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アメリカならでの薬の作り方

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「 Venture Philanthropist(ベンチャー・フィランソロピスト) 」とは、ベンチャーキャピタル(VC) の手法や考え方を取り入れて、社会的課題の解決に取り組む 慈善活動家(フィランソロピスト)のことを指します。日本語では「 ベンチャー型慈善家 」「 投資型社会貢献者 」などと訳されることがあります。  - ChatGPTによる アメリカの良いところが詰まった良い本を読んだ。これぞアメリカという感じの本である。   Breath from Salt : A Deadly Genetic Disease, a New Era in Science, and the Patients and Families Who Changed Medicine Forever   (Breath from Salt: 致命的な遺伝病、新たな科学の時代、そして医学を永遠に変えた患者と家族たち) Cystic fibrosis( 嚢胞性線維症) の患者とその家族(主に両親)の話である。 嚢胞性線維症 は遺伝性の病気で、昔は2−3歳ぐらいで肺の感染で死んでいたらしい。両親は二つの遺伝子のうち一つが変異していても病気を発症しない。だが、子供に遺伝して子供の遺伝子の両方が遺伝変異を持っていた場合は病気を発症する。  患者さんの親がCystic Fibrosis Foundation(CFF)を作って寄付を集め、お医者さんと協力してアメリカ各地に 嚢胞性線維症の 治療センターを作り、さらに寄付を集めて大学の研究者に投資して研究してもらい遺伝子を特定してもらい、さらに寄付を 集めて会社に投資して薬を合成およびスクリーニングしてもらい、途中でその会社 は他の会社に買われてしまったのでそこにも投資してさらに薬を作ってもらって臨 床試験を行ってもらい、つぎつぎと薬の認可にこぎつける。会社に投資した時 に契約をちゃんとしていたので、CFFは薬の収益をもらって次の投 資を行う。。。という話である。  本の最初の頃に出てくる患者さんは大学行くまで寿命が無かったのだが、読み進めるうちに治療方法が開発されてきて、患者さんは大学に行くことを考え始めて、大学に行っている患者さんが出てきて、その後子供を持つことを考え始めてとだんだん寿命が長くなって今や...

研究留学実践ガイド表彰される

知り合いから連絡があった、 UJA(United Japanese Researchers Around the World) という会があるのだが、先週大会があって、それで私が執筆に参加した 研究留学実践ガイド がUJA科学広報賞 に表彰されたそうな。 2025年 UJA科学広報賞   このUJAを立ち上げた 佐々木さん は、昔ボストンにいた時に知り合った。サイエンスを語りだすと止まらない人である。シンシナティでfaculty positionをとった後UJAを立ち上げ、今も頑張っているようである。私も昔日本人のコミュニティを作っていたのでわかるが、海外に出たらお互いに助け合って生きて行ったほうが良いのである。情報交換。一人一人の情報は大したことはないが、皆で合わせると結構良い量。先輩がどうやってアメリカのfaculty positionをとったかなど、「先達はあらまほしきものなり」である。その一つのツールとして日本人のコミュニティなのである。   今日の教訓  先達はあらまほしきものなり。 過去のブログ ・ 研究留学実践ガイド

選択肢が多すぎるアメリカでの、生存方法

むかしむかしに書いたブログがネタ帳に入れられたまま公開されていなかったので、ちょっと編集して公開することにした。 島岡さんのブログから引用 。前も引用したけど、また引用。 アメリカの“選択の自由という呪縛”に疲れたことです.アメリカではなんでもかんでもたくさんの選択肢があり,主体的に自分で選ぶことで自由を行使することが正しいという価値観が君臨しています.関西で普通の日本式教育を受けて育ったわたしは,自分で選択することがあまり好きではありません.選択するのが面倒臭いと思うし,選択の結果としての責任を負うことにもストレスを感じます.にもかかわらず,在米中は意思の力で多くの重要な選択をし,そのストレスに耐えてきましたが,とても疲れました. なぜなら私は ”そもそもレストランに入って肉の焼き具合や,付け合せのサイドメニュー,正直まったく味などわからないワインの選択など,本当はしたくないのです.社交のために練習してできるようになりましたが,本心では,どの店に入るかぐらいは自分で決めるが,料理はすべて大将のお任せでお願いしたい”のです。 それにぴったりのTedTalkを発見した。 私はこのTedTalk見た後、「これだけ選択肢の多い国に暮らしながら、私はなぜストレスに感じないのか」と思った。いろいろ考えたあげく「ある程度既に選択されている」ということに結論に落ち着いた。食べ物、服のブランド、リタイアメントプランの投資方法まで、全部ある程度決まっている。こういうのは「ポリシー」ということになるのかもしれない。そういうことにしておこう。選択肢の多いアメリカ、ダメダメなものも非常に多いので、外すとひどい目にあうのである。 食べ物 日本にいた時はレストランで一番珍しいメニューを頼んでいた。しかしアメリカでそれをやるとひどい目にあうので、一番外れが少ないものを選ぶことにしている。 初めて行くアメリカンレストランでは、ハンバーガーを頼む。ハンバーガーは必ずあるし、外れが少ない。肉の焼き具合はミディアムレア。食中毒になったら困るし、かと言って全部火が通っていたら美味しくない。 ハンバーガー上手く作れないアメリカンレストランは、生きれないでしょう。。。。 同じように、初めて行くタイレストランではパッタイ頼む。アメリカのタイレストランではパッタイは定番商品で必ずあるし、...

再び就職しました

全然ブログをアップデートしていなかったのだが、実は2024年11月に晴れて再就職した。今までの仕事とは違う、新しいタイプの仕事である。  ちなみにフルタイムの仕事に就職するまでは、免疫系の実験とかアイデアとかのself-employed(自営業?)のコンサルタントとして、いろんなスタートアップなどのお手伝いをしていた。積極的に新しい人と知り合いになってみたり、仕事紹介してもらったり、自分の出来そうにない仕事は、その仕事ができる知り合い人に回してみたり、いろいろな人に助けてもらいながら、なんだかんだで生活。みなさん、どうもありがとう。 「そのまま免疫系のコンサルタントとしてやっていく」ことも考えてみたが、それだとなんだかキャリアとして今後の展開が狭そうだったので、 今の仕事に就職した。 私は100年ぐらい生きる、75歳まで働く予定なので新しいことに挑戦したほうが良い。大体大きな会社だったら他の部門に配置されて経験積むぐらいだし。くわしくは ライフ・シフト をどうぞ。 さて1年間self-employedのコンサルタント業をして思ったことは以下のような感じ。 1. 島岡先生のいうところの「失敗しても命は取られない」は本当だった!  これ重要。いろんなことはやっぱりやってみないと、何事も経験してみないとわからない。「アメリカで職を失ったら、どこまで落ちるんだろう。」と密かに興味津々にしていて、健康保険はどうなんだろうとか、収入なかったらどうするんだろうとか、いろいろ調べながらなんとか一年過ごしてしまった。 自分で自営業として なんとか生活できちゃったというのは、ある意味強みであったりする。でもこれも人によりけりだし、環境によりけりだし、住んでいる州にもよりけりかもしれないし、時代にもよりけりかもしれない。 マサチューセッツ州はベネフィットが結構良い州だと聞いたことがある。  2. 島岡先生がいうところのスラッシュのあるキャリアが大切なのも本当である!  島岡先生は 研究者のための思考法 によると「大学教授/研究者/教育者/麻酔科医/地域医療者/作家」だそうな。 私がよくYoutubeで見ているイギリスのリッチそうなおじさんは、複数の収入を得るようにと説いている 。一つの場所から収入を得ていてそれでリストラにあったら終わりだからである。。。 3. 万一に備えて...

研究留学実践ガイド

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 報告するのを忘れていたのだが、 研究留学実践ガイド に執筆した。  研究留学として海外にふらっと行って(会社からとか研究室から送り込まれたわけではない)、その後アメリカの大学のAssistant Professor(日本でいうところの助教?)となって、さらにスタートアップに移動して、という経歴はあんまりないのである。実験医学のシリーズとして書いていたときにはスタートアップで働いていたので、「アカデミア以外のキャリアパス」を書いていた。日本人としてはそう多くはないが、他の国からアメリカに来る研究者は結構母国に帰らずにこっちで会社などに就職したりして定着してしまう。Land of Opportunitiesだからである。今Googleで検索したら Land of Opportunitiesはアメリカのニックネームだそうな。知らなかった。 その通りだけど。   アメリカは、自分の能力と運を試す国である。 本題に戻って。 実験医学のシリーズが好評だったのか、その後本にしますという連絡があった。その時には私はリストラされていた。従業員の40%を解雇するという、すごいアメリカ的なリストラである。そのリストラ話を「後日談」として追加して書いた。自分で言うのもなんだが、転んでもタダでは起きない性格である。ちなみに英語では、   When life gives you lemons, make lemonade というそうである。  さて、本が出版されてしばらく経って2月になった頃、本を編集してくれた 山本慎也先生 から連絡があり、ボストンのロングウッド、メディカルエリアにあるカフェネロで会うことになった。知り合いにも声をかけてたらなんと来てくれた!!! 一番すごいのは丁度出張中でボストンに来ていた知り合いである。LinkedInのメッセンジャーで「今度来た時は連絡してください」と書いておいたら本当に連絡してきてくれて、ちょうど時間があったから来てくれたのである。やはり縁というものはあるものである。 山本さんは、いろんな人の経験、特にユニークな経験をしている人の話を集めたかったらしい。 研究留学実践ガイド は57人の経験談(苦労話)が載っている。今から行きたい人が読んでもいいのだが、いろんな出来事にどうやって対応したのかが載っているの...

図書館のウェブサイトからデジタルの新聞・雑誌を借りる

Resourceというのは探せば出てくるものである。。。 最近日本語が出てこないので、ChatGPTにResourceの日本語を聞いてみる。 ---- "Resource" の日本語は「資源」や「リソース」です。文脈によっては「手段」や「資金」などと訳されることもあります。 ---- 半年ぐらい前に近くの図書館でカードを作った。なんと某新聞を無料でデジタルで購読できるらしい。デジタルの書籍・雑誌は別に図書館に行かなくても良い。これまで購読していた別の新聞を解約し、図書館を通して無料購読。毎週図書館カードの番号を入れないといけないのだが、タダだしそのくらいの不便は我慢することにする。  無料ってすごくない? 図書館のウェブサイトでデジタルの雑誌をみていたら、Kiplinger's Personal Financeも見つけた。 今まで購読していた私って、一体何? さらに日本の雑誌である「プレジデント」とか「東洋経済」とかも発見! なんと、そんなものまである!  他の言語の雑誌もあるので、結構購読しているということか。 今日の教訓 雑誌は図書館のカードで読めるものもある。 過去のブログ ・ 401kの移動&その他 2023年失業記録その6 (近くの図書館でカードを作ったこと)

スーツケース行方不明中

 ひさしぶりにヨーロッパに行った。今回はドイツとスイスである。以前も行ったことがあるツェルマットに行ったのである。 まず6月26日にボストンからフランクフルトに行き、そこから乗り換えてスイスチューリッヒに行く。。。。という予定だったのだが、フランクフルトの空港の乗り換え時間が1時間半ぐらいしかないのに、ボストンを離陸するのが20分遅れた。  6月27日、ヨーロッパで入国審査があって乗り換えもあるのに、しかもフランクフルト空港なのに、1時間は無理でしょう! しかもターミナル間の移動はバス。。。しかもバスはこない。。。あのサイズの空港でバスでの移動はありえない。 当然乗り換えに失敗した。サッカーのEuro 2024があったので、空港内は人がいっぱい。アメリカ人もいっぱい旅行中で本当に人がいっぱい! チューリッヒに行こうとする人達と一緒にサービスカウンターを探して次の飛行機に乗せてもらおうと思ったが、なんとバーゼルに行くことになった。バーゼルで預かり荷物にしたスーツケースが来ない。仕方なく(?)Lost and Foundに連絡したら明日に届けてくれるというのでコンスタンツのホテルへ届けてくれるように設定。私は電車に乗ってバーゼルからコンスタンツに移動。 6月28日 スーツケースはホテルには到着せず。まあそうだろうな。。。 6月29日 ホテルを出て、他のところに移動。 今回の旅行はよく移動。 数日後、ホテルが連絡くれた。なんと2回届けに来たらしい。Lost and Foundに連絡して アメリカに送ってもらうようにお願いする。 7月5日 私はアメリカに戻ってきた。 7月6日 Lost and Foundに連絡して、どういう状況になってるか聞く。(電話番号が3つぐらいあって、ややこしい)。さすがに10日も見つからないと問題らしく、Escalate the case(日本語でどう言うんでしょ? ChatGPTに聞いても適切な表現ではなかった)してくれた。要するにもうちょっと真剣に対応してくれるっていうことね。 途中で必要となった着替えとかなんとかは全部レシート取って請求書を送る。ある程度返金してくれるらしい。 7月7日現在、スーツケースはまだ行方不明中。あまり行方不明だったら、中身も請求しないといけない。。。 今日の教訓その1 キャリーオンのスーツケースは預...

定期預金が勝手に解約された話

 アメリカの今の定期預金の利率は現在5%以上。私は不労所得で生きていくのが夢なので、せっせとお金を貯めては投資中。というか、5%以上の運用できてないものから交換。インフレを抑制するために国が利率を上げているのである。おかげで住宅ローンはただいま年率7%以上。  さっさと家買っておいて良かったと思う。  それで3ヶ月預金、6ヶ月預金、9ヶ月預金、1年預金といろいろ設定して、CD ladder(CDラダー)にして、毎月一個が満期になるようにしている。 ChatGPTにCDラダーの説明をお願いしてみる。 -- CD ladderは、定期預金(Certificate of Deposit, CD)を異なる満期日で分散して購入する投資戦略のことを指します。この方法により、投資家は定期的に満期を迎える預金から利息を得つつ、金利の変動に対するリスクを軽減することができます。 --  そういうことで定期預金を順々に設定していって、毎月満期になるようにしていた。ちなみに Fidelityからいろんな銀行の定期預金を買うことができる 。毎月不労所得(笑) ところが! 満期になる前に銀行が勝手に解約!CDラダーが崩れる! Call Protectedのものを選択すると勝手に解約されないのだが、利率の一番高い定期預金はそういう設定をされていなかったりするのだった。知らなかった。3ヶ月もの6ヶ月ものは問題ないのだが、それ以上期間が長くなるとCall Projectedされてないものが多い。 もう3つぐらい勝手に解約されてしまったのである。懲りずに次のを設定。 持っている口座の基本の利子も調べた。 某銀行の普通預金口座 0% (←これひどくない?) Fidelityの普通預金口座はそれよりも高い。 Fidelityの投資口座はさらに高い。 某銀行の普通預金にお金を置いておくのは全然意味がないということで、口座維持最低金額を調べて、お金を転送。 さらにFidelityの普通預金に置いていたお金も投資口座の方に移動する。 今までなぜ気づかなかったのか、、、反省。常に情報をチェックしておかないといけないと言うことか。   今日の教訓 定期預金は解約されることがあるらしい   過去のブログ CD(定期預金)の利子  (2018年6月は1年定期...

Atlas Ventureによるバイオテック業界の動向 2023年版

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毎年年末にAtlas VentureがYoutubeにレビューを載せている。 現在バイオテックにいるので、動向は把握しておかないといけない。現在の状況、今後の動向など全体像がよくわかるので、おすすめである。  Youtubeをみた後の私の take-home messages(日本語不明、「教訓」かしら?)。。。 1. 免疫と炎症分野は今後も重点分野である (6:05).  免疫好きな私にとってはラッキーな話である。 2.  バイオテック業界の23.7%の人が2023に仕事を変えた (40:50) そのうちの半分は、転職など自発的に仕事を変えた人達である。 残りの半分はリストラなど。アメリカってリストラもすごいけど、転職もすごい!  私の4年間の会社勤めのうちで上司が転職してとかなんとかで、4人も代わったことからもよくわかる。 3. C-Suite は不足しているらしい (41:50) C-SuiteというのはCEO, CFO, CMO, CTOというタイトルの人たちである。要するに会社のトップ。経験の豊富な人はいつでも需要が高いということか。 4. ラボスペースなど、バイオテックのスペースは数年前に比べて余裕がある。 (42:23) Cambridgeside Galleria(ケンブリッジにあるショッピングモール)とか3階の店を閉じてオフィスにして、そしたらコロナでオフィスのスペースが要らなくなって、今や バイオテック用のラボスペース 。現在バイオテックは不景気だが。。。  きょうの教訓 全体像を把握することは重要 参考文献 ・ 勤務先が引っ越した“ネクストケンダールスクエア”とは? (バイオテックのスペースに余裕が出てきた話

AIとのおつきあい

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2024年1月号の実験医学の特集は、「 AI・シミュレーションによる科学的発見は可能か 」である。  最近はどこでもかしこでもAIである。特集から引用   ”発見そのものに気づくことができる各ドメインの専門知識を有し、かつ、AIの長所と短所を理解し使いこなすことができる専門家の育成が必要だろう”   ということで、AIを無視というわけにもいかず、逆に丸投げというわけにはいかないようである。もう一つ学ぶことが増えた????   昔新しい実験機器をいろいろ試しながら使っていたら同僚に「Are you getting know each other? (機械と)お知り合いになってるの?」と言われたことがある。ChatGPTもいろいろ放り込んで、何が得意で何が下手なのかを試しているし、AIともお知り合いになるのが良いのかもしれない。末長いお付き合いになりそうである。 実験医学の特集は希少疾患への応用とかについても書いてあって、興味深かった。 友人に勧められた STAT のポッドキャストをジョギング中に聞いているのだが、こちらもAIについての特集である。   AIで使う情報が平常と病気の状態とは違うので、病気の状態での情報を使わないといけないそうである。 それとDiscovery(最初の薬の候補を見つけるところ)にAIを使うよりも、臨床試験のPhase III(日本語で何ていうか忘れた)のところで失敗しないようにAIを使ったほうが良いのではないかという話だった。確かにPhase IIIはお金と時間がかかる。患者さんの選び方とか、考えるだけでも大変そうである。 興味のあるかたはぜひポッドキャストをどうぞ。 次はちょっと脱線して 複数標的薬について 生物にはredundancyが組み込んである。RedundancyについてもChatGPTに説明してもらう。  --- Redundancy(リダンダンシー)は、ある機能や情報が冗長であることを指します。これは、特定の機能やデータが複数の方法で提供され、もし一部が失われた場合でも全体の機能が維持されるようになっている状態を指します。Redundancyの導入は、システムやプロセスの信頼性や安定性を向上させるために行われることがあります。 例えば、コンピュータシステ...

「気合いと度胸」で成功する人たち 「優雅な留学が最高の復讐である」より

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MD(医師)で、アメリカのAssistant Professorだった人との昔の会話。ものすごく優秀な人である。 「アカデミックにいた時、周りをみると優秀な人たちばっかりで、その人たちと競争していけるわけないと思ったので、アカデミックを去ったんだ」 私は大学にいた時に、そんなことを考えたこともなかった。確かにものすごい優秀な人はいたが、「ものすごい優秀な人たちと競争してやっていけるだろうか」なんてことは思わなかった。「出来るとこまで行って、ダメだったら、その時また考えよう」と思って挑戦。 なんも考えてなかった。つまり考えが足りない(笑) そんなことは気にもしてない(爆笑) 昔私が書いた島岡先生の本について書いたレビュー。 『優雅な留学が最高の復讐である 若者に留学を勧める大人に知ってほしい大切なこと』 書評 本から一番気に入った文章を引用する。 「世の中には度胸はあるが,考える力がない人がかなりいます.このような人たちは,度胸があり,考える力はないかもしれませんが,気合でたいていのことは乗り越えられると本当に信じているので,学のある賢い人が完全にドン引きするようなリスクの高い選択も,気合で取ってしまいます.そして気合で挑戦した度胸はあるが考える力のない人の大部分が,当然なんらかの形で失敗に終わります.しかし,少数の運のいい人は生き残り,成功してしまいます.」 「少数は,確率はドン引きするほど低いとしても運良く成功し,すべての果実をかっさらっていくのです」 素晴らしい!  しかも、失敗した人、失敗から学習する能力があって懲りないなら、なんどもなんども成功するまで挑戦するんだな。  失敗して後で「そうだったのか!」と思うことしばしば。でも次回同じようなことがあったら違う行動を取ればよいだけだし。 本書の中で最高の文章は著者紹介にある「しかし失敗しても,命まで取られないことを学ぶ」である.そう,失敗しても命までは取られない。今リストラされて失業中だけれど、命までは取られない。 今日の教訓 失敗しても命までは取られない。  過去のブログ ・ 島岡さんがまた本を出した! 2015

4年目にしてコロナに初めてかかった

コロナにかかった! 4年目にして初めてである。かからない人がいるという話をNatureかScienceで読んだので、期待していたのだが残念なことにそういう人ではなかったようである。 ワクチンはちゃんと10月ごろに近くの薬局でコロナとインフルエンザの二つを受けておいた(保険が効くのでタダ)のだが、さすがにかかるものはかかるのである。  熱なし。 咳なし。 最初の二日ぐらいはほぼ食欲なし。 でもそれ以外はほぼ問題なし! 一週間ぐらい頭が動かないだけ! このままずーっと頭が動かない状態になっていたらどうしようかと不安になったが、一週間ぐらいで元に治った。 やれやれ。  私の頭脳動かなかったら、使い物にならないし!  頭脳は使い物にならなかったので、読書(軽い読み物)とマンガを読んですごした。最近オンラインでタダで(昔の)マンガ読めたりするのですねー。知らなかった。良い世の中になった。( イティハーサ とか読んでる人) もっとも宣伝が入っていたりするのだが。 今日の教訓 初めてコロナにかかった 過去のブログ ・ 2022年新年のご挨拶 ウィルスってすごい

The Magic of Thinking Big(大きく考えることの魔術―あなたには無限の可能性がある)

 ホノルルマラソンに行く前に読み終わった本はこれ。 The Magic of Thinking Big   日本語は、「 大きく考えることの魔術―あなたには無限の可能性がある 」である。前にブログに書いた「 お金持ちになるための40冊の本 」のうちの一冊である。  ChatGPTに訊いてみた。 ---- 「The Magic of Thinking Big」はDavid J. Schwartzによって書かれた自己啓発書で、1959年に初版が出版されました。この本はポジティブな考え方の力に焦点を当て、読者に対してより高い目標を設定し、自己疑念を乗り越え、ポジティブなマインドセットを育むよう奨励しています。 この本のキーポイントには以下が含まれます: 大きなことを考える : Schwartzは大きな目標を設定し、野心的な目標を持つことの重要性を強調しています。大きなスケールで考えることが、より大きな達成につながると述べています。 恐れと疑念を乗り越える : この本は、個人および職業的な成長を妨げる可能性のある一般的な恐れや疑念に対処しています。これらの精神的な障害を克服するための戦略を提供しています。 行動を起こす : "適切な"瞬間を待つのではなく、本は読者に対して即座に行動を起こし、目標に向けて働き始めることを奨励しています。 ポジティブなマインドセット : Schwartzは困難な状況でもポジティブな態度を維持することの重要性を訴えています。本によれば、ポジティブな考え方は結果に影響を与え、成功を引き寄せることができるとされています。 自信を構築する : 著者は能力への自信を構築する方法について説明し、個人の潜在的な可能性を信じるマインドセットを育むことの重要性を強調しています。 この本は多くの読者に影響を与え、時の経過とともに評価され続けていますが、自己啓発書に対する個々の意見は異なる可能性があります。この本の特定の側面について質問がある場合や、知りたいことがあれば、どうぞお気軽にお聞かせください。 ----  気に入ったところ 1. 大きな目標を持つ Think little goals and expect little achievements. Think big goals and win big success...

実験医学2023年12月号 炎症老化(Inflammaging)

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  実験医学2023年12月号は炎症老化(Inflammaging)  歳をとっていくにつれて慢性炎症が増えていく(?日本語おかしい?)話。私は100歳まで生きる気がするので切実な話である。あ、でもアメリカの食事と生活だから、もうちょっと早く死ぬかしら? でも片道1時間の自転車通勤してたしなー。今も走ってるし。。。。   話を元に戻して。 私は免疫に興味があるので、免疫細胞に焦点をあてる。歳をとると胸腺が老化してきて、胸腺が老化してくるとナイーブT細胞が出来なくなる。 胸腺細胞については、はたらく細胞でどうぞ 。はたらく細胞のせいで日本では免疫学者が増えるのかしら。。。 そうそう、この胸腺細胞教官がいなくなるのよね。どうなるんだと思ったら、胸腺は脂肪になってしまうらしい(涙)  ナイーブT細胞ができなくなると、免疫系は新しい脅威には対応できなくなる。老人にはインフルエンザのワクチンを年に2回打つことになるのもそういうことである。免疫細胞も昔のことは覚えているけど、最近のことは覚えることは難しいからね。 老化していく免疫細胞の話を読んでるだけで悲しくなってきたが、不思議な現象も出てくるらしい。 スーパーセンナリアン(110歳以上の人)の免疫細胞にはCD4+キラーT細胞があるそうな。 普通はキラーT細胞はCD8+であって、CD4+じゃない!CD4+キラーT細胞って一体なに!と思って一年ぐらい経っているが、 一体何ものなのでしょう。。。なぜ興味があるかというと、以前こんなレビューを読んだからである。   Cytotoxic CD4 + T cells in cancer: Expanding the immune effector toolbox (Immunity)  CD4+キラーT細胞がガンにいて、抗腫瘍免疫に貢献しているという話。 そのCD4+キラーT細胞はお年寄りの身体で一体何をしているのか。。。謎ですねー。 次に気になったのはTertiary Lymphoid Structure(TLS)の記事 。免疫細胞はウィルスとか細菌とかに出会った場合にリンパ腺に移動し増える。増えたときに綺麗な構造をつくるがこれはSecondary Lymphoid Structureと言われる。似たようなものが他の組織にでき...

起業家のポッドキャスト(How I Built This)

昔会社の人事の人に教えてもらったポッドキャストを最近ジョギング中に効いている。 How I built this いろんな起業家にインタビューをし、どうやって会社を作ったかを語ってもらうポッドキャスト。インタビューアーのGuy Razの聞き方が上手なのもあるし、語るほうも苦労から成功から上手になんでも語ってくれる、楽しいポッドキャストである。  月にレアメタルの発掘に行く会社を作るとか。 電気自動車のピックアップトラックを作る会社とか。 ファッション打ち立てたとか。 Kombucha (日本の昆布茶ではない)を自宅のキッチンで作るところから始めたとか。 どん底から這い上がって化粧品の会社を作ったとか。 Shared kitchen(共同キッチン)で食べ物作ってDoorDash(食べ物を配達してくれるアプリ)で配達したとか。レストランにもバイオテックみたいなインキュベーターがあるようで、びっくりした。でもよく考えたらクッキングも実験も同じような感じだし。 聞いてて非常にモチベーションの上がるポッドキャストである。もう勘違いして私も会社が作れるんじゃないかとおもうぐらいモチベーションがあがる(笑) 起業してみたい人は是非どうぞ。英語の勉強にもなるし。 今日の教訓 起業家のポッドキャストを聞くとモチベーションが上がる。 過去のブログ ・ お金持ちになるための40冊の本

401kの移動&その他 2023年失業記録その6

 「 LinkedInのアップデート 2023年失業記録その5 」の続き 401kの移動 会社の401kの報告書が送られてきた。なんと手数料を結構取っている!!!! 去った会社の401kはそのまま維持してもよいが、IRAに移してもよいとのことなので、IRAに移す事にした。 Considerations for an old 401(k) - Fidelity 会社の401kのアカウントも私の普通のアカウントもFidelityなので、Fidelityに行った。 いつもの通りだが、なぜかイケメンのお兄さんが対応。どうしてFidelityは育ちの良さそうなお兄さんがいつも対応してくれるんでしょう?? IRAに無事移してもらったあと、現金(というかMoney Market)になるので、次のを選びなおさないといけない。幸い Kiplinger's personal Finance (私がいつも読んでるファイナンスの雑誌)でThe 75 Biggest 401K Fundsという記事があって、今まで選んでいたものよりもリターンが良いものがあることを発見し(!!!!)それに変更することにした。 たまには選んだFundsはチェックしたほうが良いということかしら。。。。ちょっとの違いも10年後には大きな違いになるし。 その他 さて、職をなくして悲しい事に時間だけはたくさんあるので、これを機会に(?)いろいろなことに手を広げる。 まず無料のサービスを徹底的に検討することにした。近くの図書館でカードを作った。Harvard Business ReviewとかWall Street Journalとか、Kiplinger's personal Financeが置いてある。さすがにScienceとかNatureは置いてない(笑) 2-3週間以内に本を読みきることは私には不可能なので本は借りないが、雑誌をペラペラめくるぐらいなら全然OK。あとオンラインで読める本とかもある。なぜかオンラインで読める新聞もある。これって、オンラインでそのまま読めちゃったら新聞の購読いらないんじゃ? 次にSubscriptionのチェック。ちりも積もれば山となる? 必要なさそうなsubscriptionはとりあえず停止。一旦停止して、それでも欲しくなったらまた再開すれば良いの...

LinkedInのアップデート 2023年失業記録その5

 失業シリーズ「 キャリア支援サービス 2023年失業記録その4 」の続き アメリカでは大抵の職のお誘いはLinkedInから来る。たまに他のところからくることもあるが、大抵のお誘いはLinkedIn。新しい職も大抵はLinkedInに載っている。むかし部下を雇うためにLinkedInを使ったことがあるが、結構な応募があったものである。今ならもっとたくさん応募があるに違いない。  まずしたことは、おおっぴらに「Open to Work」に選択を変更。この設定にすることによって、「職探し中」ということがわかるようになる。その時にメッセージを書いても良いので、他の人のを参考にしながら、会社の戦略により職を失った事、次の仕事はどういうのが良いかなどを書く。その後ChatGPTに直してもらった。  キャリア支援サービスのウェブサイトにもLinkedInのアップデートの仕方が載っているので、それを参考にしながら他の部分もアップデート。 1. タイトルのところを変更する。普通は職名+会社名という設定になっているが、これはいろいろ変えれる。いろんな人のを参考にしながら変更。 2. Aboutのところを変更。制限文字ギリギリのところまで使って良いらしい。しかも最初の3行ぐらいはクリックせずにもみれる。。。とのこと。スキルも全部書く事。 3. 他の経歴のところもちゃんとアップデート。 Resumeは簡潔に書いたほうがよいが、LinkedInは制限がないので、いろいろ付け加えていっても良いらしい。何も書いてない人から、長々と書いている人までいろいろいる。ああだこうだといろんな作戦が載っているが、これまたChatGPTが手伝ってくれるので、いろいろ試してみながら、アップデートした。 世の中便利になりましたよ(笑) まあアップデートしたのち気に入らなかったら書き直せば良いだけだし。 キャリア支援サービスのウェブサイトに載っている情報によると、普通のソーシャルネットワークのように記事を載せたり、人の記事をLikeしたりしたほうが良いらしい。いや、いろいろありますな。。。せっかくなので(?)、サイエンス上で面白いと思った事がたまにあるのでそれを載せることにした。  今日の教訓 LinkedInのアップデータとは大切。 過去のブログ ・ キャリア支援サービス...

キャリア支援サービス 2023年失業記録その4

「 失業後の健康保険 2023年失業記録その3 」の続き。  「失業しました! 2023年失業記録その1」に書いていたSeveranceのパッケージにキャリアコーチ(という名前だと思う)が入っているが、さっそく連絡をくれた。会社が準備してくれたわけである。私は好奇心が強いので、そういうのは全部経験することにしている。 ほがらかな女性が私の担当。まず、質問票があって、それを埋めてくれとのこと。この質問票が面白い。普通職を失ったらそのまま同じような職に就くことを考えるのだが、質問票には、「会社を作るのはどうか?」(!)とか「会社を購入するのはどうか」(!!!!)を考えさせるような質問があって、考えさせられる。Retirement(引退)もあったけど、 FIRE はまだちょっと先だな。質問票を埋めながら、 ・バイオテックの会社を作るのは大変じゃない? コンサルタントの会社ならともかく。 ・会社を購入って、プログラムのin-license????  ・今後のバイオテックの動向を考えると、学んでおいたほうが良いスキルとかもあるかも? AIとかAIとかAIとか。 といろいろ考える私であった。 キャリアコーチの女性には別に何を訊いてもよい。ネットワークイベントに行くべきとか、Resume(日本でいうところの職務経歴書?)の書き方とか、カバーレターの書き方とかを教えてもらう。ややこしいのはApplicant Tracking System (ATS)。またChatGPTに訊いてみる。 ---- Applicant Tracking System(ATS)は、企業が求人募集プロセスを管理し、候補者の選考プロセスを効果的に追跡するためのソフトウェアです。これは、人事や採用担当者が応募者の情報を整理し、効率的に管理するために使用されます。 以下は、ATSの主な機能や利点のいくつかです: 求人情報の管理: 求人情報を作成し、ウェブサイトや求人ポータルに掲載することができます。ATSは、求人の更新や削除などを容易に行えます。 履歴書の管理: 応募者の履歴書や職務経歴書をデータベースに保存し、必要な情報を検索しやすくします。 応募者の追跡: 応募者がどの段階にいるかを追跡し、選考プロセスを透明化します。これにより、担当者は候補者とのコミュニケーションを強化し、タイムリーに行動す...

失業後の健康保険 2023年失業記録その3

アメリカの健康保険は高い! マサチューセッツ州で健康保険を持っていないと罰金を取られるので、というよりもアメリカで健康保険もっていなくて何か病気か怪我したら、と考えるだけでも恐ろしいので、まずCOBRAを検討。またもやChatGPTにCOBRAは何かを訊いてみる(爆笑) ---- COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、アメリカ合衆国の連邦法であり、労働者およびその家族が雇用終了後に健康保険の一時的な継続を受けられるようにするための法律です。COBRAは1985年に制定されました。 COBRAの主な目的は、雇用者から提供されていた健康保険の継続を、雇用者が解雇、退職、または労働時間の減少などの理由で保険を失った場合に提供することです。通常、雇用者が提供していたグループ健康保険プランに参加していた被保険者とその家族がCOBRAの恩恵を受ける資格があります。 以下はCOBRAに関する主なポイントです: 継続期間 : COBRAに基づく健康保険の継続期間は、通常、雇用終了後18ヶ月です。ただし、一部の条件が満たされる場合、この期間は最大36ヶ月まで延長されることがあります。 保険料 : COBRAの被保険者は、通常の雇用者と同じ保険プランを利用するため、保険料は通常の雇用者の保険料と同じでなければなりません。ただし、被保険者は通常、雇用者が支払っていた全額を負担する必要があります。 申し込み期間 : COBRAの利用を希望する場合、被保険者は雇用終了後60日以内に申し込む必要があります。遅れて申し込むと権利を失う可能性があります。 資格条件 : COBRAの利用資格は、雇用終了、退職、労働時間の減少、または他の一部の特定の状況によって保険を失った場合に与えられます。 COBRAは、一時的な健康保険の継続を可能にするための法律であり、雇用者とその家族が予期せぬ健康上の問題に対処するために重要な手段となります。 ---- なるほど。 COBRAの資料が送られてきたのでみたら、ものすごく高い! 資料を読んだら「他の健康保険を探したほうが安いこともあるので、調べてください」と書いてある。紹介されているウェブサイトから州の Massachusetts Health Connector にいって調べてみた。確かに安...

失業保険を申請する 2023年失業記録その2

「 失業しました! 2023年失業記録その1 」の続き  まずすることは、Unemployment insuranceを州に申請すること。またもやChatGPTにきいてみる(笑) ---- 「Unemployment Insurance(失業保険)」は、労働者が失業した際に一定の収入補償を提供する制度のことです。この制度は、多くの国で採用されており、失業保険の仕組みや条件は国によって異なりますが、基本的な目的は労働者が雇用を失った場合に生計を維持するための一時的な経済的支援を提供することです。 失業保険の仕組みは以下のようなものが一般的です: 保険料の支払い: 労働者や雇用主は、一定の保険料を支払います。これにより、失業保険基金が形成され、将来的な給付に利用されます。 資格条件: 失業保険の給付を受けるには、特定の条件を満たす必要があります。例えば、雇用を失った原因が仕事の適性不足や自己都合でない場合があります。 給付の期間と額: 失業保険は通常一定の期間にわたって支給されます。給付額は、被保険者が前職での給与に基づいて計算されることが一般的ですが、一定の上限が設けられることもあります。 仕事の探し方: 失業保険の給付を受ける際には、求職活動を継続することが求められることがあります。これには、仕事を探すための活動や雇用主からのオファーを受け入れることが含まれます。 失業保険は、労働市場の変動や不確実性に対処し、労働者が失業時に安定した生計を維持できるようにするための社会的な安全網の一環として考えられています。 ---- だそうな。ちなみに失業保険で調べていたら、 在ニューヨーク日本総領事館の「各州における失業保険給付の概要」 というページも見つけたので、こっちも参考まで。 私はマサチューセッツ州で働いているので、「 Department of Unemployment Assistance」のページ から申請。 失業保険も収入と考えられるらしく、税金をはらわないといけないところがミソ。 マサチューセッツ州の条件で興味のあるかたは、  ・ Check eligibility for unemployment benefits (誰がもらえるか) ・ How your unemployment benefits are determined ...