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Showing posts with the label ドイツ生活編

ドイツ人とチョコレート

ドイツ人はチョコレートが大好きである。 スーツケースいっぱいのチョコレートを持ってきたとか、何kgのチョコレートを持ってきたとか、冷蔵庫には大量のチョコレートが保存されていて、それを少しずつ食べているとか、そんな話をドイツ人はしている。「そのチョコレート!一回も持ってきてくれないじゃないか!」と抗議すると、「やだ」と私の友人のドイツ人は言う。 昨日大学に知り合いのドイツ人がセミナーに来た。ニューヨークに住んでいるドイツ人である。私と45分話す機会があった。3-4時頃だったので、Milkaをshaws(スーパーマーケット)で買って大学に持ってきた。 Milka は私の周りのドイツ人が好きなチョコレートである。 Milkaを2枚とRitter Sportを取り出して、「はい。これあげる」と言ったら、ドイツ人が目を輝かせ「お!Milkaだ!」と言った。さっそく開けて食べながら、ドイツに比べて値段が高いとか、話が弾んだ。(←そんな話より研究の話をしなさいってば) ニューヨークのドイツ人「ニューヨークではRitter Sportは手に入るんだけれど、Milkaは手に入らないんだよ。どこで手に入れたの?」 私「ShawsかWalgreen(日本で言うところのドラッグストア)で売ってるよ」 ドイツ人「ニューヨークにはWalgreenはあんまりないんだよ」 Walgreenはボストンにあるが、ニューヨークには無いのか。。。。。 チョコレートを食べながらディスカッション(チョコレートについてではなく、研究のディスカッション)をした後、ドイツ人は開封されたMilkaを見て言った。 「これ、もらっていい?」 私「どうぞどうぞ。 そっちの開いていないほうのMilkaも持っていっていいよ」 ドイツ人「え、そんな」と遠慮。 私「でもニューヨークじゃ買えないんでしょ? 持っていっていいよ」 ドイツ人、ものすごくうれしそうな顔をしながら「ありがとう!」 その後ドイツ人と、私のボスと、隣の隣のボスとディナーに行った。 ディナーの後、うちのボスとホテルまで送りに行った別れ際、ドイツ人は言った。 「Milkaありがとう。今晩も食べるし。まあディナーでお腹いっぱいだけれど」 一体どんだけチョコレート好きやねん。 私「そこの通りの角にね、Walgreenがあるから、Milka買えるよ」 次の日に彼がWalg

なんでアメリカが世界一の国かさっぱりわからん その16 アメリカの洗濯事情(+暖房事情)

ボストンいよいよ秋も深まり冬に突入である。 今日の朝は4℃であった。私の部屋も暖房がきいて、いや、エコなんてことは考えずになのかなんなのか、暖房はききすぎて28℃である。暑い。しかもなぜか調節できない。 なので、窓をあけている。これがHotwater heat included (お湯とヒーティング込み)のアパートの強み(?)である。家を買うと「光熱費を如何に下げるか」で日々戦いのようであるが。 それにしても微調節ができるドイツの静かなヒーティングが懐かしい。アメリカのヒーティング、夜中に「ガチャガチャ」とか、「シューーーーーーー」って音を出すの、やめてよね。 さて28℃にするほど暖房がかかっていると、部屋の中は強烈に乾燥している。お肌的には一気におばあさんになってしまうのではなかろうかと思う。のどをやられる人もいる。そのため普通は加湿器をつける。加湿器には二通りあって、一つは水をそのままミスト状にするもの、もう一つは水をあっためて蒸気にするものである。私はあっためて蒸気にする加湿器を持っているが、つけるとよけい暑い。私は必殺技としてヒーティングの上にお皿を置いてその上に水をのせている。1日で水が800mlぐらい消える(蒸発)こともある。どれだけ乾燥しているか、だいたい想像がつくと思う。 夏はボストンは湿気が高いので私は乾燥機を使う。秋になり暖房がつき始めたら、私は洗濯物は中に干している。洗濯物は一晩できれいに乾燥し、エコ的にもお肌的にも洋服的にもよろしいのである。 ちなみにドイツにいたときは一年中ほどよく乾燥しているので、年中洗濯物は中に干していたし乾燥機はなかった。 今から本題に入るが、アメリカの洗濯物を干すラックは最悪である。「何を考えてるんだ? このラック作った後、実際干したことあるのか?」と思うぐらいである。 こんなやつ である。上に物を干した場合、下には干せないので、下の物を干す場所は邪魔物以外の何物でもないと思うのだが、いかがであろうか? ああドイツの洗濯物干しラックがなつかしい。長所は、 1.洗濯物を干せる場所が多い。 2.いとも簡単に閉じてしまうことができる。 今使っている洗濯物干しラックが壊れつつあるので、ドイツ型洗濯物干しラックをインターネット上で探しているのだが、見つからない。見つかっても「ポンドで払う(つまりイギリス)」とか「10000個購

ワルキューレ(ヒトラー暗殺計画)

ワルキューレという映画をNetflixで借りて観た。 内容は実際にあった話で、ヒトラー暗殺計画であるオペレーション・ワルキューレ(英語Valkyrie、ドイツ語Walküre ヴァルキューレ)について。あらすじは、興味がある人はウィキペディアの「 ヒトラー暗殺計画 」をごらんあれ。ちょっと引用してみると、 --------------------- ヒトラー暗殺計画(あんさつけいかく)は、 ヒトラー の政権奪取後、単独犯及び組織的なものを含めて少なくとも43回企てられた。 --------------------- だそうだ。 43回も企てられたのか。ヴァルキューレ計画はその中で一番大がかり(軍人がやってるし)のものである。映画はトム・クルーズが主演で、爆弾をしかけた クラウス・フォン・シュタウフェンベルク (Claus von Stauffenberg)役を演じている。 私はてっきりドイツ国内は戦時中はヒトラーの下で全員の意見が一致しているもんだと思っていた。ドイツ内部でそんなことがあるとは、この映画の予告を見るまで知らなかったのであった。規模も結構大きいし。 今日の教訓 映画もたまには勉強の役にたつ。

Aimez-vous Brahms? (ブラームスはお好き?)

夜8時になっても外の温度は29℃らしいので、もうちょっと研究室にいることにした。この前は涼しくなって、やっとすごしやすくなったかと思ったのだが、間違いのようである。 東大の谷口先生 のエッセイが Nature Immunology ( Nature の姉妹紙で、Immunology分野でトップの雑誌)に載っていた。見たのは大分前の話だが。 Aimez-vous Brahms? A story capriccioso from the discovery of a cytokine family and its regulators (大学関係者以外がダウンロードして見れるかどうかは不明) ユーモアあふれるエッセイである。Nature ImmunologyのAcknowledgment(謝辞)に阪神タイガーズと書くぐらいすばらしいユーモアである。 私はお会いしたことがないが、このエッセイを読んで会ってみたくなった。 それにしても谷口先生がスイスでPhDを取ったとは全然知らなかった。Institut für Molekularbiologie I der Universität Zürichだそうである。ついついドイツ語に反応する私。 ちなみに私がいたドイツの研究室は Institut für Medizinische Mikrobiologie, Immunologie und Hygiene der Technische Universität München である。 エッセイを今のボスに教えたら、こういう返事がきた。 「そうか、クラッシック音楽聴きながら、夜も休日も働かないとな」 う、そうきたか。それにしても、超優秀な研究者が夜も休日も働いていたら、凡人はどうやって太刀打ちするので? さらにボス「ところで、谷口先生が指導教官のうちに休日のたびに論文書きに行ったとき、音楽聴きながら論文書いたと思う? それとも音楽聴いた後論文書いたと思う?」 ・・・・・・・・・・どうでしょうね。 そして同僚にも教えたら、こういう返事がきた。 「僕の奥さんは谷口先生の奥さんではないので、早く帰らないと」 そうですな。 離婚される恐れあり。 それにしても、 ブラームスのピアノ協奏曲の2番 の1楽章と2楽章を口笛で吹くって一体! それ結構むずかしくないですか? 普通のピアノ協奏曲は3楽

Ice Hotel その3 Ice Bar

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蒸し暑いー 助けてー! と言ったら絶対日本にいる人に怒られるとおもうが、ボストンの今日の最高気温は28℃であった。夜は気温が下がるのだが、私の部屋の気温が下がる気配はない。エアコンは嫌いなので部屋にかけてない。だいたい研究室にいる間中エアコンだし。アメリカ人はエアコンがんがんかけるし。 「私の血はワインが流れているの」と言った女優がいたような気がするが、私の場合はこんな感じ。 私の身体はチョコレートで出来ているの。もちろん Ritter Sport で。 25℃以上は不可! 溶けるっ!  (すでに暑さで頭が溶けているので、お許しください) さて本題に入って。 日経 WagaMagaに「 本当にひんやり 氷だらけのバー」 という記事があった。 なんでも東京にIce Barがあるらしい。私の行ったことのあるスウェーデンの Ice Hotel にもあったIce Barである。わざわざ氷をスウェーデンから取り寄せているとのこと。大変である。 暑いしせっかくなので、私が真冬に行った時のスウェーデンのIce HotelのIce Barの写真を載せることにした。 Ice Barの入り口。もちろん氷で出来ている。 Ice Barのメニュー。テーブルは氷だが、メニューは氷ではない。 そして、噂のIce Barの氷で出来たグラス。 お店の人いわく使った後は外に捨てるらしい。夏になると溶けてしまう。 外に行ったら本当にグラスが捨ててあった。 ちなみにマイナス?℃の場所でice cold(氷で冷やした)の飲み物をice glass(氷のグラス)で飲むのはちょっとした気合が必要である。 これがIce Barのカウンター。もちろん氷で出来ている。 「気温が低すぎると飲んでも酔っ払わないが、その後暖かいところへ行くとアルコールがいきなり回るので注意してください」との説明を受けた。Ice barへ行かれるかた、ご注意あれ。 今日の教訓 どう、涼しくなった? 参考ウェブサイト ・ 銀座 アイスバー東京 過去のブログ ・ Ice hotel その2 お部屋はこんな感じ。 ・ Ice Hotel ・ 充実した土曜日(遊びという点で) ・ チョコレートと私の切っても切れない関係 ・ Ritter Sportの売っているところ。 ・ Ritter Sportアメリカ上陸?

ドイツで働いていた大学がいかに優秀だったか

ドイツにいた時私は Technische Universität München (TUM) という大学で働いていた。 なんでもドイツに入るときから「ドイツで3本の指に入る優秀な大学」と言われていた(Natureでも一回記事になっていたのを見た)。 最近何気なく WikipediaのTechnical University of Munichのページ (英語)を見ていて、いかに優秀だったかがよくわかった。 ノーベル賞の数 16個!  (2009年現在) 一つの大学で、ですか? 今日の教訓 参りました。

写真は内面をも映し出す

独立記念日の花火パーティで、花火がある前にヒマだったので、写真を見せていた。 1. 修士課程終了時に袴をはいたときの写真。 2. 振袖を着て先輩の結婚式に参加して、その後撮った写真。博士課程だったから25歳ぐらい?  それを見てRさんは言った。「やっぱり写真にして残しておくもんだねえ」 そうさ、若いうちに写真を撮っておくもんだ。特に海外に持ってきた場合の、着物の写真の威力はすばらしい。 友達のうちに遊びに行ったときも写真を見せてもらったけれど、そこの家族は3姉妹全員美人で、家族の写真が豪華絢爛だった。友達は着物を着ていた。 3. 私がドイツから去るときに、研究室の人が作ってくれた写真集。 それを見たRさん、「Kayちゃんがこんなに幸せそうに笑ってる写真はじめて見たー!もちろん作ってくれた人も一番いい写真を入れただろうけど。いつも ニヒル な笑いしてるのに」 前から言うてるやん! ドイツでは私は幸せだったのよー!だから写真も幸せそうに笑ってるのよー。 パスポートに貼ってある写真を見たら一目瞭然。 日本でパスポートを作ったときは、疲れた顔。 ドイツに行って、アメリカVISAの写真を撮った時の写真は年齢逆戻り。 アメリカに来てから数回VISA更新したが、お疲れモードである。それでも日本にいる同年代よりもアメリカにいる人達は概して若く見えるが。そしてアメリカ人からみるとアジア人はもっともっと若く見える。2年前にテクニカルアシスタントに「25歳ぐらいかと思った!」と言われたことがある。PhD(博士)取ってるんだから、そんなわけないじゃん! それにしても、アメリカではニヒルな笑いしているのか、私は。。。。。 まあええが。 笑顔で思い出したが、昔 ドイツ にいたときに、研究室ですれ違う人達の笑顔は自然ですごくきれいだった。で、親に電話したときに私は言ったのさ。 廊下ですれ違う際に ドイツ 人に にっこり 微笑まれても、 決して自分に気があると思ってはいけない (←親にバカ受け) ドイツ 人の笑顔にくらべりゃ、 アメリカ人の笑顔なんてartificial(人工的)でfake(ニセモノ)だ!歯はまっすぐで白くピカーンとしていなければいけないしな。 アメリカ人、鏡見て練習したほうがいいぞ! あるいはドイツに留学するか。 だいたい私ご飯食べる速度もドイツ人と一緒だし。日本では遅すぎて文

行ったことある場所 これから行きたい場所

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BBCのBlue Planetに続いて、最近はBBCのPlanet Earth( プラネットアース )を見ている。 <a href="http://ws.amazon.com/widgets/q?ServiceVersion=20070822&MarketPlace=US&ID=V20070822%2FUS%2Fwidgetsamazon-20%2F8003%2Fc254a85d-b30e-415e-8892-30f73b63f1be&Operation=NoScript">Amazon.com Widgets</a> 象が水を求めて砂漠のようなところを数週間歩くとか。 氷が溶けたので、何キロ(何十キロ?)も泳ぐ白クマとか。 ナポレオンが「あまりに高すぎて鳥も超えることが出来ない」と言ったヒマラヤ山脈を越える鳥の話とか。超えれなくって次の日もまた挑戦していたりする。 Planet Earthの場合は、撮影者の苦労話がいっぱい出てきて面白いのである。 小さな小屋の中でSnow Leopard( 雪豹 )を待って7週間とか。 皇帝ペンギンと一緒に南極で1年間とか。 洞窟のこうもりの糞の山(ゴキブリだらけ)のところで6週間とか。「もう絶対この仕事に呼ばないでくれ」とか言っていた。 それでも映像が取れた後では、みな感動するのである。 なんか研究に通じるものがあるのであった。 実験失敗して数週間とか。。。。。。 マウスと一緒に1年間とか。。。。。。。 それでも実験が成功した後では、私も感動するのである。 この前まで見ていたBlue Planetと違って、Planet Earthは陸の話なので、行きたくなるようなところがいっぱい出てくるのである。次の旅行目的地はどこにしようかしら。。。 やっぱり、南極? それとも、シロクマ見に行く? さてさて、旅行(と学会)が大好きな私である。この前から tripadvisor なるところで、行ったところの地図を作れることがわかったので作ってみた。 この地図を見て、「Kayさんは遊びすぎだー」と思った方は非常に正しい。ドイツに2年間いてアメリカに4年も

海外で働いている人の体験談募集

いつも読んでいる渡辺千賀さんの On Off and Beyond というブログで、 海外で働いている人の体験談募集 という話があったので、フォーマットどおりに書いてみた。 二週間ぐらい前に千賀さんが 「海外で勉強して働こう」 というタイトルで爆弾発言(!)をしてからずーっと続いている話である。 その後「じゃ、みんな海外でどんなことしてるんだろう」という話になり、体験談を募集することにしたらしい。 ということで、私はドイツとアメリカなので二通り。 森鷗外 の時代じゃあるまいし、海外に行くということは、そんなに大層なものではないと思う。千賀さんがブログで言っていたとおり、「引越」というのが適切かも。 2003年4月-2005年3月 ドイツ 1. 今いる国 今いる国じゃなくって、前にいた国だけれど、ドイツ。 2. ドイツでの勤務先の業種・本社所在地 Technische Universität München, München, Germany 日本語になおすと「 ミュンヘン工科大学 、ミュンヘン ドイツ」になると思う。 3. ドイツでしていた仕事の職種 ポスドク (博士研究員) 博士課程を修了してから、別の研究室に移動して数年間修行を積む時期のこと。欧米で一般的。その後大学でアカデミックの職を得るために奮闘するか、企業に就職する。 ポスドクを経験せずに企業に就職する人達もいる。 4. ドイツでのワークライフバランス(仕事時間、私用の時間の取りやすさ、休暇の取りやすさなどなど) 仕事時間は研究者なので、自分の研究による。 ドイツ人は大抵朝早く初めて5時ぐらいに帰ってしまう。土日にいる人はあんまりいない。だが研究に人生かけてる人は土日にもいたりする。 一般的にドイツ人は非常に効率的だった。私個人の意見としては、是非日本人が見習うべきところ。 私用の時間の取りやすさは、大学本部でのドイツ語教室が5時ぐらいからあったのだが、それに週2回ずつ最初の数ヶ月行っていた。ドイツで暮らすには多少のドイツ語は必要なので、大目に見ていた(あるいはボスは忙しすぎて放任主義で気づいていなかった?) 休暇にはボスのサインが必要だったが、紙を見せると何も見ずにサインしたあと、「で?Kay、どこに行くんだ?」と訊いていた。ちなみに私が1年間に消費し

今週の発見

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今週の発見 1.歴史を間違えて覚えていた。 1989年 ベルリンの壁崩壊 1991年 ソビエトの8月クーデター 先にソビエトの8月クーデターがあって、その後ベルリンの壁が崩壊したんだと思ってた。 なんてこったい。 ということは、ベルリンの壁が崩壊していたのを、ソビエトはだまって(?)見過ごしていたということか? 2.仕事の失い方にも二通りあるが、英語の単語もちゃんと二種類あるらしい。 Fired 自分がミスや悪いことをして、解雇されること。  不祥事 とかの場合ですな。 "You are fired! (お前は首だ)" というのは、 The apprentice というドラマで有名な言葉ですが。 Layoff 今のような経済状況や、会社の業績が悪化して解雇されること。1000人とか職を失う場合は、本人は悪くないので、これ。 日本語の単語はこの2つを区別する単語がないような気がする。あったっけ? 今日の教訓 まだまだ学ぶことがあるようで。

Ice hotel その2 お部屋はこんな感じ。

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この前のIce Hotelの続き。 アウトドアの人達から、「Ice Hotelで寝れるのなら、雪中キャンプも大丈夫なのでは?」という突っ込みがきました。  理論上はいけますが、遠慮しておきます。  Ice Hotelでは、世界中から氷の彫刻をする人が集まって、彫刻をするそうです。 Ice Hotelは年々大きくなっていって、毎年彫刻も変わるそうですが、このシャンデリアだけは毎年同じだそうです。 これは、「火事の時には、この氷を壊しなさい」の表示。 お値段が高い部屋は、部屋に氷の彫刻があります。 こんなのとか。 こんなのとか。 こんなのとか。 こんなのとか。 お値段の安い部屋には、彫刻はありません。 私の泊まった部屋はここ。もちろん彫刻無し。 今日の教訓 アイスホテルはきれいなところ。 過去のブログ ・ Ice Hotel

Ice Hotel

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2004年の年越しは、スウェーデンの Ice Hotel (アイスホテル)でしました。 View Larger Map Ice Hotelはどこにあるかというと、ここにあります。。。。 ということで、Ice Hotel写真を今頃アップします。  なぜかって? 逸品だから。 泊まる人がレクチャーを受ける場所です。  寝袋で寝るんだけれど、そのとき心配して着すぎると、汗をかいてかえって寒くなる。だから普通のパジャマで寝なさいと。 頭は帽子でしっかり覆って寝ること。 それから、バーで飲んだ後暖かいところへ戻ると、アルコールが回るから、覚ましてから帰ってください(あるいはあまりのみ過ぎないように)とのことでした。 こんなところで寝るのです。 上にのっているのは、トナカイの毛皮です。 その上に寝袋ひいて寝るのです。 写真をもっとアップしようかと思ったのですが、横向きのやつを編集しないといけないので、じょじょにアップしていくことにします。 今日の教訓 Icehotelはすごい。

ドイツ語

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ドイツに行っていたときのことを書いた、ドイツ語交じりのブログについて、今日友達に言われた。 「Kayさん、日本語の中にドイツ語混じってると、クラっとくる。 英語が混じっているならまだしも、ドイツ語だし」 すみません。 でも、ドイツ行ったらドイツ語混じってくるし。 ドイツではドイツ語交じり英語とかしゃべったし。  スペイン人の友達のお話。 彼女もドイツにいるので、ドイツ語交じり英語をしゃべっていた。(今はドイツ語をもっとしゃべれるようになっていた) その彼女がスペインに帰省していたとき。アメリカ人が道を訊いていたらしい。 スペイン人も英語がしゃべれないので、私の友達が「私しゃべれるよ」と名乗り出た。 "To go there, take U-Bahn and get off at ○○Platz" 「そこに行くにはU-Bahn(地下鉄)に乗って、○○Platz(○○広場)で降りる」みたいな説明をしたらしい。U-BahnとPlatzはドイツ語で、残りは英語の単語。 もちろんアメリカ人、なんのことやら意味がわからず。 ボストンで日本人と飲んでいるときも、「なんですか! ドイツ語のあのつながった単語は!」と言われた。「例えば、駅の名前!!!! あの、あの、、、、」 ああ、Hauptbahnhofのことね。 ドイツ語知らないと長い長い単語に見えるけど、ドイツ人にはちゃんと切れて意味がわかる。 Haupt(中央) Bahn(道、この場合は鉄道) Hof(意味忘れた)というわけで、中央駅ですわ。 OstbahnhofはOst(東) Bahnhofですわ。東駅です。 AutobahnはAuto(車)Bahn(道)で、車の道=高速道路ですわ。 KindergartenはKinder(子供達)Garten(庭)ですわ。幼稚園のこと。 BiergartenはBier(ビール)Garten(庭)ですわ。 ビアガーデンのこと。 Bratwurstはbraten(焼く)Wurst(ソーセージ)ですわ。 なので、アメリカでbaked Bratwurstとか書いてあるメニューを見るとふきだしそうになる。(Bakedは焼いたという英語の単語) ちなみに、 ドイツのBiergarten と 日本のビアガーデン は似ても似つかぬものなり。 話を元に戻して。 単語が繋がっているという意

Kunst und Musik (芸術と音楽) その2 オペラ

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ドイツに行く前にコンサートのチケットを購入しようとして失敗し、友達に頼んだ話 は前に書いた。 友達、見事にチケット購入を忘れてくれた。 別にいいけど。 逃したのは、これ。 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks Mariss Jansons Donnerstag | 27. November 2008 | 20.00 Uhr Wolfgang Amadeus Mozart  Symphonie Nr. 36 C-Dur, KV 425 ("Linzer") Anton Bruckner  Symphonie Nr. 4 Es-Dur ("Romantische") バイエルン放送交響楽団 指揮 マリス ヤンソンス 「おお、すごい! なんて物を逃したんだ! もったいない!」と思った人は、かなりのクラシックオタクだと思う。 しっかし、いっぺんバイエルン放送交響楽団聴いてみたかったのに、残念。 しゃーないなー。 またミュンヘン行くか! チケット購入に失敗したので、今回はどのコンサートにも行く予定がなかったのだが、 ドイツボスとクラシックの話 をしてたら、行きたくなった。 そこでオペラのチケットを買いに行く私。 ポスドクの給料の関係で、立ち見席(14 Euro) 。 だって、座る席が高いのしかなかったんだもーん。 74 Euroも払うだけのお金ないもーん!  日本人には「立ち見席なんか買ってないで、せっかくだから一番良い席を買いなさい!」と言われそうなもんだが、そんなわけないのである。 ドイツで2年暮らした私には、オペラはそんな特別の物ではなくって、普通の日常だったのである。 「今日はオペラ行ける時間があるわ」、と思ったら、朝からちょっとおしゃれな格好してラボに行き、そのままオペラ座に行ってチケット買ってそのまま見る、みたいな生活していたのである。あるいはミュンヘン・フィルハーモニーのあるGasteigにふらっと行くか。 上の文章はもちろん自慢である。クラシックオタクなら、泣いてくやしがるだろう。  くやしかったらドイツに留学してください。 あるいはなるべくヨーロッパの学会に行って下さい。 そういうことで、前日にオペラのチケットを買って、次の日オペラである。 B ayerische

Kunst und Musik (芸術と音楽) その1 カンディンスキー

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さてさてさてさて、 ドイツでのセミナーも終わって、ひまひまだった私は「今Kandinsky(カンディンスキー)展やってるよ」とドイツ人の友人に言われて、行ってきた。 WASSILY KANDINSKY LENBACHHAUS MÜNCHEN 25/10/08 22/02/09 (ヨーロッパは日/月/年の順に書く。アメリカは月/日/年 日本は年/月/日 ああややこしい) 私は、 カンディンスキー 大好き。金曜日で、遊んでくれる友達もいないし、一人で Lenbachhaus (レンバッハハウス)まで行った。(その前にクリスマスマーケットで Glühwein を飲んだのは言うまでもない。) Kandinskyは昔ミュンヘンにいた。それなので、結構ミュンヘンに絵があったりする。 今回はカンディンスキー展ということで、Lenbachhausはいろいろな所からKandinskyの絵を集めていた。 Lenbachhausからの出展はもちろんのこと。 ニューヨークの Guggenheim museum (グッゲンハイム美術館)とか。 パリの Centre Pompidou (ポンピドゥー・センター)とか。 Guggenheim museumにこんなにあったとは知らなかったよ。 さては見せずに隠していたな(笑)。 なかには、個人の持ち物というのもあった。Kandinskyの絵、個人で持ってみたいもんだ。  もう、本当にKandinskyの絵がたくさん集められていたので、描いていく絵が驚くほど変わっていく様を見ることができた。初期の頃は、 「ゴッホの真似 ?」 みたいな感じだけれど、それが 定規とコンパスの絵 になっていって、最後のほうなんか、もう宇宙人が頭の中に住んでいるに違いない思うほど。 こんなん とか、 こんなん とか、 こんなん とか。 (↑どういう感想もっているんだか) とにかく、たくさんのKandinsky見て満足した。当分Kandinskyいらないぐらい見た気がした。 今日の教訓 次はなんとしてでもパリの Centre Pompidou に行く! 過去のブログ ・ 美術館をほうぼう回った結論は

ドイツとご飯と飲み物と

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さてさてさて、ドイツに着いた次の日に友達とrestaurantに行った。  もちろんビールは Augustiner! 友達ともちろん Helles (0.5 L)を頼んで、飲んだ。 おいしいー! どうしよう、もう私 Samuel Adams なんか飲めない。 こりゃ困ったことだ。 アメリカに来てからビールをあんまり飲まなくなったと思ったら、そういうことだったらしい。(つまり私の好みに合わない) アメリカのBudweiserなんか飲めない。 あれは希釈されたビールだ。 こりゃ困ったことだ。 ぬーーー。 ドイツを去ったことを後悔。 WikipediaでHellesの説明を見つけた 。 転載始まり。 ヘレス (Helles) は、 ドイツ の ミュンヘン で製造されている ビール の スタイル 。明るい金色で、 ピルスナー と同じくやや ホップ の香りが抑えられており、より多く 麦芽 の風味が含まれている。海外でもっとも有名なブランドはレーヴェンブロイ (Löwenbräu) であるが、地元ミュンヘンでは7つあるミュンヘンのヘレスブランドの中で最も低い評価であるとしばしば考えられている。ミュンヘン自体で最も著名なのは、 1328年 創業で現在も同市内で営業を続ける最古の醸造所、アウグスティーナ・ブロイ (Augustiner Bräu) であるとされる。 転載終わり。 そういえば昔友達が、「Löwenbräuなんて。。。。」って言っていたわ。 さて、今回の食べたものリスト。 Schweinebraten. Bratwurst(焼きソーセージ) 友達が作ってくれた。 Marienplatzにある Donisl でWeisswurstを注文しようとするが、またも「ない!」と言われて、泣く泣く Gulasch を頼む。 でもGulaschも全然おいしい。 後は、Karlsplatz (Stachus)のアイススケートリンクの所で焼き豚サンドイッチを注文。 学食ランキングもやっぱり同じで。 日本の大学の学生食堂>ドイツのMensa>>>>>>>アメリカの学食 ちなみに、ケーキも美味しい。 そんなにバターじゃないし、砂糖の塊でもないし。 なんておいしいんだーーーー。 アメリカ人って、一体なにしてんだーーーー。 その辺で買った海老入りサンドイッチも美味しい。 買ってきてゆでたWei

2つのセミナー、つつがなく終了

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休暇が、だんだん休暇ではなくなったこと の続き 上のブログを書いた直後に「私もセミナーしました!」という学生さんからコメントをいただきました。くわしくは、上のブログのコメントを見てください。 博士課程の学生さんが、ドイツでセミナーして、旅費ちゃんともらったらしいです。 ドイツっておおらかだわ。 学生およびポスドクの皆様、この学生さんを見習ってセミナーしてタダでドイツへの旅費をもらいましょう。 CVにも書けて一石二鳥です(笑) ちなみに、私はいろいろな関係上マイレージで行きましたが、マイレージで得た航空券の税金分を払い戻してもらう手続きをしてきました。 今後も「セミナーするし!!!!!!」と言って旅費もらおっと。 って、ここまで書いてブログアップロードしたら、訂正コメントもらいました。 正確には、学生さんはドイツ内での旅費をもらったそうです。 詳しくは下のコメントを。 さて2つのセミナー、無事終了しました。 最初のセミナーは11月24日にMarburg(マルブルク  マルブルクウィルス で有名らしい)大学で行いました。 マルブルクの駅(Hauptbahnhof)まで迎えにきてくれた元同僚に、「どんな人が聞きに来るの? ポスドクとかいる?」と聞いたところ、「学生ばっかりなんだ」との返事が来ました。しかも学部生もいるらしい。 先にメールで聞いたときに教えてほしいところです。 学部生までいるなら、 もっとバックグラウンドを丁寧に教えたのにと思います。 今回のターゲットは「Toll-like receptorをものすごくよく知っているけど、SLEはちょっとかじった人達」の予定だったのです。 それでも構わず(というか、仕方なく?)強行しました。  途中でしゃべるのも(聞いてる学生も)疲れてました。 はーーーー。 元同僚2人に、20個ぐらい質問もらいました。  その後研究室を見せてもらい、いろいろしゃべって元同僚2人と一緒にマルブルクのAltstadt(旧市街)へゴー! 皆でビール飲んでWiener Schnitzel(子牛のカツレツ・・・・だったと思う)を頼んで楽しく「今何やってるの?」としゃべりました。 その次の日マルブルク観光をしてからMünchen(ミュンヘン)に戻り、11月26日水曜日に元の研究所でセミナーをしました。 朝から研究所に行って、一日のスケジュールをもらいま

休暇が、だんだん休暇ではなくなったこと

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下の文章はドイツに行く前の、11月14日に書いたものです。 我ながら、あわてぶりが楽しいです。 ------------------------------------------- Thanks giving(感謝祭)の休暇というのがアメリカにあります。 その間に私はドイツのミュンヘンに行ってきます! Turkey(七面鳥)よりもドイツのソーセージのほうが好きだし。 クリスマスマーケットもあるし。 グリューワインもあるし。 ドイツに行く本当の理由は、ドイツでお世話になった先生がついに退官してしまうことです。 12月で、少なくとも研究所長はやめてしまうらしいです。 研究所長をやめると、グループリーダーなどは皆分散してしまうようです。  グループリーダーが分散すると、私の友達とかも皆散らばってしまいます。 ですので、「先生が退官する前に遊びに行くし」と連絡をしました。 そしたら、先生から「お前 SFB456 のセミナーしろ」と返事が来ました。(SFBはグラントの名前だと思います) ぬぬ! SFBのセミナーとは、もしやあの、1時間しゃべるやつですか? 普通グループリーダーとかPIとかがしゃべるあれですか? 来た人みんないい仕事してましたが? そんな格調高いセミナーにインストラクター(ポスドクよりもちょっとマシなポスドク)がしゃべっていいんですか? っていうか、私1時間しゃべったことないんですけど! (正確には50分+質疑応答) すごいありがたい話ですけど、大丈夫でしょうか私。 それとも、引退間近でドイツボスやりたい放題? ということで、1時間セミナーする準備をひーひー言いながらやっております。 島岡さんの教え(くわしくは、実験医学を読んでください)に従って、時間を半分に分割し、2つの話をすることにしました。 1時間セミナー、練習するだけで疲れます。もちろん英語です。ドイツ語ではありません。 これ、絶対PIになるためのジョブハンティングの前に経験しておくべきです。 しかも、その後秘書さんから連絡がきて、「グループリーダーとのミーティングを設定するけど、何時ごろミュンヘンに来る?」ときかれました。 おおーーー!!!! 本格的。 ボストン大学のセミナーもそうですが、セミナーしに来た人はPIとのミーティングをします。 PIはデータを見せて、ディスカッションします。 大丈夫ですか

欧と米の違い

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うちの親によると、新聞などのメディアが日本の悪いところを言う場合、「欧米では」という単語を使うらしい しかし、欧と米は、私の言う限り全然文化が違うところである。  今度ミュンヘンに遊びに行くので、コンサートチケットの購入に挑戦した。 昔から、ドイツ語はあまり読めていなかったのだが、「雰囲気で」(←これ重要)適当に情報を入力してチケットを購入したり、 Amazon.de (ドイツのアマゾン)で何かを買ったりしていた。 それで、今回も挑戦。 München Ticket で、まずアカウントを作った。 住所を入力するところがあったので、アメリカの住所を入力した。 国を選択するところがあったので、「アメリカが無い、ここにも無い、どこだアメリカ?」と探していて、やっと見つけたのがこれ。 Vereinigte Staaten von Amerika (USA) United States of America(アメリカ合衆国)は、ドイツ語ではVereinigte Staaten von Amerikaと言うらしい。知らなかった。心配なので、 Beolings に単語を入れて確認。 さて、無事にアカウントを作って、コンサートの情報を入れて探し出して、いよいよ購入をしようと思ったところ、以下の選択肢があった。 1.オフィスに来て、お金を払って受け取る 2.クレジットカードで購入して、郵送してもらう(のような表現) もちろん、数日以内にドイツのミュンヘンのオフィスに取りに行くなんていうことは不可能なので、2番を選んだ。 そしたら、次のページで、 「どうも購入ありがとうございます。10月30日までにかくかくしかじかの銀行口座にこれだけの金額を振り込んでください。」 という表示が。 我が目を疑った。 まさかコンサートチケットを購入するのにクレジットカードが使えないなんていう、とんでもないことがあるわけないと思った。 だが、よくよく考えてみると、ドイツではクレジットカード無しで生活していた。 日本と同じく、普通は現金。 たまに電車の切符を買うときなどは、銀行のカードを使う。 そして、本当にクレジットカードを使いたいときは、日本のクレジットカードを使用。 そんな生活をしていた。 アメリカみたいに、クレジットカードないとクレジットヒストリーが無いから信用できないとか、何も出来ないとか、何かを買

さらにチョコレートネタ

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この前「チョコレートと私の切っても切れない関係」というタイトルのブログを書いたら、友人に「その表現って普通異性に使うものでは。。。。」と言われた。 そうかしら? そうかも。  さて、隣の(研究室の)ドイツ人にいいことを教えてもらった。 「 Walgreens にMilkaがあるよ。」 おーーー!!!! さらにドイツ進出! 確かめに、研究室の近くにあるWalgreensに行ってみた。 本当にある! すばらしい。 これでチョコレートの禁断症状なしで暮らせるぞ。 そして、今日はこんなコラムを見つけた。 今日の仕事のコツ ver 2.0 「 疲れたときはこれで息抜き。タバコより健康的 」 ほらほらほら。 仕事場にチョコレートのストックある人いるじゃん! 今日の教訓 やっぱりドイツのチョコレートですよ。 過去のブログ ・ チョコレートと私の切っても切れない関係