ヤンキー スワップ
クリスマスの時期になった。
この時期になると、ドイツの研究室もアメリカの研究室もクリスマスパーティをする。
今回はアメリカの場合。
隣の研究室のクリスマスパーティにお邪魔して、ランチを食べた。
そして、その後クリスマスプレゼントの交換だった。10ドルのクリスマスプレゼントを一人一つずつ持ってくる。10ドルということになっている(大半学生だし)。もちろんきれいに(?)包装されている。
だが、アメリカ人は単なるプレゼント交換をしなかった。ゲームでプレゼントを交換するのである。
その名も、ヤンキー・スワップ(Yankee Swap)! なんともかんともアメリカらしい名前である。
そして、内容も非常にアメリカらしかった。
皆くじを引いた。くじにはプレゼントの数だけ番号が書いてある。
1番を当てた人は、最初にプレゼントを選んで、みんなの前で開けて、「こんなのを私はもらいました」という感じで皆に見せた。
2番目を当てた人は、次にプレゼントを選んで、みんなの前で開けて、「こんなのを私は手に入れました」という感じで皆に見せた。
ここからが重要。
この2番目の人は、自分のプレゼントが気に入ればそのままもらってよい。しかし気に食わなかったら、1番目の人と交換できるのである。
そして3番目の人が次にプレゼントを選んで開けて、皆に見せて、気に入ればそのままもらってよい。しかし気に食わなかったら前の人の物、つまり1番目2番目の人の物と交換できる。
4番目、5番目と続き、最後まで一人ずつプレゼントを開けて、気に食わなければ前の人がもらったものと交換できるのである。
かわいそうなのは1番目の人である。しかしちゃんとルールがある。1番目の人は誰とも交換することができなかったので、最後までプレゼントが全部開けられ た後、プレゼントを交換する権利がある。
したがって1番目の人が一番トク。
したがって2番目の人が一番損。
この不公平さが見事。
苦労して買ってきたものや、適当に買ってきたものなどいろいろある。自分が気に入ったらそのまま「これにするわ」と言い。気に食わなかったら「ごめん、私 それが欲しいの」と言って嫌がる人から取っていく。人気商品は何度も何度も持ち主が代わっていた。
教授も秘書さんもポスドクも学生も大騒ぎ。
たかが10ドル(約1200円)のプレゼントなのだが、これは見ていて相当楽しめた。
来年は絶対ヤンキー・スワップに参加させてと頼んである。
この時期になると、ドイツの研究室もアメリカの研究室もクリスマスパーティをする。
今回はアメリカの場合。
隣の研究室のクリスマスパーティにお邪魔して、ランチを食べた。
そして、その後クリスマスプレゼントの交換だった。10ドルのクリスマスプレゼントを一人一つずつ持ってくる。10ドルということになっている(大半学生だし)。もちろんきれいに(?)包装されている。
だが、アメリカ人は単なるプレゼント交換をしなかった。ゲームでプレゼントを交換するのである。
その名も、ヤンキー・スワップ(Yankee Swap)! なんともかんともアメリカらしい名前である。
そして、内容も非常にアメリカらしかった。
皆くじを引いた。くじにはプレゼントの数だけ番号が書いてある。
1番を当てた人は、最初にプレゼントを選んで、みんなの前で開けて、「こんなのを私はもらいました」という感じで皆に見せた。
2番目を当てた人は、次にプレゼントを選んで、みんなの前で開けて、「こんなのを私は手に入れました」という感じで皆に見せた。
ここからが重要。
この2番目の人は、自分のプレゼントが気に入ればそのままもらってよい。しかし気に食わなかったら、1番目の人と交換できるのである。
そして3番目の人が次にプレゼントを選んで開けて、皆に見せて、気に入ればそのままもらってよい。しかし気に食わなかったら前の人の物、つまり1番目2番目の人の物と交換できる。
4番目、5番目と続き、最後まで一人ずつプレゼントを開けて、気に食わなければ前の人がもらったものと交換できるのである。
かわいそうなのは1番目の人である。しかしちゃんとルールがある。1番目の人は誰とも交換することができなかったので、最後までプレゼントが全部開けられ た後、プレゼントを交換する権利がある。
したがって1番目の人が一番トク。
したがって2番目の人が一番損。
この不公平さが見事。
苦労して買ってきたものや、適当に買ってきたものなどいろいろある。自分が気に入ったらそのまま「これにするわ」と言い。気に食わなかったら「ごめん、私 それが欲しいの」と言って嫌がる人から取っていく。人気商品は何度も何度も持ち主が代わっていた。
教授も秘書さんもポスドクも学生も大騒ぎ。
たかが10ドル(約1200円)のプレゼントなのだが、これは見ていて相当楽しめた。
来年は絶対ヤンキー・スワップに参加させてと頼んである。
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