的にGDPを上げるような(寝てても儲かる)システム」を考え出したほうが良さそうな気がしないでもない。いつもながら発想が飛ぶ私である。それが国家レベルでどうなるかはともかく、私個人レベルで資産を上げる方法は思いついた。 Vanguard Target Retirement Funds! アメリカの例ですみません。 私の大学のリタイアメントプラン403bはこれである。引退した後のお金が続かないことは問題だし、アクティブファンドだと手数料が高くて問題なので、Vanguard Target Retirement Fundである。 アクティブファンドはウィキペディアによると 、 アクティブファンドとは、投資信託のうちで運用担当者(ファンド・マネージャー)が、株式・債券・その他有価証券等の銘柄及び投資割合を決定する投資信託を指す。一般的にアクティブファンドはベンチマーク(株価指数など)を設定し、そのベンチマーク以上の運用成績を目指すものである。投資銘柄や投資割合に運用を担当する者の運用方針が反映されるため、その運用担当者の氏名を公表して募集するファンドもある。 引用終了。 ということである。Vanguardのはインデックスファンドである。 インデックスファンドはウィキペディアによる と、 インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。パッ...

脳の最大パフォーマンスを引き出すために

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今回の実験医学はサーカディアン・メディシンの話 睡眠と時差ボケおよび夜勤シフトなどが身体と精神にどう影響するかの話である。睡眠の話は真剣に読む私。いや社会的にも結構な問題なような。 さて私は結構寝ているので密かに怠けモノかと思っていたのだが、尊敬する荻野さん(ハーバードで教授している先生)のブログを見たところ荻野先生も8時間寝ているらしい。 イギリス出張3(時差との戦い)ハーバード大学教授 荻野周史のブログ 睡眠について滔々と書いてある。毎日脳に最大パフォーマンスで働いてもらわないと、ハーバードで教授なんてやってられないしな。引用したくなったが、引用したら全部引用になってしまうので、やめておく。興味のある方は上のリンクをクリックしてください。 さらに調べたところ、アマゾンのCEOのベゾスも8時間寝ているらしい! Jeff Bezos explains why he thinks getting 8 hours of sleep is key to making important decisions in the workplace (Business Insider) 私の場合の対処方法 ・リビングルームは10畳ぐらいあるが、電灯は合計80ワットぐらいの間接照明。ドイツにいた時に暗かったのでそのまま暗くなった。最近すぐに眠くなるので、ひょっとしたら合計80ワットは暗すぎる?それともただの歳? ・ベットルームには遮光カーテンを使用 ・寝るところにスマートフォン置いてない。スマートフォンはほとんど音楽とStrava(ランニングapp)しか使ってない。 ・家にテレビない。子供の時に「テレビは毎日1時間のみ」というルールがあり、そのままテレビなしでもOKになった。映画はNetflixで借りて見てるけど。 ・次の日に頭がボーっとするのが嫌いなので、アルコールはほとんど飲まない(ただの歳とも言う)。 ・この前日本から帰ってきたときの時差ボケは朝日の中で走ったら治ったので、次回も時差ボケになったら朝から走ってみる予定。本当の効果なのか、プラセボなのか不明(笑)メラトニンはアメリカの薬局で処方箋なしでも買えるので使ってみたけど、私には効果なし? ・デスクワークだけでは身体が疲れないので寝れるわけがないという理由で(科学的根拠な...

シン・ゴジラに習う会議参加人数

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「 発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」と前のブログで書いた けど、今日はそういう話。 1年ぐらい前にシン・ゴジラを見た。ネタバレになるので見てない人はすみません。でももう結構経ってるから見た人は見てるか。 会議映画である。 会議ばっかりしている。ゴジラが着々と東京をぶっ壊しているときに会議会議会議である。予告編みたときから「おー、予告編の半分の時間は会議シーン!」と思っていたが、観たら本当に会議ばっかりだった。最初数えていたがめんどくさくなったので、途中でやめた。 その3層ぐらいになって会議やってるのは、何! そのザーッと運ばれて来たコピー機は何! いまどきコピー機で何するの! PDFでそのまま見たりしないの? いいのか? ゴジラすぐそこまで来てるんだぞ! と非常に日本が心配になってきたところ、ゴジラが首相を含め半分ぐらいを殺してしまった。そしたら会議の数がガクッと減って、しかも話のスピードが上がった。 要するに、会議に参加する人たちが多すぎて、話が進まなかった。なるほど。 (↑私の勝手な解釈) こういう感想を親にしたら、「そういう風には考えなかった。それブログに書いたら?」と言われたので書くことにしたのだった。 会議の人数が多いと物事が動かなくなるのは本当らしい。 The 'two pizza rule' is a secret to productive meetings that helped Amazon CEO Jeff Bezos become one of the world's richest men (Business Insider) One of Bezos' more creative strategies for not losing entire days to unnecessary meetings is the "two pizza rule." It's simple. The more people you pack into the meeting, the less productive the meeting will likely be. The solution? Nev...