Wednesday, December 7, 2005

ポスドクという不思議な人種

日本人に「何をドイツでしているんですか?」と訊かれたとき、「ポスドクしてます」と言ってもまず通じない。
ポスドク(Post-doctor)というのは、大学へ4年間行って、修士課程を2年間やって、博士課程を3年間やって、その後会社に就職せずに、大学の 先生にもならずに、どこかの研究室に短期間で雇われて修行する不思議な人たちである。彼らはどこかの研究所あるいは大学に(かなり)正式な就職をすること 目指している。「かなり」というのは、最近任期制が増えてきたらしいからである。
安全な就職をするのが大事な日本人には、たいてい理解してもらえない。「あなた早く就職してよねー」と親に言われて大喧嘩をすることもあった。最近は気にしていないが。
アメリカではポスドクを数年してから、企業に就職するらしい。
ドイツでは私の友人たちは博士課程を修了してから企業に就職してしまったが、例外かもしれないしどうかわからない。
日本はさてどうなんだろう?

ポスドクの期間は、人によるが、一つの研究室で2−3年である。その後更新するなり、更新をお願いしても断られるなり、新しいことを学ぶべく別の研究室に移るなり、企業に就職するなりする。
周りの雰囲気から感じることでは、40歳が限度のようである。40歳までに才能のある人は就職するみたいだ。これは日本でいうところの助手、助教授など、 ドイツではグループリーダー、アメリカではPrincipal Investigator(PI)になる。40歳になってもポスドクだったらどうしようとか、そういうことは怖いので考えない。

海外ポスドクのメリットとしては、
若いから英語が早く習得できる(かも知れない)
ということである。
私がドイツに行くことが決まったときに、うちの親は「30歳前だから、たぶん英語できるようになるよ」と言った。しかし「ドイツ語がしゃべれるようになる よ」とは言わなかった。
おそらく才能の問題もあると思うが、25歳以下だと、ドイツ語も習得できたかもしれない。「大学オーケストラでドイツ語習いました」と私の友人は言ってい た。

海外にすんでみたかったし、英語も上手になるというメリットのために私は、ポスドクを探した。2002年夏のこと。結果としてドイツ(英語?)になってし まったが。

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