ドイツの歯医者 アメリカの歯医者

ただいまアメリカで歯の治療中。
穴を掘って、神経を取って、クラウンというかぶせものをつける予定。今穴を掘って神経を取ったところ。
噂に聞いていたとおり、高い。
最初行った時には390ドルぐらいと言っていたくせに、次行った時は520ドルになっていた。次行ったときにはいくらに増加しているか、興味津々である。
それでも大学で加入している保険がカバーしているのである。
最初のオリエンテーションでくれた紙によると、基本的な検査とかは全額カバー。治療は半額ぐらいカバー。で、年間1700ドルまでカバーしてくれるらし い。
ということは、年間治療できる歯は一本ぐらい??
もちろん(?)歯医者はもう一本悪い歯を見つけ出し、さらに矯正もすすめてきた。「保険がカバーしてくれるよ」 それは親切に教えてくれてどうもどうも。

この歯はいわくつきの歯である。
ドイツに留学していた時に詰め物がとれてしまったのだ。
詰め物とか抜いた親不知とかをしばらく取っておく癖のある私は、その詰め物を持ってドイツで歯医者に行った。
歯医者は英語で「Very good!」と言って、なんとその詰め物を元に戻したのだ。
さすがリサイクルの徹底している国である。
研究室に戻って「外れた詰め物歯医者に持って行ったら、歯医者が元にはめてしまったよ。」ってつたないドイツ語で言っていたら、うけていた。

しかし、一年ぐらい経った後、またとれてしまった。しかもすごく痛い。
そのため、私は別の歯医者に行った。
その歯医者さんはどうも熟練の人っぽかったのだが、なんと英語がしゃべれなかった!
私のいい加減なドイツ語ではわからない。
で、治療されて「そのうち痛くなったら来てねー」と言われてしまった。
だが、鏡で見ると薄い緑色のセメントみたいなのが詰められてる!びっくり!
「ほんとに来なくていいの? 次の予約とかしなくていいの?」「うん。終わりだよ」
その後研究室に戻って、「なんか緑色のもの入れられた」と言ったら親友が「見せて見せてー」てよって来た。見せたら、最初は面白がっていたが、私が嫌そう な顔をしていたので、「今度歯医者に行くときはついて行ってあげるよ」と言ってくれた。

ちなみに最初の詰め物の再利用治療は初回診査用の15ドル。二回目はタダだった。
ドイツの歯医者の治療がどのくらいするかよく知らないが、博士課程の女の子が「この歯治さなくてはいけないんだけれど、450ユーロもするの!」と言って うめいていたので、アメリカと対して変わらないのではないかと思う。
したがって、ドイツもアメリカも歯の矯正をして、Teeth cleaning(歯石除去)を半年に一回するのだろう。
私のドイツの親友は、「ドイツはみんな歯の矯正をしてるから、そのうちみんなつまんない歯になるよねー」と言っていた。
日本の研究室にいたタイの留学生は「その歯かわいいねー」と私の八重歯を言っていたので、単なる文化の違いなんじゃないかと思う。

歯の治療が終わったら、面白半分に歯の矯正の話を聞きに行く予定。

参考までに記しておくが、もし神経を削ってクラウンをつけるという話にならなかった場合、単に詰め物をするだけでは全額保険がカバーすると言っていたの で、アメリカの歯医者は高いんじゃないかと怖がっていずに自分の保険を調べて歯医者に行くほうがずっといいとだろう。

今日の教訓 アメリカの歯医者には定期的に行くこと。

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